にじ サーキット

手足を使ってバランスを取りながら進むことをねらいとして,サーキットをしました。

まず,巧技台の上に乗せてあるマットの上を渡りました。支援者が「マットがでこぼこしているね。どんな風に渡ったら良いかな?」と声を掛けると,四つ這いになり,手足に力を入れて自分なりの方法で怖がることなくスムーズに渡ることができました。

次に,マットの上のテープに沿って歩く場面では「難しそう。」「テープから落ちそうだよ。」と不安そうな声もありましたが「ゆっくりで大丈夫だよ。おへそは前に向けてね。」と声を掛けると,よろめきながらも最後まで渡ることができました。

最後に,巧技台の上の牛乳パックやウレタンブロックをまたいで進みました。見慣れないコースに「早くやりたい。」と興味津々な表情がみられました。巧技台から足が落ちてしまう子どももいましたが「おへその向きはさっきと同じだよ。最後は大きいブロックを頑張ってまたいでね。」と声を掛けたり隣で渡り方の手本を提示したりすると,手足でバランスを取りながら上手に渡ることができました。難しいコースも渡り終えると「難しかったけど楽しかった。」と達成感で笑顔になっていました。

これからも,全身を使ってバランスを取り,楽しく遊ぶことができるように活動を工夫していきます。(五反田)

放課後デイ 氷

今日は2グループに分かれて活動をしました。氷の冷たさを感じることをねらいとしています。1つのグループは氷を使って絵を描き,もう1つのグループは氷を使ったスライムづくりをしました。

絵のグループでは,氷に食紅を混ぜ,氷を紙の上で滑らせて氷の軌跡を楽しみました。「氷冷たいね。」「ぶどうシャーベットみたいだね。」と嬉しそうでした。氷を上手に滑らせて,できる線や模様を味わっていました。  

もう1つのグループは,水の代わりに氷を使ってスライムを作りました。「冷たい!」「でも気持ちいいね。」といった感想が聞かれ,こちらのグループも氷の感触を楽しんでいました。いつもと違う感触に,子どもたちも自然と笑顔になります。

梅雨が明け,暑さを感じる日が多くなりましたが,涼しさを感じる活動を取り入れ,季節を感じられるようにしていきたいと思います。(渡邉)

つくし 折り紙あそび

乗り物の玩具で遊ぶことが大好きなつくしグループの子どもたち。今回は,折り紙で飛行機作りに挑戦しました。

支援者が事前に作った紙飛行機を飛ばすと,「楽しそう!」「早くしたい!」と興味津々の子どもたち。工程が多く折り方が複雑な部分もありますが,支援者が折り方を1つずつ丁寧に伝えると,模倣して折ることができました。1人で折ることが難しいときには,支援者に「してください。」と伝え,支援者が手添えをしながら一緒に折ると「できた!」ととても嬉しそうでした。

紙飛行機が完成した後は,飛ばし方を確認しながら皆で一斉に飛ばして楽しんだ子どもたち。

今後も,指先を使って遊ぶ経験を積み,指先の巧緻性や生活動作の獲得に繋げていきたいと思います。(マルデリ)

にじ 信号ゲーム

色を確認し,聞いた言葉に合わせて身体を動かすことをねらいに,信号ゲームをしました。「何するの?」や「信号知ってるよ!」と初めて挑戦する遊びに,ワクワクした表情を見せてくれる子どもたちでした。

最初に,信号の色や意味を確認しました。「赤は止まる。」と,色の意味まで伝えることができました。同時に,他の色も確認し「ピンク,緑,茶色,紫…。」と次々に知っている色を答えることができました。

色の確認が終わり,いよいよゲームに取り組みます。ルールは,職員が「青。」と言った時は「一歩。」と言いながら一歩前に進みます。「赤。」と言った時は「止まる。」と言いながらその場で止まります。「緑。」や「ピンク。」等の信号に無い色が出た時は「ないない!」と言いながら手を左右に振ります。そして少しずつ前進したところで「黄色。」と聞こえたら鬼役の職員が追い掛け,子どもたちはスタートした場所まで逃げるというルールです。職員がお手本でゲームをすると「面白そう!」と気持ちを伝えてくれました。

いよいよゲームが始まり「青。」の合図で順調に前に進む子どもたち。大きな一歩を踏み出したり慎重に足を出したり,進み方は様々でしたがそれぞれのペースで前進していました。「ないない!」と元気な声で,全身を使って手を振る仕草がとても可愛らしかったです。そして,少しずつ鬼役に近付くと子どもたちの緊張感も高まります。「き,き…。」と職員が言うと思わず身体が動き出してしまう子どもたちでしたが「黄緑!」と言うと「え~?」と安堵したような表情でした。

最初はルールの理解が難しい様子もありましたが,お互いに周りのお友達や職員の様子を見ながら合わせて一緒に動くことができました。午後の自由時間も「もう1回する!」と,しばらく楽しんでいる様子でした。今後も,ルールのある集団あそびに取り組んでいきます。(坂元)

にじ 廃材あそび

身近な素材を知ること,指先を使うことをねらいに廃材あそびを行い,今回は転がし迷路作りに挑戦しました。

まず,迷路の道を作るためのストローを切ります。「どんな道にしようかな…。」と想像しながら,1つずつ丁寧に切ることができました。年度始めはまだ少しぎこちなかったハサミの使い方も,活動を追うごとに上手になってきています。

次に,切ったストローを箱の底面に貼ります。土台となる箱は,ティッシュ箱やお菓子の箱,食品トレーなど,身近な空き箱です。スタートとゴールの位置を確認して,自分の好きなコースを作ります。ストローを手で固定させながらテープを貼るため,立ち上がって貼りやすい姿勢を考えながら取り組むことができました。今回はストローの他にペットボトルキャップも貼りました。キャップの中にビー玉を入れたり周りを1周させたりなど,素材を変えることで様々な遊びの応用ができます。

最後に,転がすためのボールを作りました。このボールはアルミホイルでできており,通常のビー玉より軽いため一気に端まで転がることなく,微調整をしやすいという特徴があります。手でぎゅっと小さくしながら,最後はきれいに丸くまとめることができました。

迷路が完成するとそれぞれ夢中になって遊んでいましたが,しばらくすると「僕のもやっていいよ。」と交換して遊ぶ様子がありました。遊びの中で自然とお友達と関わる姿に成長を感じ,職員もとても嬉しい気持ちになりました。

完成した迷路を「見て見て!」と満足そうな表情で見せてくれた子どもたちでした。今後も子どもたちが身近な物に触れながら,楽しく参加できる活動に取り組んでいきます。(坂元)