鬼退治

立春が過ぎても寒さは緩まず、いこいの丘でも園庭の散歩に行くことも儘ならず、皆さん冬ごもりの日々を過ごしています。

世間の報道でも毎日「コロナコロナ」で気が滅入りますね・・・

もううんざりですが、そんな「コロナの鬼」なんかに負けていられません。

毎日手洗い・マスク・換気・消毒に心掛け、幸いいこいの丘では1人の陽性者・感染者も無く過ごしております。

今は感染予防の為、皆が集まってのクッキングや接触しがちな行事も中止しておりますが、

先日は「悪鬼退散!」とばかりに『豆撒き』ならぬ、いこいの丘恒例の鬼への『ボール当て』で

【コロナの鬼退治】をしました。

何かと生活に制限をかける【コロナ】に皆さんストレスを感じられているようで、

例年になくボールを投げる勢いが激しかったように思われました。若く屈強な鬼も這う這うの体で退散!

そう!逞しい生命力を持った皆さんの方がコロナなんかより強い!これからも【変なもの】に惑わされず、

明るく楽しく暮らしましょう!

そして【コロナ鬼】を退治した後は、皆で作った『節分の壁面飾り』の前で勝利の記念撮影。

さながら福をもたらす【七福神】のようでした。

早く本当の『春よ来い』!

不審者対応訓練

1月18日(火)、しろやまの風と合同で【不審者対応訓練】が行われ、警察のかたが刃物を持った不審者という設定で、

男性職員数名がさす又を持って対応しました。

警察のかたが発する威嚇の言葉や模造の刃物は、訓練と分かっていても身体に緊張が走り強張ってしまいます。

男性職員達が言葉で相手を制しながら徐々に間合いを縮め、足を押さえつけるなどして数本のさす又で

相手を捕えることが出来ました。

警察のかたからは『門扉の施錠、インターホンで確認してから開錠、防犯カメラの設置』、又、

実際に侵入されてしまったら『すぐに通報、室内のブラインドを閉めて中が見えないようにする』等、

他にも色々とご指導いただき、又、利用者さん達も避難場所に集合待機という形で参加していただきました。

不審者の目撃情報は増加傾向にあるようで、訓練だけに終わらせないよう危機感を持ち続けることが重要だと再認識しました。
いこいの丘・しろやまの風・ときわの丘は皆さんの健康だけではなく、安全も守っていけるよう今後も様々な訓練に取り組んで参ります。

新春色々

年も明け、あっという間にもうすぐ大寒、寒いはずですよね。

しかし、いこいの丘の利用者さん達は元気そのもの。

皆さんそれぞれに防寒対策をされており、とにかく着込んで入浴の際には脱ぐのが大変というかたもいれば、

発熱装置の付いたベストでスッキリスマートに着こなしているかた、いずれのかたも「コロナもインフルエンザにも罹るもんか!」

という意気込みを感じます。

又、天気の良い日は昼食後に園庭を散歩されるのを楽しみにされている皆さんですが、さすがに『寒中』、

風の冷たさに二の足を踏んでしまいます。でも、しっかり屋内の廊下を歩き、来る春に備え歩行訓練を怠りません。

活動時間には新春を彩る絵馬や達磨作り、そして立春に向けての鬼作りに精を出され、早速仕上がった作品の前で記念撮影、

春が待ち遠しいですね。

絵馬に書かれた願い通り、今年も健康第一で良い年になりますように!

クリスマス会

12月25日(土)、今年最後のイベント『クリスマス会』を行いました。

昼食後、女性利用者さんにケーキ作りをお手伝いいただき、地域の利用者さん達が到着すると

パーティーの始まりです。

ジングルベルのBGMに乗り、台車のソリに乗った金髪サンタをおとぼけトナカイが引いて登場、

ひとしきり皆さんにクリスマスの華やかさを届けた後、BGMが『マツケンサンバ』に変わると

華麗なステップで特別ゲストの『マサ子ちゃん』が姿を見せ、いつもの仮装3人組が勢ぞろい。

途端に皆さんから喝采を浴び、マサ子ちゃんの大ファンのYさんは立ち上がって一緒に踊り始めます。

その姿を見ておられたMさんも加わりますが何故か踊りはお得意の『おはら節』、いつも興が乗ると

BGMそっちのけで「ヨいヤサ、ヨイヤサ」と唄いながら手振り足取りが始まります。

楽しんでおられて何よりです!

そのうち他の皆さんも立ち上がり、ほとんど『盆踊り大会』(笑)。

ハイ楽しければOKです!

 

その後はチーム対抗のフリスビーゲームや玉入れを行い、手作りケーキでお腹を満たした後、

お一人ずつプレゼントをお渡ししてお開きになりました。

年末寒波で寒い日が続きますが、元気に年末年始を迎えましょう!

皆さん、どうぞよいお年をお迎えください。

 

餅つき

時間が経つのは早いものでもう12月、クリスマスツリーを目にしたり華やかで慌ただしい頃になりました。

ウキウキワクワクでクリスマスも良いけど、やはり日本人は正月準備の餅つきですよね!

餅をついてお供えしてそして戴く、杵と臼を使うことの意味や『長寿、子孫繁栄、神様の力を戴く』という意味を知ると、

つくづく日本人で良かったと思わざるを得ません。

そしてその素晴らしい習慣を受け継いで来られた先輩方が、今年も餅つきに参加されました。

昨年同様、男性利用者さんと若手女性利用者さんが杵を振るって下さいましたが、やはり1年という月日は

若干体力を奪って行くようで、昨年より息が上がるの早くなっていた気がします。

それでも代わる代わるついてくださり、仕上げを若手職員に託しました。

「つくのは無理だけど、丸めるのは任せて」とばかりに、つきあがった餅は他の見学されていた利用者さん達によって

手早く丸められ、おいしそうなあんこ餅の完成!今年も正月準備が整いました。

 

そして先輩方は「ちと疲れたな」とお昼寝タイム、力仕事に立ち仕事、ホントお疲れさまでした。

準備をしてくださったしろやまの風の皆さん、今年も参加させていただいてありがとうございました。

クッキング

数か月ぶりのクッキング、今日は『芋餅』作りです。

利用者さんからサツマイモを沢山いただいたので、皆さんが馴染み深いおやつを作ることにしました。

午後から男性利用者さんが出来上がりを楽しみに待つ間、女性利用者さんのお手伝いでスタート、

マスクに手袋の衛生対策で芋を潰すことから始めました。

日頃手足腰の痛みを訴えることも少なくない皆さんですが、食材を前にすると経験のスイッチが入るようで、

手早くて構えが違う、手つきが違う、そして言わず語らずの連携がきちんと取れているのです。

その姿は長年台所に立った『お母さん』の姿で、チョット感動してしまいました。

 

混ぜたり捏ねたりすることはなかなか力の要る作業で、皆さんで何度も交代しながら

最後は綺麗な団子状に丸めて餅の出来上がり。その間僅か30分余り、早い!

今回は芋と白玉粉、小豆を使用し、ほの甘い『芋餅』に仕上げました。

 

待っていてくださった男性利用者さん共々3時のおやつにいただき、「うまかな!」と喜んで完食されました。

次も又、皆さんのカッコイイ姿見せてくださいね!

 

 

ハッピーハロウィン

日本でも定着しつつある風習のハロウィン、今年は1日早い10月30日に、放デイから可愛い子供たちが

お菓子を求めてやってきました。

いこいの丘の利用者さん達にはあまり馴染みのない行事ですが、近年耳にする事が多くなった為か、

ハロウィン⇒仮装⇒子供にお菓子、と言う事は皆さんご存じでした。

前以て「今日はハロウィンで、子供たちがやってきます。皆さんからお菓子を配って上げてくださいね。」

とお願いすると、「そうな。わかったわかった!」と子供たちが来るのを楽しみに待たれ、

「それでは私たちも何かお面でも付けようかね」と、それぞれにお化けやかぼちゃのお面を付けられていました。

子どもが大好きな皆さんが、今か今かとお菓子を手に待っていると、数名の子供さんが職員に連れられて登場、

「待ってました!」とばかりにお菓子をあげて、本当に嬉しそうに一緒に写真に収まり、

中にはご自分で作成した塗り絵を「あなたにあげたいの!」と手渡しされ、喜んだ子供さんを見て

幸せそうな様子のかたもいらっしゃいました。

 

短い時間でしたが、日頃あまり接点の無い放デイの子供さん達に、いこいの丘の利用者さんは元気をいただいたようで、

ありがとうございました。

来年もお待ちしていますね!

コスモス見学

久々の外出で、コスモス真っ盛りの慈眼寺公園に行ってきました。

暑からず寒からず、午前中の雨に洗われ花びらの色も一層鮮やかさを増し、小春日和の陽気に皆さんも

晴れ晴れとした様子でした。

今まで送迎の車中からしか見ることが出来なかった花を手に取り、「花びらが大きかぁ、背丈もあるねぇ」と

じっくりと愛でられ、「いい匂いがするなぁ」と甘い密の香りを胸に溜めておられました。

広い敷地を歩き回ることは出来ませんでしたが、赤とんぼを見つけたり、高台の東屋からの眺めを満喫され、

皆さんの明るい笑顔をカメラに収めることが出来ました。

日頃いこいの丘の中では皆さんきっちりとマスクを着用されていますが、この時だけは解放され

思い切りコスモスの生気を感じていただきました。でもこの後はすぐにマスクONでした。

道中、柿の木に実がたわわに生っているのを見かけ、「美味しそうだね、昔はああしてこうして

干し柿を作ったもんだよな」と私たちの知らない知識も披露され、食の話になると盛り上がって食欲も旺盛、

『花より団子』ですかね。

夏の暑さを乗り切った皆さんは、味覚の秋を迎えて一層元気です!

次は紅葉も観られたらいいですね。

 

誕生会

今月9月は男女1人ずつ、お2人の利用者さんが誕生日を迎えます。

お1人は88歳で米寿を迎えられ、鹿児島市からのお祝いも届き喜ばれていましたが、

コロナのせいで以前のように市の職員が直接訪問してくれなくなったことが残念だとおっしゃっていました。

本当にそうですよね。コロナのせいで色々なことが制限され、いこいの丘でも皆さんが楽しみにされていることが

いくつも削られています

だからこそ皆さんのお誕生日は明るくお祝いしたいものです。



もうひとかたの利用者さんは、昨年の誕生日も皆が祝ってくれたことに感激され、

涙を流され喜んでくださいました。

そして今年もご自分の誕生日と利用日が重なることを知り、他の利用者さんにその日は休まずに

来てくれるよう念押しするなど、誕生日祝いを心待ちにされ、当日もプレゼントを胸に満面の笑みで何度も

「ありがとう!」と口にされました。




 皆さん、いこいの丘をご利用してくださって数年、これまでの写真をご覧になって「若かったなぁ」、

「あの時はこうだった、ああだった」としっかり覚えておられます。皆さんの笑顔を沢山撮り溜めて行きますので、

来年も思い出話で盛り上がりましょう!

夏祭り

8月7日、今年も夏祭りを行いました。

恒例だった『本格そうめん流し』が新型コロナ感染予防の為実施出来なくなって2年、

今年も安心な個食メニュー、夏の味覚の『冷やし中華』を準備しました。

今回も女性利用者さんに、トッピングのきゅうりやハム・卵の準備や、おにぎり作りのお手伝いを

お願いいたしました。おにぎりってその方なりの握り方があって、三角や丸・俵型、自分の握り方と違うおにぎりに会うと、

よりおいしそうに思えてつい手が出てしまいませんか?

それはさておき、メインの冷やし中華だけでなく数種類のおかずを準備すると、皆さん好きなものを

手に取りいつも以上の食欲を発揮されていました。

午後はゲーム大会、『射的』や『魚釣り』で点数を競い、それぞれに賞品が準備されている為、

なかなか的に当たらなくて「ア~、上手く当たらん!」とか、一匹でも多く魚を釣りあげようと、皆さん真剣な表情です。

その後はいつも大好評な仮装大会!

今年は『東京オリンピック』の盛況にあやかり、いこいの丘代表のアスリートが登場します。

種目は『重量挙げ』や『砲丸投げ』のパワー系。両種目のアスリート共、体型は立派なパワー系なんですが、

肝心の筋力が残念で手技になっても『わなわな・プルプル』と何とも情けない・・・。

ならば美と躍動を競う『アーティスティックスイミング』で勝負!と、 登場したのは「さっき見たような?」

立派なお腹の選手(二刀流か?)。

バッチリメイクに、洗濯ばさみのノーズクリップ。得意の足技を何度も披露して爆笑の渦、皆さんから喝采を浴びていました。

 

最後はお決まりの『スイカ割り』、一人一刀ずつ皆さんの掛け声に誘導されてスイカを目指します。

この頃になると、一部の利用者さんに大人気の謎の美魔女『マサ子ちゃん』も新宿2丁目から駆けつけてくれ、

「キャー、〇〇さん頑張ってぇ~!」と黄色い声援を送ります。(皆さんが上手く叩けなかったのは、

この声援のせいなのか?)。ともあれプログラムを終えて皆さんで記念撮影をし、スイカも美味しくいただきました。

 

いつもより中身の濃い一日でしたが、皆さんお疲れにならなかったでしょうか?

今年もご参加いただき、ありがとうございました。