今回、掌や腕に力を入れてタオルを引っ張ることと、他者と勝敗を共有することをねらいに綱引きを行いました。活動前に全員でグーパー体操をしたり、1人ずつ職員とタオルを引っ張り合ったりタオルの握り方や力の入れ方を確認しました。
その後ペアを組み、子ども同士で綱引きを行いました。引き合う前から“負けないぞ”と意気込みの強い子どももいれば少し不安そうな表情の子どももいたため、それぞれの様子に合わせて援助的に関わりました。

事前にタオルの握り方を練習してはいましたが、実際の取り組みとなると握り方や引っ張り方はまちまちでしたので「ここをぎゅ、ぎゅって握ってね。」と職員が手添えしながら声を掛けたり、手本を提示したりしながら力を入れる感覚を知ることができるよう働き掛けました。


タオルを引っ張る体勢がとれるよう構えをを整えたり、腰を支えたりなど子どもの様子に合わせて援助していると徐々に子どもたちの意欲が高まり、自分自身で力いっぱい綱を引くことができ始めたので、最後は2グループに分かれて綱引きを行いました。

「よいしょ、よいしょ!」みんなで掛け声を掛けながら力いっぱい引き合い、勝ったチームは「やったー!!」と喜び、負けたチームは「悔しかったけど、頑張ったね!」とそれぞれ勝敗を受容、共有できるよう全員で声を掛け合いすっきりとした表情で活動を終えることができました。今後の活動でも、あそびを共有できる場を提供することでお友だちを意識したり、自然なやりとりが生まれたりするような環境を整えていきたいです。(平川)
















