ほし 協力サーキット

食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、実りの秋…楽しみの多い季節がやってきましたね。

今回は,他児と協力したりペースを合わせたりすることをねらいに協力サーキットに取り組みました。まず,支援者が手本を提示しながら活動の流れを確認しました。その際,取り組む順番やペアを確認することで見通しに繋げ,着席して順番を待てるように働き掛けました。

今回は,①2人組でペースを合わせて六角マットをジャンプで進む。②手を繋いで平均台を渡る。③階段状になっているマットを上り下りする。④ウレタンブロックを踏まないように気を付けながら一緒に歩く流れで取り組みました。③と④では,他児と協力する経験や色の認知に繋がるよう,ボールを落とさないようにボールが入ったトレイを一緒に運ぶようにし,ボールを籠に色分けしてゴールとしました。

膝を曲げてジャンプをしたりバランスをとりながら平均台を渡ったりなど,1人では難しいことも友達と一緒にすることで楽しく取り組むことができました。時折,自分のペースで先に進んでしまうこともありましたが「一緒に進むよ。」,「“せーの”だね!」等と声を掛けると,相手の様子を確認しペースを合わせて進むことができました。また「“まって”だね。」等と声を掛け,相手に待ってほしいときの伝え方も確認しました。

日に日にお友達同士の関わりが増えてきているほしぐみさん。「○○くん一緒に遊ぼう。」,「○○さんと座りたい。」等,たくさんの声が聞こえてきます。今後も“お友達と遊ぶと楽しい”と思ってもらえるよう,様々な経験やあそびを通して関わりを促していきたいです。

これから寒くなってきますが,是非親子でもスキンシップをとりながら一緒に身体を動かしてみてはいかがでしょうか。

(藤谷)

放デイ:活動(園庭)

19日の活動では,全員で園庭に出て健康保持に欠かせない運動に取り組みました。

まだまだ夏の暑さが残る日も多く,この日も気温が高かったため,活動の前後でしっかり水分補給も忘れずに行いました。外に出ると,バドミントンや虫とり,散歩とそれぞれ取り組みたい内容を選択し,それぞれ職員やお友達と一緒に参加しました。最後は職員の声掛けに合わせてみんなでかけっこを行い,園庭の端から端まで全員で競走することで十分に身体を動かすことができました。(脇田)

ほし お絵描き・点つなぎ

まだまだ暑さの残る日々ですが,めばえの子どもたちの笑顔や元気に職員もエネルギーをもらっています。

本日は,ほしグループにて机上あそびを行いました。「お絵描き」というと,はじめはなぐり書きや丸,だんだんと顔を描いたり手足を描いたり…というイメージがあるのではないかと思います。ほしグループのお子さんは,集団での経験や様々な線を描くこと,色を知りながら使うことを目標に取り組んだりクレヨンやマーカーなど使う道具も発達段階によって提供したりしています。

教材や道具を提供する前に姿勢を正します。腰が折れる仙骨座りになったり机と椅子が離れていたりすると姿勢を保ちづらいため調整し,非利き手は用紙をおせて描くよう伝えることで姿勢や動作も安定します。机上の作業は,両手がそれぞれの役割を行う必要があるため学習のための基盤つくりにもなります。

最近は,虫や恐竜がブームのほしぐみさん。図鑑を見て支援者に教えてくれたり「見てみて!こんな恐竜がいるよ!」と見せてくれたりするお子さんがたくさんいます。好きな色を選んだり描くものをイメージしたりすることも1つの力であるため,イラストを提示して形や様子をイメージしやすいようにすると「これを描く!」と張り切った様子の子どもたち。用紙に大きく描いたり支援者に手伝ってほしいことを一生懸命伝えながら楽しんで描いていました!

描くことの発達段階だけでなく,筆記具の持ち方,筆圧,支援者とやり取りする様子など様々な様子から,食具はどれが適しているか,理解はどれくらいか等も観察できます。「お箸にチャレンジしたい」「園で練習が始まりそう」など,それぞれの環境や手指,運動の段階に応じて適した道具を一緒に相談させていただけたらと思いますので,ぜひご相談くださいね。

(春田)

にじ クッキング

今回のクッキングでは,ホットケーキを作りました。にじグループでは支援者の説明を最後まで聞くことや手順に沿って作ることをねらいとし取り組みました。作り方の説明の際には椅子にしっかりと座り,支援者の話を聞くことができていました。材料の確認を行うと「これは小麦粉!こっちは牛乳!」「ベーキングパウダーって何?」等,ワクワク感が伝わる言葉が飛び交っていました。

作る工程では,卵や牛乳を入れ,混ぜる作業を分担しながら,材料の混ざる様子を観察したり,混ぜる回数を一緒に確認しながら行いました。
生地を焼く工程では支援者の手添えでひっくり返すことに挑戦しました。事前の約束事でホットプレートは触らないことを確認していたことで「熱いから火傷するよね。触ったらだめだね。」と自分たちで考えながら行動することができていました。

その後は,ホイップクリームやカラースプレー,フルーツをたっぷり盛り付け,お友達同士で「見て見て!おいしそうでしょ?」と会話を楽しんでいました。

給食もいつも以上にモリモリと食べ,その後は自分たちで作ったホットケーキも完食し,子どもたちの食欲にも驚かされました!

今後もクッキングを楽しみながら指示理解や複数動作の獲得にも繋げていきたいと思います。(榎本)

 

放デイ:買い物練習(夏祭り)

8月23日(金)に買い物練習として夏祭りを行いました。夏休みが始まってから,夏祭りに向けて,看板,券,売り物等の準備をみんなで協力して取り組んできました。「夏祭り楽しみ!」「たくさん売りたい!」とワクワクしながら,活動や余暇時間を使って制作してきました。

また,児童発達支援の子どもたちに夏祭りの招待状を書きました。各クラスを回り,「23日に夏祭りをするので,来てください。」とお知らせすることができました。

そして,迎えた夏祭り当日。

送迎車の中から「今日は楽しみ!」「いっぱい売れるかな?」とワクワクしている様子でした。

児童発達支援の子どもたちが夏祭り会場に入ってくると・・・

「いらっしゃいませー!!!」と大きな声で呼び込むことがきました。

お客さんが自分のブースに来ると緊張していた子どもたちでしたが,職員と一緒に確認しながら,券を受け取って,商品を相手に渡すことができました。緊張が解れてくると,児童発達支援の子どもたちに合わせて屈みながら商品を渡す等,優しく接する姿が見られました。

児童発達支援の子どもたちが帰った後は,自分たちがお客さんになり,欲しい商品を真剣に選んで,やりとりの仕方を確認しながら買うことができました。

夏休みの間,夏祭りに向けて一生懸命準備してきた子どもたち!

夏祭りが終わって「楽しかった!!」「たくさん売れてよかった。」「小さい子たち可愛かった。」と達成感に満ち溢れていました。

 

夏休みもあともう少しで終わりますが,引き続き熱中症等に気を付けながら,様々な経験ができるよう取り組んでいきたいと思います!

 

そら 水あそび(泡)

今回,泡の感触を味わうことをねらいに,水あそび(泡)を行いました。

大きなたらいにもこもこの泡ができ始めると子どもたちは目を輝かせ,泡が膨らむ様子に見入っていました。

色のついた泡ができると,思い思いに遊び始め感触を確かめる様子がうかがえました。

職員がペットボトルを吹いてもこもこの泡を作ると嬉しそうに手を伸ばしてくる子どもや,不思議そうに少し不安そうに触れる子どもなど反応は様々でしたが,実際に触れて泡の感触を確かめると,すぐに笑顔が見られ安心して遊び始めていました。

         

また泡に直接触れて感触を確かめることはもちろんですが,スコップやお玉などを提供し手首を動かしながらすくう動作を促すことで,食事動作に繋げられるよう働き掛けました。

         

   

ソフトクリームに見立てて泡をカップにのせ「はい,どうぞ!」と提供すると嬉しそうな笑顔を見せ「パクパクパク!」と食べる真似をしてみたりと,泡あそびを通して自然とやりとりあそびも生まれ,子供たちも夢中で遊んでいました。最後は泡風呂のようにたらいに浸かり,全身で泡の感触を確かめる子どももいて活動後は,子どもたちも職員もお風呂に入った後のような香りに包まれ,汗もひき,気持ちの良い時間を過ごすことができました。今後も全身で感触を味わいながら,子どもたちが主体的に参加できるような活動を提供してまいります。(平川)

 

 

にじ 感触あそび

今回,感触の違いを感じ言葉で表現したり特徴を捉えたりすることをねらいとして,感触あそびに取り組みました。

 

目の前にはてなボックスを用意すると,何が始まるのだろうとワクワクする子どもたち。

箱の中身が見えない状況の中,手先の感触だけで箱の中身を当てたり考えたりしました。感触の違いを言葉で表現することができるよう,物の形や硬さについて尋ねると「フワフワしてる。」や「細い形だね。」と感じたことを伝えてくれました。また,指先に集中し特徴を捉えることができるよう,物の隅から隅まで触るよう促すことで,凹凸や形の変化に気づくことができました。

 

今回の活動では,気持ちの発信や形を捉える指先の感覚を養うことをねらいとして取り組みましたが,他にも“友達が考えている時に答えを言わないこと”などの約束を守る経験を重ねることや身近な道具の名称やその用途の認識を高めることなど,子どもの成長にとって効果のある要素が多くあります。にじ組ならではの“就学”を意識し,子どもたち一人ひとりの実態に合わせた働き掛けを行い更なる成長に繋げていきたいと思います。

(松元)

合同不審者対応訓練 

 

今回は,西部地区(めばえ,奏の丘,石谷の森保育園)合同による不審者対応訓練を実施しました。不審者がめばえに侵入したことを想定し,不審者への対応並びに危機管理の意識を高め,利用者の安全を最優先とし,西部地区事業所における連携の流れを確認,把握すること,問題点や改善策をみつけ,不審者発見時の対応知識を深めることを目的とした訓練を実施しました。

玄関に不審者が侵入したことを想定し,職員が対応している間に各活動室の子どもたちは一番離れただいちの部屋へ避難しました。避難した際も足音を当てず静かに落ち着いて避難できていました。避難後は,不審者対応に必要なことについて話を聞き「いか・の・お・す・し」の言葉について考えたり言葉を復唱したりしながら,集中して話を聞くことができました。

 いか:いかない,の:乗らない,お:大声を出す,す:すぐににげる,し:知らせる

私たち職員も子どもたちを守るために必要な動きや対応などについて見直す機会になり,今後の訓練などを通し,更に意識を高めていきます。

放デイ 施設外活動(レストラン体験 ホクレア)

今回は施設外活動として,同法人の障害者福祉サービス事業所ウィズのホクレアにて,レストラン体験を行いました。

前日から「明日はお出掛けだね。」「唐揚げ早く食べたいな。」と待ち遠しく感じている様子でした。当日,行き先や約束事を確認してウィズへ出発!車内でも子ども同士で会話をしたり,窓の外を眺めてお店の看板を見たりと楽しんでいる様子が見られました。

ウィズに到着すると恥ずかしそうにしながらも「こんにちは。」「お願いします。」としっかりと挨拶をしてくれました。普段と異なる場所で緊張していた子どもたちでしたが,注文していたメニューが運ばれてくると「唐揚げがいっぱい!」「美味しそう!」と目を輝かせ,緊張が解れた様子でした。会話を楽しみながら食事を摂る子や目の前の食事に集中して食べる子,窓から見える景色を眺めながら食べる子とそれぞれレストランで食べる食事を楽しんでいました。

食事後は,レジでお金を払う体験を行いました。支払う額を確認し,丁寧に店員の方と受け渡しをすることができました。最後に「ありがとうございます。」「美味しかったです。」とお礼を伝えていました。

今後も施設外活動を通して様々な経験ができるよう取り組んでいきたいと思います。

にじ 水あそび(水鉄砲)

暑い日が続いていますが,今回は水鉄砲を使用した水遊びの活動に取り組みました。まずは,水鉄砲の使い方を確認したり的を狙うために狙う的を目で追うことなどを事前に確認したりしました。子どもたちは,興味津々の様子で「早くしたい。」「僕できるよ。」など意欲に溢れた様子です。道具の使い方以外にも,水あそびの際の約束事も確認しました。テラスは歩く,水鉄砲を友達に向けないなど伝えると,約束を意識して活動に参加することができました。

順番に水鉄砲で的を狙う練習を行いました。水鉄砲の使い方に戸惑う様子もみられましたが,友達の様子をみたり「どっちから水出るの?」と尋ねたりと自ら確認する姿もみられました。また,見本で提示した通りしっかり目で的を追い,一発で的を狙い撃ちすることができると,嬉しそうな表情の子どもたちです。

 

コツを掴むことも上手で,次々に的の新聞紙風船を破くことができ,水鉄砲も友達と交代しながら使用することができました。残り数個の的になると「一緒にしよう(的を狙おう)」

と友達と協力する様子もみられ,活動を通して,他者を意識することもできました。

 

最後まで約束を守りながら活動に参加することができ,水あそびを通して季節感を味わったり道具の使い方を覚え,物を共有したりなど様々な経験を重ねることができました。8月も水あそびを予定しているため,熱中症に気を付けながら様々な活動を提供していきたいと思います。(竹之下)