たんぽぽグループでは,制作で折り紙の船を作りました。折り紙は,手指の使い方を意識することはもちろんですが,空間認知力が必要な遊びでもあります。空間認知力のほとんどは幼児期に育まれると言われており,この時期にこそ,積極的に取り組みたい遊びの1つです。
折り紙で船を折ることを伝えると「早く作りたい!」「持って帰って水に浮かべる!」と笑顔の子どもたちでした。説明の際は,手順ごとの折り紙 の形を掲示することで,全体の流れがイメージしやすいように工夫すると「できそう!」「ここはどうするんだろう。」等と様々な反応がありました。今回は4人ずつ順番に行うことで,密を避ける感染症対策と同時に1人1人のペースに合わせて進めることができました。
今年度行った折り紙制作の中では,最も手順の多いものでしたが,集中して支援者の説明を聞きながら最後まで折り進める姿に成長を感じました。折っている間は真剣な表情でしたが,完成した船を見て達成感に満ちた笑顔の子どもたちでした。
折り紙のような細かい動作を求められる遊びには,人それぞれ得意不得意があるものです。しかし,興味を持って自分なりに頑張った成果を褒めてもらえると,例え不得意な遊びでも「好きな」遊びになることがあります。手軽にできる遊びなので,時間がある時にご家族で折り紙をしてみてはいかがでしょうか。
これからも,子どもたちが「できた!」と思える経験を増やすことで,成長に繋げていきたいと思います。(玉利)