令和6年度ペアレント・プログラムについて

めばえでは令和6年9月から今年で7回目となるペアレント・プログラムを実施します。

「ペアレント・プログラム」とは,保護者の皆さんが,子どもさんの個性に合った関わり方を 学びながら日頃の子育ての困りごとを解消し,楽しい子育てができるように支援する 「子育て応援プログラム」です。一緒に子育てのヒントを探してみませんか?

ホームページをご覧になった一般の方や,他の療育施設を利用されている子どもさんの保護者の方も広く募集しています!

【まだ参加枠に空きがありますので,ご興味がありましたら是非ご参加下さい。】

詳しくは,下記の募集案内をご確認下さい。↓

令和6年度ペアレント・プログラム参加者募集について

放デイ:季節の制作

今回は,季節の制作として,暑い季節にぴったりのミニ扇子とミニ団扇を作りました。

子どもたちも目を輝かせながら集中して制作に取り組んでいました。

ハサミで画用紙を切る工程では,真剣な表情で線からはみ出さないようにハサミや画用紙を動かしていました。

その後,扇子や団扇に飾り付けをする工程では,どんな絵を描こうかなど想像しながら思い思いの扇子や団扇を作ることができました。

完成した扇子や団扇で自分や職員を扇ぎながら,作った作品を使って暑い一日を楽しんでいました。

ほし スライムあそび

今回は,材料が変化していく工程を確認し感触を楽しむことをねらいとして,スライムあそびを提供しました。

子ども達に事前に作る工程を見てもらい,徐々に固まっていくスライムや伸びているスライムを見ることにより,見通しを持ってスライムを作ることに対する意欲を上げることができました。そこからスライム作りができるように,1人1つプラスチックコップを提供し,スライムの材料を確認しながら作っていきました。まずは,色水を3色用意し「赤色だね」等と声掛けを行いながら色の確認を行い,1人ずつ作りたい色を選びました。

次に,洗濯のりとホウ砂水を入れ「がんばれ。」「混ぜるよ。」と声掛けや一緒にして混ぜることでスライムが完成しました。スライムが出来上がっていくと,子どもたちも嬉しそうな表情でした。

次に感触を楽しむことができるように机やトレーに広げてスライムで遊びました。言葉の表出に繋がるよう「冷たいね。」「ぷにぷにしてるね。」等と声にする子どもたち。一緒に感触を共感しながら楽しみました。

遊び込んでいると,青色と赤色を混ぜて紫色を作り「ぶどうジュースだよ。」と見立てあそびをするお子さんもいました。また,スライムの感触が苦手なお子さんには,作る工程を支援者と確認したりジップ付きの袋に入れたスライムを提供し,感覚刺激を減らす事で最後には指先でつついて感触を味わう姿がみられたりしました。

今回は感触を楽しんだり3つ色を用意して色を確認したり,感触が苦手な子には,ジップ付きの袋に入れて提供する等提供して行きました。

ご家庭では,なかなか機会のない遊びだと思います。様々な経験を重ねることができるよう工夫してあそびを提供していきます。

(安田)

放デイ:手作り玩具

 

制作を通して道具の使い方を知り,指先の巧緻性を養うことや自分が作った玩具で遊ぶ楽しさや達成感を感じることをねらいとして手作り玩具の活動を行いました。

手作り玩具の活動では今まで腕時計やカメラ等様々な物を作ってきましたが,今回はフォトフレームを制作しました。始めに作り方の確認を行うと,自分の写真を見て「僕だ!かっこいい!」とワクワクしている様子でした。

まず両面テープの台紙を剥がす作業を行うと「難しい。」と言いながらも集中してテープを剥がし,画用紙を折っていくことができました。

 

次にフォトフレームの周りをシール等で飾りつける作業を行いました。「どのシールを使いたいですか?」と尋ねると言葉や指差しで使いたいシールを教えてくれました。みなさん,それぞれデザインを考え,めばえで撮った思い出の写真を素敵に飾り付けてくれました。

出来上がったフォトフレームを笑顔で眺めたり,帰りの送迎バスまで手放さなかったりとみなさん喜んでいました。

 

今後も活動を通して様々な工作,制作等に取り組んでいきたいと思います。

放デイ 放デイ合同研修会

法人内で放課後等デイサービスを行う「児童支援センターしろやま」「サニーキッズ」「めばえ」の職員が集まって合同研修会を実施しました。

同じ放デイ事業所同士でもしっかりと顔を合わせるのは今回が初めてでしたが,互いの事業所のことについて理解を深めたり,テーマを決めてグループワーク等を行うことで,活動を行う上での工夫や視点の共有をしたりすることができました。

今回のような研修を通して,めばえだけではなく,常盤会の放デイ全体で子どもたちに提供する活動の幅を広げ,3事業所が連携を深めることでさらに充実した支援が提供できるように努めていきたいと思います。

 

放デイ 交流活動

今回は,鹿児島大学の「児童心理研究会」に所属する大学生の方と一緒にめばえで交流を行いました。

始めは,緊張した様子の子ども達も自己紹介やチームに分かれて協力して玉入れに取り組む中で徐々に打ち解けて楽しい時間を過ごしていました。

活動後の余暇時間では,それぞれ大学生のお兄さん・お姉さんと一緒に思い思いの時間を過ごしていました。一緒に折り紙や塗り絵をする中でお互いに方法を教えあったり,風船を使って身体を動かしたりと充実した時間を過ごすことができました。

短い時間でしたが,笑顔溢れる貴重な経験をすることができました。

児童心理研究会の皆さん,ありがとうございました。

にじ 布あそび

今回は,様々な布の感触の違いを知り,手指の巧緻性を高めることをねらいとし,様々な布を使用して傘づくりに取り組みました。

まず初めに,布の感触を知ることができるよう,活動の導入でさらさらした生地やざらざらした生地の布,毛糸等様々なものを触ったり,どのような感触か考え全体で共有したりする時間を設けました。子どもたちは「ざらざらする!」や「こっちはもふもふだけどこっちは固い。」等感じたことを詳しく伝えてくれました。

 

次に,手指の巧緻性を高めることができるよう,布を貼り付ける部分の両面テープを自分で剥がしたり,小さく切った布を提供して枠内に敷き詰めたり模様を作ったりする作業を促しました。子どもたちは,布の感触を確かめながら好みのものを選択し,枠内に綺麗に敷き詰めたり,余白を模様に活用したり等個性あふれた自分オリジナルのものを作り上げることができました。

 

最後に,自信や達成感に繋げることができるよう,完成した作品について頑張ったところや好きなところについて発表する時間を設けました。発表することに緊張していた子どももいましたが全体で称賛したことで最後には笑みを浮かべていました。今後も“楽しい”と感じる活動の中で,子どもたちの発達を促したり得意分野を伸ばしたりすることができるよう,様々な活動を提供していきます。

                                             (中野)

6月 避難訓練

地震や豪雨災害など日本は災害の国といわれています。めばえでは火災,地震,風水害など様々な事態を想定した訓練を毎月行っています。

今月は,がけ崩れや豪雨災害を想定し「大雨特別警報」の発令に伴い避難を実施しました。気象庁より住民がどのような行動を取る必要があるか直感的に理解できるために警戒レベルを設定しており,大雨特別警報はレベル1~5のうち最も危険なレベル5の状況とのことです。

館内放送にて警報の発令や避難場所,避難ルートを一斉に放送します。「大切なお話をします。お友達は静かに聞きましょう。」と伝えると,放送に気付いて「何だ?」と耳を傾けてくれるお友達がたくんさんいて,静かに聞く様子が格好良かったです。

グループごとにバスに乗り込む際も,落ち着いて乗り込む様子がみられました。万が一の際は大雨が降っているため,今日以上の注意が必要です。バス内では人数の点呼を行い,管理者へ報告します。おおよそ5分の間に全員の避難が完了し,出発できる状態になりました。

避難訓練の振り返りでは「今日は大雨の訓練だったよね。」,「バスで逃げた!」と流れを伝えてくれたり支援者の話やイラストカードにじっと目を向けたりする姿があり,めばえ内の廊下にある「防災コーナー」と見てくれている子どもたちもたくさんおり,避難訓練に慣れてきた頼もしい様子に成長を感じました。

保護者の皆様からお預かりしている大切な子ども達や自らの命を守るため,職員からも反省や意見を吸い上げながら改善し,有事に備えて今後も訓練して参ります。

事故防止・防災委員:春田

ほし 絵カード

木々の葉が青々と茂り,夏を感じる季節となりました。

今回は,食べ物や生き物,道具,色等の名前を知ることをねらいとして,絵カードの活動を提供しました。個々の発達段階を把握し,1人1人に合った支援ができるように,個別で取り組みました。

まず,子どもたちの意欲を引き出せるように,どのジャンルから挑戦するか選んでもらいました。動物の絵カードを選んだ子どもたちには「これは何の動物?」と絵カードを提示しながら尋ねると「ウサギ!」や「ピョンピョン!」と答えることができました。中には,ジェスチャー付きで教えてくれる子どもさんもいました。

また,言葉で答えることが難しい場合には,2~4枚の絵カードを提示して「ゾウはどれかな?」等と尋ね,名称と絵カードのマッチングを行いました。「凄いね!」や「よくできたね!」と声掛けを行うと,ハイタッチで喜びを表現してくれました。絵カードの名前を確認した後には「これはどんなときに使う?」等と道具の用途を確認したり「リンゴは何色?」等のクイズを提供したりしました。また,他児との関わりに繋がるよう,写真カードを提示しながら「次のお友達を呼んでみよう!」と声掛けを行うと「〇〇ちゃ~ん!」と名前を呼んだり優しく肩を叩いたりする姿がみられました。だんだんと他児にも慣れ,交友関係が広がってきているので,今後も子ども同士の関わりが増やせるように働き掛けていきます。

今回は,絵カードで様々なものや色,数字の確認を行いましたが,今後も1人1人の興味や関心,発達段階に合わせた活動を提供して,成長に繋げていきたいと思います。ご家庭でも,絵本の読み聞かせや買い物の際に「これはリンゴだね。丸いね。」等と簡単な言葉で短く伝えることで身近なものについて覚えることができるので,ぜひ親子のコミュニケーションに取り入れてみてはどうでしょうか。

(藤谷)

にじ 季節の制作(あじさい)

 今回は,手本に沿って丁寧に作品を作ることをねらいとし,季節の制作活動であじさいを作りました。

 まず初めに,はさみであじさいの台紙となるように画用紙を丸く切りました。はさみの握り方に不安があるお子さんは支援者と持ち方を確認したり,動かし方を確認したりしながら進めました。はさみで切り終えると「できたよ!」と教えてくれました。はさみは使い終わったらキャップをして机に置いておく等,使用時のルールも一緒に確認しながら行います。次に,あじさいに色を付けていきます。今回はバブルアートで色付けを行いました。コップに絵の具と水,洗剤を入れてストローで息を吹いて泡を作ります。支援者の手本を見せ,泡が出てくると「すごい!」「楽しそう!」と目をキラキラさせている子どもたち。洗剤が口に入らないように事前に息を吹くことを伝え,ストローを使って吹く練習も行いました。絵の具を入れる際には「赤と青を混ぜて紫にしたい!」や「水色のあじさいにする!」等思い思いにイメージして色を決めていました。ストローで息を吹き泡が,出てくると「面白い!」「たくさん出てきた!」と更に楽しさを表現してくれました。できた泡を台紙にのせて色付けし,それぞれ可愛らしいあじさいを作ることができました。

今後も,制作活動を通して楽しみながら子どもたちのイメージを膨らませたり,手本に沿って作ったりする経験を積めるように活動を提供していきたいと思います。(榎本)