そら 朝の準備

今回は,子どもたちがめばえに来て最初に取り組む「朝の準備」について,ご紹介します。お友達や職員と言葉やハイタッチであいさつした後は,靴を片付けます。毎朝,職員と手順を確認しながら取り組んでいる子どもたち。自分でマジックテープを外したり靴箱に入れたりと1人でできる部分が増えています。

次に,荷物を整理します。鞄から連絡帳,歯ブラシを取り出し,決められたかごに入れます。入口から近い位置に机を設置することで,すぐに準備ができるよう工夫しています。

写真カードがあることで,何をどこに出すのか視覚的に分かり易くしています。「朝の準備」には,鞄のファスナーを開け,取り出す荷物を確認し,取り出して所定の場所に片付ける・・・などたくさんの手順があります。「連絡帳持ってきたかな。」「カードを見てね,ここに出すよ。」など1つずつ声を掛けたり職員が道具を予め揃えて,一緒に確認したりすることで,個々のペースを保ちながら最後まで準備できるようにしています。

また,「タオル」「オムツ」「パンツ」と取り出し,排泄の準備をします。毎朝,継続することで,手順に沿って最後まで準備できるようになってきました。

身の周りのことが自分でできることは,大切な発達の基盤です。意欲的に取り組むことができるようになるには,子ども自身が「自分でやってみたい。」という気持ちになるような環境が必要です。今後も意欲が高まるような環境設定を工夫していきます。

さて,暑かった夏も終わり,だんだんと過ごしやすい季節になります。引き続き体調に気をつけながら,楽しい活動にたくさん取り組みたいと思います。(春田)

就労移行施設外活動

 

就労移行支援では、8月22日(木)に施設外活動で、アミュプラザ鹿児島と天文館の山形屋・マルヤガーデンズに行きました。皆さん買い物や食事等を楽しまれていました。とても充実した1日になったのではないでしょうか。ウィズでは、今後もご利用者が主体となって取り組める活動を実施していきたいと思います。(武宮)

 

生活訓練:(作業訓練)

8月29日生活訓練の講座の中で包丁の使い方練習をしました。包丁の種類、正しい使い方、食材の切り方などを学んだあと、今回はスポンジを材料に見 立てて切る練習を行いました。レストラン作業等で包丁の扱いに慣れている方は、自分のペースでいろんな切り方にチャレンジされ、慣れていない方は包丁の握り方や食材の持ち方を職員と一緒に確認しながら取り組むことができました。今後も講座の中で生活に係る知識、技術を身に付けていけるよう支援していきたいと思います。

にじ リトミック

朝,元気に通所してきた子どもたちの1日は,リトミックから始まります。身体をほぐしたり気持ちの発散をしたりして,1日の活動への意欲を高めます。今回は,にじグループのリトミックの様子をお伝えします。

はじめは,「さんぽ」,「おうま」,「かたつむり」等の音楽に合わせて身体を動かします。「さんぽ」のときは前歩きや後ろ歩き,「おうま」のときは四つ這い,「かたつむり」のときはほふく前進等,不規則に変わる音楽に合わせて動きを変化させるため,周りの音や声をよく聴くことが必要です。

次に,お友達や職員と手を繋いで輪になり「おどるポンポコリン」の音楽に合わせて踊ったり,他児と音楽に合わせてじゃんけんをする「じゃんけん貨物列車」をしたりします。ここでは,身体を動かすだけでなく,他者を意識しながら動くペースを合わせたりルールを守って活動に取り組んだりすることが必要です。クラスが新しくなった4月当初は,恥ずかしさや緊張からか,お友達や職員と手を繋いだり肩を持ったりすることに抵抗があった子どもたちも,今では笑顔で楽しくお友達と関わることができるようになりました。また,お友達が転ばないようにゆっくり歩いたり回ったりと優しい姿もみられます。

十分に身体を動かすことができたら,ゆったりとした音楽を聴きながらリラックスをします。たくさん身体を動かした後に横になることで,気持ちを落ち着かせたり静と動の切り替えをしたりすることに繋がります。

最後は,タンバリンを鳴らしておしまいです。タンバリンを鳴らすことで,1つの活動が終わったことへの達成感や満足感を味わうことができます。また,次の活動への意欲にも繋がります。

これからも,身体を動かし,元気いっぱい過ごしましょう!(工藤)