つくし 折り紙あそび

乗り物の玩具で遊ぶことが大好きなつくしグループの子どもたち。今回は,折り紙で飛行機作りに挑戦しました。

支援者が事前に作った紙飛行機を飛ばすと,「楽しそう!」「早くしたい!」と興味津々の子どもたち。工程が多く折り方が複雑な部分もありますが,支援者が折り方を1つずつ丁寧に伝えると,模倣して折ることができました。1人で折ることが難しいときには,支援者に「してください。」と伝え,支援者が手添えをしながら一緒に折ると「できた!」ととても嬉しそうでした。

紙飛行機が完成した後は,飛ばし方を確認しながら皆で一斉に飛ばして楽しんだ子どもたち。

今後も,指先を使って遊ぶ経験を積み,指先の巧緻性や生活動作の獲得に繋げていきたいと思います。(マルデリ)

にじ 信号ゲーム

色を確認し,聞いた言葉に合わせて身体を動かすことをねらいに,信号ゲームをしました。「何するの?」や「信号知ってるよ!」と初めて挑戦する遊びに,ワクワクした表情を見せてくれる子どもたちでした。

最初に,信号の色や意味を確認しました。「赤は止まる。」と,色の意味まで伝えることができました。同時に,他の色も確認し「ピンク,緑,茶色,紫…。」と次々に知っている色を答えることができました。

色の確認が終わり,いよいよゲームに取り組みます。ルールは,職員が「青。」と言った時は「一歩。」と言いながら一歩前に進みます。「赤。」と言った時は「止まる。」と言いながらその場で止まります。「緑。」や「ピンク。」等の信号に無い色が出た時は「ないない!」と言いながら手を左右に振ります。そして少しずつ前進したところで「黄色。」と聞こえたら鬼役の職員が追い掛け,子どもたちはスタートした場所まで逃げるというルールです。職員がお手本でゲームをすると「面白そう!」と気持ちを伝えてくれました。

いよいよゲームが始まり「青。」の合図で順調に前に進む子どもたち。大きな一歩を踏み出したり慎重に足を出したり,進み方は様々でしたがそれぞれのペースで前進していました。「ないない!」と元気な声で,全身を使って手を振る仕草がとても可愛らしかったです。そして,少しずつ鬼役に近付くと子どもたちの緊張感も高まります。「き,き…。」と職員が言うと思わず身体が動き出してしまう子どもたちでしたが「黄緑!」と言うと「え~?」と安堵したような表情でした。

最初はルールの理解が難しい様子もありましたが,お互いに周りのお友達や職員の様子を見ながら合わせて一緒に動くことができました。午後の自由時間も「もう1回する!」と,しばらく楽しんでいる様子でした。今後も,ルールのある集団あそびに取り組んでいきます。(坂元)

にじ 廃材あそび

身近な素材を知ること,指先を使うことをねらいに廃材あそびを行い,今回は転がし迷路作りに挑戦しました。

まず,迷路の道を作るためのストローを切ります。「どんな道にしようかな…。」と想像しながら,1つずつ丁寧に切ることができました。年度始めはまだ少しぎこちなかったハサミの使い方も,活動を追うごとに上手になってきています。

次に,切ったストローを箱の底面に貼ります。土台となる箱は,ティッシュ箱やお菓子の箱,食品トレーなど,身近な空き箱です。スタートとゴールの位置を確認して,自分の好きなコースを作ります。ストローを手で固定させながらテープを貼るため,立ち上がって貼りやすい姿勢を考えながら取り組むことができました。今回はストローの他にペットボトルキャップも貼りました。キャップの中にビー玉を入れたり周りを1周させたりなど,素材を変えることで様々な遊びの応用ができます。

最後に,転がすためのボールを作りました。このボールはアルミホイルでできており,通常のビー玉より軽いため一気に端まで転がることなく,微調整をしやすいという特徴があります。手でぎゅっと小さくしながら,最後はきれいに丸くまとめることができました。

迷路が完成するとそれぞれ夢中になって遊んでいましたが,しばらくすると「僕のもやっていいよ。」と交換して遊ぶ様子がありました。遊びの中で自然とお友達と関わる姿に成長を感じ,職員もとても嬉しい気持ちになりました。

完成した迷路を「見て見て!」と満足そうな表情で見せてくれた子どもたちでした。今後も子どもたちが身近な物に触れながら,楽しく参加できる活動に取り組んでいきます。(坂元)

 

ほし 指先あそび

室内あそびでは,身体を動かすあそびだけでなく机上や感触あそび等座って取り組む活動も設けています。今回は,支援者と一緒に指先の使い方の確認をしたり身に付けたりすることをねらいに指先あそびの中で動物の顔に洗濯ばさみを付けました。

最初に支援者が手本を示しながら洗濯ばさみの掴み方を伝えると自分なりに模倣しますが,なかなか開かない洗濯ばさみを不思議そうに見つめていました。手添え支援を行いながら「パチパチ付けようね。」と言葉などで伝えることで子ども達も分かりやすく回数を重ねるごとに1人で開くことができるようになりました。開くことができるようになると,非利き手で動物の顔を押さえ,利き手で洗濯ばさみを持ち好きな場所に付けて動物の髭や耳に見立てて遊ぶことができました。

  

顔に付けてライオンに見立てたり,お魚の背びれに洗濯ばさみ同士を長く付けたりと自分なりに工夫しながら楽しむ姿も見られました。また,台紙に挟むことが難しい子どもには支援者が洋服に洗濯ばさみを付けることで,手で引っ張って取り手先の使い方を経験することができました。

  

身近にある洗濯ばさみで,子どもたちから新しい遊び方を発見したり支援者が提供したりすることで最後まで集中して取り組むことができました。今後も子どもたちからのアイディアを大切にしながら遊びを展開していきたいと思います。(大坪)

ダンス活動

利用者の皆さんは音楽に関わるものが大好きです。今回は活動として「ダンス活動」に取り組まれました。テレビをモニター代わりにして睨めっこしながら、「マルマル、モリモリ」、「U.S.A」の二曲を踊りました。踊りでは難しい部分もありましたが、利用者の皆さんそれぞれの個性がでた活動となりました。