立秋が過ぎ、暦の上では秋ですがまだまだ暑い日が続きますね。
そんな中でも子どもたちは汗を拭きながら夏の遊びを存分に楽しんでいます。
いちご・もも・りんご組のプール遊び、水遊びの様子
りんご組の色水遊びの様子
みかん組の夏野菜収穫の様子
ぶどう組の流しそうめんごっこの様子
引き続き、熱中症には十分に気を付けながら、残り半分の8月も季節を大切にした遊びを楽しんでいきたいと思います。
7月21日生活訓練では掃除に関する講座を行いました。場所によって掃除方法や道具が異なることやごみの種類と仕分けについて、資料を見ながら確認して学んでいきました。
利用者の方々は、資料を見たり、職員の説明を聞いたりしながら「自分の部屋やトイレ、お風呂場などの掃除の回数を増やしたほうがいいな」、「お風呂そうじではこの道具を使ったほうがいいのか」と話し合われており、掃除への理解が高まったようです。
今後も自分たちの部屋や活動の場所をきれいに保てるように一緒に掃除に取り組んでいきたいと思います。

夏真っ盛りの8月8日、恒例の夏祭りを行いました。
毎年A氏から竹を頂きそうめん流しを行うのが恒例ですが、今年は残念ながら新型コロナウイルスの影響で、
皆で箸をつけることを避け、初のうどん作りに挑戦しました。
職員は誰も作ったことはありませんが、レシピと首っ引きで捏ねる寝かせる、
そして利用者さん全員が揃ったところで皆で順番に足で踏み踏み。

でも『食べ物を踏む』という行為はなにか罪悪感があるのか、最初はチョット遠慮がち。
しかし実際踏んでみるとその感触を気に入られたようで、「もういいですよ~」と声を掛けるまで
踏んで踏んで踏みまくります。おかけでいい練り具合になり、茹で上がりが楽しみです。

そして全員参加の「うどん」、いざ実食!
ウ~ン、チョット固かったかな?調べてみると原因はまさかの踏みすぎ・・・
チョット気合い入りすぎました。
でも他のメニューで十分満たされたようで、ほぼ皆さん完食。楽しく作って、美味しくいただきました。

午後からは今や「いこいの丘名物」と言える仮装ショーとゲーム大会。
今年のゲストは誰(?)。皆さんの視線が入り口に注がれる中、最初に登場したのは「河童」。
全身緑色に覆われ、暑くて頭の皿が乾くのか盛んに水を掛けながら、河童語(?)で利用者さんに
好物のキュウリをねだって、満足そうに食べている姿は、妖怪らしからぬ可愛さがありました。
皿が乾かないうちに早く川に帰りなさいネ!

そして次のゲストは国民的スター、「バカボンのパパ」の登場です!
ねじり鉢巻きに腹巻姿のパパは、アンパンマンの三輪車で皆さんの前を疾走していきます。
大爆笑の渦に包まれながら、「西から昇ったお日様が東へ沈んでも」、名言の「これでいいのだ」と
皆さんの心を本当に暖かくしてくれました。ありがとうパパ!

まだ祭りは続きます。次は射的ゲーム。手作りの鉄砲で的を倒し、点数を競って景品を狙います。
今年の景品は災害時に役立つものを準備しました。空くじなしですから皆さんお家に帰って
ワクワクしながら開けてくださいね!

最後は夏の醍醐味「スイカ割り」! 目隠しをしてクルクル回ってスタート。
真っ直ぐ進めないと観客席からも「右、左!」と声が掛かります。それでも在らぬ所で床を「ゴン!」、
皆さん残念そうです。でも最後に挑戦したAさんは、まるで見えているかのようにスイカに
まっしぐら(見えてませんよ)。棒を振り上げ「命中!」と思った瞬間、ふんわりとスイカにタッチ。
理由を伺うと、「割ってしまうと周りを汚してしまうから」との事。なんて優しい
気遣いのできる方なんでしょう!
おかげで綺麗に切ってみんなで食べることが出来ました。
皆さん楽しんでいただけたでしょうか?来年も暑さを吹き飛ばせる祭りを計画します!

本日は,夏祭りの屋台をモチーフに,相手に伝える意識をもつことをねらいとして,屋台あそびをしました。また,夏祭りの雰囲気を味わうことができるように,自分でデザインした法被を着ることも,活動の1つとして取り入れました。
朝,教室に入ると,吊り下げられた法被を見て「何,これ?」,「これ,着るの?」などと注目の的になっていました。

「朝の準備が終わったら,好きな色の法被を決めてね。」と声を掛けると,いつも以上に素早く準備に取り組む姿がありました。「終わったよ。」,「赤色がいい。」とすぐに伝える様子もみられました。どの色の法被を着るのかを決めたら,法被に飾り付けをしていきます。様々な形の画用紙を貼ったりペンで好きな絵を描いたりしながら,オリジナルの法被を完成させることができました。

完成した法被を着ると「見て,見て!」,「可愛いでしょ?」と,ワクワクした表情で伝える姿がありました。
次は,いよいよ屋台を回ります。2人~3人のグループに分かれ,グループごとに,屋台を回る順番を確認すると「1番は,金魚すくいだよ。」,「2番は,あっちだね。」など,リーダーを中心に話し合いながら,順番に屋台を回ることができました。また,次に行く屋台を確認する際に,お互いが指差しながら「あっちだね。」,「あそこだよ。」と話し,ねらいとしていた“相手に伝えること”を意識できている様子がみられました。途中,2人組のグループの子どもたちが,手を繋ぎながら移動する姿もあり“お友達と一緒に”を意識している様子をみることもできました。

今回は,金魚すくい,射的ゲーム,お菓子の掴み取りの3つの屋台あそびに取り組みました。金魚すくいでは「赤色の魚とボールを取ってね。」,「7個取ってね。」などの課題を設けました。射的ゲームでは,輪ゴムを割り箸の先に引っ掛けることにも挑戦し,指先の細かな動作や優しく丁寧に物を扱うことを意識できました。また,お菓子の掴み取りでは,皆で作ったお菓子をたくさん掴むために,手を目一杯広げる様子がみられました。1度に掴むことができた個数を一緒に数えたりお友達と協力して箱のお菓子が空っぽになるまで掴んだりすることができました。
3つの屋台あそびを通して,色や数の認知,手指の動きや力加減の調整,他者との協力など,さまざまな経験を積み重ねることができました。


活動の振り返りをする際「楽しかった。」,「射的をまたやりたい。」など,満足気に伝える姿が多くみられました。今後も,室内でも季節感を味わいながら楽しめる遊びを考え,子どもたちと一緒に素敵な夏の思い出を作っていきます。(網谷)