施設外活動 ~春の散策~

寒さも和らぎ春の陽気を感じる季節になりました。

施設外活動「春の散策」として、「平川動物公園」に行きました。
コロナで外に出る機会が少ないので、おもっいきり身体を動かしてストレスを吹き飛ばし、
動物を観て癒されながら春を満喫して頂きました。

自分達の好きな弁当を前もって選んでもらいました。
「これも食べたいけど、どうしよう」と迷っていましたが、嬉しそうな表情。

動物園の入園者が少ない日を選び、雨が降らないかドキドキしながら当日を迎えました。
弁当を受け取り、密になる時間を避け、早めに食事を摂ってもらいました。

食べた直後に「次はいつ食べられる」と聞かれる入所者がいて、久しぶりの弁当に笑顔が溢れていました。
それだけでも今回の計画は良かったと思えます。

 

普段歩くことが少ない入所者も意気揚々と歩く姿があり、疲れたか聞いても「大丈夫」と足早に歩いて、
離れすぎないように止めるのが大変でした。

 

やはり「コアラ」が一番人気。

先にどんどん行っていた入所者も立ち止まってじっくり観ていました。

 

売店でのお菓子購入も好評でした。最後までペースが落ちることなく歩くことができて、
「楽しかった。また来たい」との言葉があり、楽しい一日になりました。

 

コロナ感染対策を徹底していましたが、鹿児島県の感染者が拡大したため、
数名の入所者は動物園を延期することにしました。楽しみにしていたようですが、
「仕方がないよね」と理解してくれています。

「弁当だけでもたべれたらいいな」との声も聞かれたので、近くのゲートボール場まで歩き、
弁当を食べる食事会をしました。

いつもの散歩コースではありましたが、足の悪い入所者に車移動を勧めても
「自分で歩く」と張り切って歩かれています。

いつもと雰囲気が違い、ゆっくり周りの景色を眺めながら歩いていました。

 

天気がよく、爽やかな気温であったこともあり、
「外で食べられてうれしい」と言っていました。

桜も残っており、春を感じて頂けたと思います。

 

コロナの感染対策を徹底していても不安が拭えない状況が今もなお続いています。
コロナに負けず充実した生活を送れるように日々取り組んで参ります。

活動の様子 ~糖尿病学習会~

活動の中で毎月テーマを決めて学習会を行っています。3月は、「糖尿病について」でした。

 

回復、緩和もしくは予防のため、糖尿病の基礎知識を看護師が講師となり学びました。


糖尿病とは どんな病気であるのか、どのような症状が現れてくるのか、どうして治療が必要になるのか、
合併症について、日常生活の注意点などを学びます。

 

入所者の方々は、真剣な表情で取り組んでいました。特に看護師お手製の糖尿病についての絵本は好評でした。


お菓子やジュースに含まれる糖質がひと目で分かる仕掛けなど、理解しやすかったようです。
思っていたよりも砂糖が入っている量に驚かれていましたが、甘い物好きの方には頭が痛い内容だったかなと思います。

 


入所者の中で症状が良くなった方が、「自分も前は糖尿病だったけど今は治っている」とみんなの前で話しをしてくれました。

 

救護施設には、さまざまな理由の方が入所されています。自分自身の病気について知ってもらうことが大事です。
今後は病気についてだけではなく、メンタル面や社会生活、日常生活を送るために必要な制度(介護・福祉)などを知ってもらう
学習も取り入れていく予定です。

学習会を通して、健康を意識した生活を心掛けて頂ければ幸いです。

節分

旧暦では,2月4日あたりの「立春」の日が1年の始まりとされていました。そのため,立春の時期は豆まきをして一年の穢れを祓い清める風習が生まれ,のちの節分として定着していったそうです。現在,コロナ禍の中で,入所者の方々は,外出もままならない中で主に施設の中での生活を強いられておられます。入所者の方々に少しでも季節を感じて頂くと共に,新型コロナウイスが一日も早く終息に向うよう願い節分の催しを開催しました。

最初に施設長から節分についての説明が有り,入所者の方々も改めて節分の意義を再認識された様子でした。

次に,年男年女の方をたくさんの方々が拍手をされ,とても良い雰囲気に包まれました。

レクリエーションでは,何が出て来るか楽しみな様子でしたが,鬼に扮した職員が2名登場すると,爆笑に変わっていきました。「鬼退退治風玉入れ」では,節分豆の代わりに,新聞紙で作った玉を鬼目掛けて投げる人,味方の鬼の背中のカゴに投げ入れる人と様々な様子が見られました。

今回の行事を通じ,季節の冬から春への移り変わりを感じることが出来た様子でした。来年こそは,コロナが終息していることを願うとともに,誤嚥の心配もあるものの,新聞紙ではなく,節分豆を味わう工夫ができないものか考えていきたいと思います。

クリスマス会

12月に入り、恒例のクリスマス会に向けて会場の飾りつけや出し物の練習を行いながら、準備を進めてきました。

クリスマス会当日は、もちろん感染症対策(飛沫防止シート・換気・ソーシャルディスタンス等)を行っての実施になります。
クリスマス会は午後を予定していますが、皆さん、朝からそわそわされ何度も会場を見に来られました。
まずは、音楽クラブによるハンドベル演奏「きよしこの夜・ジングルベル」の2曲演奏がありました。当日緊張もありましたが、何度も練習を重ねており、ゆったりとした綺麗な音色を響かせてくれました。
次は、法人内の職員にオファーした方の弾き語りコンサートです‼クリスマスらしい曲から年代に合わせた選曲で利用者さんも手拍子をされ楽しい様子がうかがわれました。生演奏での「赤鼻のトナカイ」の合唱を全員で行い、また、アンコールにもこたえていただき充実した時間になりました。
そして最後にはプレゼントを持ってサンタさんも登場し、大盛況のなかクリスマス会は終了しました。

  

会終了後「よかった~。」「楽しかった。」「歌が一番良かった。」などみなさん感想を述べてお部屋に帰って行かれました。

コロナ禍でなにかと制限される年でしたが、入所者の皆様が元気に過ごせるように職員も日々工夫し取り組んだ年でもありました。これからも入所者の皆様と職員で、ときわの丘をより良くしていきたいと思います。

健康診断~検診車~

今年度初めて、保健センターより検診車を出していただき、ときわの丘で健康診断を行いました。
当日の朝は、検診車が来たり、作業室や面談室を診察室にしたりと、テキパキと手馴れている保健センターの職員さん。準備に少しバタバタとする職員を横目にいつも通りの利用者さん。
名前を呼び、順番に降りてきてもらいましたが、血圧・身長・体重・採血などとてもスムーズに進みました。

健診後、いつもよりも軽めの朝食で午前中はゆっくりとしていただきました。
体の健康状態を調べて、心配事もなく年末を過ごして年を越しましょうね。

清掃活動がんばりました!

コロナウイル感染者は減少傾向ではあるものの終息とはいかず、まだまだ気が抜けない

日々が続いています。ときわの丘では先日、地域の清掃活動を実施しました。

 

ときわの丘で何か地域に貢献できないだろうかと色々検討を重ねてきましたが コロナ禍で

思うような活動ができずにいました。しかし、県内のコロナ感染者減少に伴い地域清掃活動の

計画をしました。入居者の方たちは体力作りの為に毎週火曜日に地域をウォーキングしています。

今回はいつものウォーキングコースに落ちているゴミ拾いと休憩所として利用させて頂いている

木屋宇都地区のグラウンドゴルフ場の清掃活動を実施しました。

 

 

ときわの丘からグラウンドゴルフ場までの道中では、入居者の方たちでゴミ拾う係・ゴミ袋を

広げる係と役割を分担しながら「あそこに落ちているよ!」 「こっちの袋にいれてね」等と積極的に

清掃活動に参加をする姿が見られました。

 

 

グラウンドゴルフ場の清掃が終わると、少し休憩を取らせてもらいました。

帰りの道も「もうひと踏ん張り!」と声を掛け合いながら協力して清掃活動に参加をしていました。

 

これから寒い季節がやってきます。これからも継続して活動に取り組めるよう体調管理に気をつけていきます。

期日前投票に行ってきました!

「選挙に行こう!」とテレビや広告等でよく目や耳にしますが、先日ときわの丘の入居者の方も

期日前投票へ行ってきました。

 

ときわの丘では、入居者全体の前で衆議院選挙実施のお知らせをした後、個別に投票の希望調査を

実施しました。入居者の中にはテレビや新聞等で選挙区の立候補者の情報を集める方もいました。

 

職員は、入居者の方たちが投票に対して少しでも興味・関心が向くように生活エリアに立候補者の

情報を掲示をする等工夫を凝らしました。

 

 

 

投票希望の入居者は、コロナウイルス感染予防対策を取りながら10月24日、26日、30日と3回に分けて

期日前投票に出かけてきました。

投票後は、「すごく緊張してたから綺麗に(候補者の)名前が書けてたか心配」 「開票日が待ち遠しい」等

と話されていました。

 

コロナ禍で色々な制限がありゴールの見えない中ではありますが、ときわの丘では可能な限り

入居者の方々の社会参加に繋がるようにサポートをしていきたいと考えています。

施設外活動(コスモス観賞)

さわやかな秋晴れの下、コスモス観賞とバラ園での施設外活動を行いました。
コロナ禍でなかなか外出機会のない中、少人数の3班に分かれ感染対策(3密回避・消毒・マスク)を確実に行いながら、第1・2陣は雲1つない青空の下、ウィズで作っていただいたお弁当とメロンパンを持って出かけました!

まずは、慈眼寺公園でのコスモス観賞です。一面に咲き誇るコスモスをみて「きれいだね~。」「来てよかった。気分が晴れるね。」の感嘆の声。

次は、錦江湾公園でのお弁当・おやつ(メロンパン)・バラ園散策です。
そして、何といっても外で出の活動の楽しみは〝お弁当″。みなさん到着したらすぐに「どこで食べますか。」と職員と協力して準備を始めました。
今回は「コロッケ弁当」です。
「美味しそう!」「秋晴れの下で食べると美味しいね。」「コロッケサクサクだよ。」とみなさんとてもうれしそうにあっという間に完食でした。
バラ園では色とりどりの花を見たり、香りを楽しまれたりと満喫していました。雄大な桜島も皆さんを歓迎してくれました。

帰りの車では、歩き疲れた様子でしたが、「次は、桜かな。」「この道は桜が両方あるから春はきれいかも。」と思いを春に向けていました。また、機会を作って施設外活動を行いたいと思います。皆さん、大満足の1日でした。

敬老会

まだまだコロナウイルス感染症の終息の見えない中ですが、若い入所者さんを中心に、マジックとハンドベルの演奏で先輩方のこれまでの労をねぎらい、感謝の気持ちを表し、併せて入所者全員の心の健康を維持する為に企画しました。
マジックは職員と一緒にネタを考え練習を重ねて、皆さんに楽しんで貰えるように当日本番前まで練習を重ねての披露です。
脱出マジックでは横から少しネタが見えた所もありましたが、そこは愛嬌、皆さんは笑顔でスルーし、「ほうー」という歓声まで頂きました。年配の方々の優しい気遣いです。

おかげで若い人達はほっと胸をなでおろしていました。


ハンドベルの演奏は秋をイメージした曲で「子狐こんこん」です。ハンドベルは初めてという方もいましたが、毎日の練習の成果で立派な演奏を披露し、年配の皆さんにも大変喜ばれました。


ささやかではありましたが、記念品も準備し、満面の笑みで受け取られました。年配の方々には、特別な職員手づくりの記念品も準備しました。

「人生生きてきてよかった」これを見て又頑張れる」との言葉を頂き、職員も嬉しく思いました。


最後は全員の記念撮影で締めくくりました。


敬老の日のお楽しみイベントばかりではありません。

今日の昼食は、皆さんからのリクエストがもっとも多かった大きなエビ入りの天丼でした。ここでも大盛り上がりでした。

 

夏祭り&かき氷フェス

コロナ感染が爆発的に増えて、施設外に出ることが今まで以上に困難になってしまいました。
入所者の表情も日を追うごとに暗く沈んで見えます。
そこで、去年好評だった「かき氷フェス」を今年も開催し、笑顔を取り戻してもらうことにしました。

 

「去年と一緒では面白くない。夏祭りを一緒にしては」と考えて、夏祭りにありそうなものを考えました。

「うちわ」「射的」「ヨーヨー釣り」・・・「ストラックアウト」?

 

利用者と一緒に準備に取り掛かり、気持ちを盛り上げていきます。うちわ作りに看板作り、ヨーヨーの風船を膨らませる作業。
「夏祭りが待ち遠しい」との声もあり、笑顔が日に日に戻ってきました。

 

職員も知恵を絞りアイデアが膨らみます。開会式に華を添えようと音楽クラブのハンドベル演奏をすることにしました。練習に入ります。

 

順調に準備も進み当日を迎えました。「夏祭り&かき氷フェス」の開幕です。

音楽クラブのメンバーは「うみ」「きらきら星」をハンドベルの涼やかな音色で披露しました。
始まる前は緊張した様子でしたが、練習の成果が出て間違うことなく奏でることができました。大きな拍手があり、終わったあとは安堵の表情へと変わっていました。

本当に素晴らしい演奏でした。

 

「自分達で作ったうちわ」と「催しものに参加したことが分かるスタンプラリーカード」を配ります。催しに参加したときカードにシールを貼るようにしました。

「射的」「ストラックアウト」では、景品を用意していたので、白熱して楽しんでおられました。

「ヨーヨー釣り」では、ゴムの輪っかに針金を引っ掛けるのが難しかったのか、何度も挑戦する入所者がおられました。

皆さんとても集中していて、あっという間に時間が来てしまいました。

 

次は「かき氷フェス」です。

今年も大好評で、2回目をお替りする方が多数いました。中盤に差し掛かり「くじ引き抽選会」です。スタンプラリーカードの裏に記載した数字が抽選番号です。
カードの数字を見比べて、自分の番号が呼ばれると勢いよく手を上げて満面の笑みでした。

今回の夏祭りの中で「くじ引き」が一番盛り上がりました。最後が笑顔いっぱいだったので、「夏祭り&かき氷フェス」は大成功であったのではないかと思います。

翌日には「昨日はありがとうございました。」「楽しかったです」と言ってくれました。

 

去年からずっと続く新型コロナの影響で、やりたいことが制限されストレスを感じている方も多くいらっしゃると思います。ときわの丘では、少しでも気持ちが落ち着くように、これからも楽しい企画を考えていきます。今回の「夏祭り&かき氷フェス」の様子を見て、ストレスを感じている方々の癒しになれば幸いです。