本日は,毎回子どもたちが楽しみにしているクッキングに取り組みました。今回はお好み焼きに挑戦です。最初に「これは何かな?」と材料の確認をすると「お水だ!」や「レタスかな?」と元気に答える子どもたちでした。レタスとキャベツは似ていますが,皆でよく見てキャベツだということを確認しました。続いて溶き卵を見ると,普段見ている卵のイメージと違うことに気付き不思議そうな表情でしたが「白くて丸いのをパカッと割ると?」とヒントを出すと「卵!」と自慢げに答えることができました。
材料の確認を終えると,いよいよ調理に取り掛かります。今回は「混ぜる」工程に挑戦しました。10回ずつ混ぜたら次のお友達に交替するという約束を確認して,1人ずつ順番に取り組みます。早く混ぜたい気持ちを我慢しながら,お友達が頑張る様子をじっと見ている姿に成長を感じました。自分の番が来ると,大きなスプーンを持ち片手でボウルを押さえながら混ぜることに苦戦しながらも,こぼさず上手に混ぜることができました。最後に豚肉を混ぜて出来上がりです。「美味しくなってねー!」とお好み焼きの生地に手を振り,おやつの時間を心待ちにしている子どもたちでした。
そして待ちに待ったおやつの時間に,焼き上がったお好み焼きを食べました。自分で作ったという経験が食べる意欲に繋がり,より一層美味しそうに食べる子どもたちでした。
実際に食材に触れたり簡単な調理に挑戦したりすることで,自分が食べる物をイメージしやすく食材をより身近に感じられるのではないかと思います。何より「自分が作った」ことの喜びを共有できることは,子どもたちにとって嬉しい経験です。また,食べ物に関する絵本も大好きで,絵本の場面をイメージしながら給食を食べる姿もあります。今後もクッキングや食育,絵本の読み聞かせ等を通して食への意欲や喜びに繋がるような活動に取り組んでいきます。(坂元)