にじ お絵描き

 自由な表現ができることを目的に,道具の使い方や色の認識の共有も目指しながら,お絵描きの活動をしました。今回は,大きな紙に全員で絵を描くために色を決めたり,場所を決めたりしながら大部分を子どもたち同士でのやりとりに任せて様子を見てみました。

 

 活動の中でも,子ども同士で「○○しよう。」と年長の子どもを中心にしたやり取りがされており,とてもスムーズに取り組むことができました。

 活動が始まると,大きな紙を端から綺麗に塗っていく子どもや腕を大きく振って全体に色をつけていく子ども,何色も色を重ねて鮮やかなグラデーションを表現する子どもなど描き方は様々です。

また,今回の活動ではいつくかのルールを設けました。「借りたい色や物があったら直接その人に聞くこと」,「なるべく絵の具で汚れないように自分なりに工夫すること」,「難しいとき,困ったときには職員に言うこと」などのルールの下で実施し,様子を見ていると「○○かして。」という言葉が聞こえたり「こうしたら汚れないよ。」と友達に教えたり,「ここはどうすればいいの?」と尋ねる姿があったりするなど,決められたルールの中で子どもたちなりの姿があり,成長を感じました。

ルールを意識しながら15~20分ほど集中して取り組み,とても素敵な作品が完成しました。子どもたちに話を聞くと,絵の1つ1つにテーマや物語があり,しっかりイメージを持って描けていることが分かりました。子どもたち自身も完成した絵を見て,とても嬉しそうにしていました。

完成した絵は,しばらくの間にじグループの前の廊下に飾っていますので,機会がありましたらぜひご覧ください。(迫)

 

デイ 避難訓練

本日は厨房からの出火を想定した避難訓練を行いました。利用者さんの中には,非常ベルの大きな音を怖がる方もいらっしゃいます。「どこに逃げたらいいかな。ちゃんと話を聞こうっと。」と気丈にふるまう方,「今日はいつ鳴るのかな?」と不安そうな方,三者三様でした。

部屋で待機していると,ベルが大きな音で鳴り響きました。すぐに職員がやってきて「厨房から火災です。玄関に避難してください。」と知らせます。職員と一緒に慌てず静かに避難できました。避難中にハンカチで口を押え「火事の時はこうやって逃げるんでしょ?」と教えてくれる方がいて,その姿を見た他の利用者さんは「○○さんはすごい。避難の時はこうして逃げればいいんだね。」と感心されていました。無事に皆さん避難することができました。

避難後,職員が「火事の時は何番に電話しますか。」と問いかけると「119」と即答される方もいて,みんなで拍手をしました。利用者さんの防災意識の高さには驚かされます。

常日頃から訓練を重ねることで,有事の際にもスムーズに対応できるでしょう。もちろん,火事が起こらないことが一番ですが,万が一に備えて今後も訓練を行っていきます。(渡邉)

にじ 生活体験(傘の取り扱い)

今回は,周囲に気を付けながら,丁寧に傘を取り扱うことをねらいとして,生活体験をしました。

活動をする前に,傘の正しい持ち方と危険な持ち方をイラストで確認しました。その後,実際に傘を使って,1人ずつ開け閉めの練習をしました。周囲を見て,お友達がいないか確認をしてから開くことができました。

練習の後は,3人組で交代で取り組みました。年長の子どもがリーダーとなり,自分のグループのお友達を決まった場所まで誘導しました。

傘は畳んだままスタートラインに立ち,始まりの号令がかかった後,手順通りに傘を開きました。丸い台紙で作った水たまりやブロックを避けながら,傘を差して進むことができました。自分の順番が終わった後は傘をしっかりと閉じて,椅子の下に置くことができました。年中,年少の子どもは,年長の子どものお手本を見て,確認しながら取り組むことができました。

   

傘を振り回さずに持ち手を持つこと,お友達に傘先を向けないこと等,事前の約束を守って楽しく取り組むことができました。暑い日が続きますが,雨が降った時は,水たまりやかえるの鳴き声を楽しみながら,傘の扱い方も思い出してほしいと思います。

(五反田)

ほし トンネルあそび

四つ這いになったりくぐったりして身体を動かせるように,トンネルあそびをしました。まずは,くぐる動作で必要な四つ這いの動きができるように,事前にリトミックにて曲に合わせて身体を動かしました。その際,支援者が「お馬さんだよ。」とお手本を示しながら伝えると,子ども達なりに床に手や足をついて,上手に真似っこすることができました。

リトミックで,四つ這いの動きを知ることができ,子ども達の意欲が高まったところで,トンネルあそびの時間です。マットを傾けた三角トンネルとすべり台のトンネル,筒状のカラートンネルの3つを用意しました。トンネルが登場すると,子どもたちは目をキラキラしながら支援者に“見て見て”と指を差して教える姿があり,早くぐってみたい気持ちがとても伝わりました。いざ,くぐってみると天井や壁をじっくり見たり狭くて暗いトンネルが楽しくて声を出してみたり,居心地が良くてごろんと寝転がったりして,子どもたちなりに遊び方を見つけていました。

お友達がトンネルからいつ出てくるのか出口から待っている姿もあり,とても可愛らしかったです。

四つ這いは乳児期のハイハイだけでなく,立てるようになってからも遊びの中で取り入れることで身体(胴体)を手足で支える力,股関節や膝関節を動かす力をつけるための大切な動作になります。これからも子ども達と一緒に色々な遊びを通してたくさん身体を動かし,身体づくりをしていきます。(二見)

そら サーキット

そらグループには,身体を動かすことが大好きで元気な子どもたちがたくさんいます。普段から園庭を駆け回ったり,ボールあそびをしたりとお友達と自由にあそぶ姿がみられます。そこで今回は,身体の動かし方や使い方を丁寧に確認しながらサーキットに取り組みました。

まず初めに,斜面台を四つ這いで上ります。てのひらや足の裏,手足の指にしっかりと力を入れ「よいしょ,よいしょ。」の掛け声と共に上りきると,床に置いてあるフラフープの輪の中を目指してジャンプします。高さへの恐怖感もあり,巧技台を踏み切って正しく跳ぶことが難しい子どもたちには「おしりをうーんって落として,お膝を曲げようね。それからジャーンプだよ!」など声掛けと共に手本を提示しながら説明すると,子どもたちもすぐに理解し正しく跳ぶことができました。

次は,小さい輪の中に足が入るよう,ケンケンパの要領で進みます。床を踏みしめてジャンプすること,ジャンプして目標の輪の中に足を入れること,バランスを崩さないよう姿勢を保つこと,タイミングよく足の開閉をすることなど,ケンケンパの中だけでも複雑な動きがたくさんあり,子どもたちはイメージ通り身体を動かすことがとても難しかったようです。

ケンケンパの後はトンネルをくぐり,最後は波型バランス平均台です。この平均台は足をのせる接地面がくねくねとした波型になっているため,この上を歩くだけでもバランスを必要とします。今回は,さらにレベルアップし,ボールを頭の上に乗せながら歩きました。そうすることで,バランスを保つための筋肉をさらに刺激することができます。いつもより難しくなった平均台渡りに興味津々の子どもたち。しかし,実際に始めてみるとバランスをとることが難しく「おっとっと・・・。」と,思わず床に落ちてしまいます。そんな様子に,順番を待つ子どもたちが「がんばれー!」と自発的に声援を送り,最後まで一生懸命取り組むことができました。

普段の生活の中で,身体は常にバランスをとり続けています。そのバランスをとるための筋力を上手く使えないことで転びやすかったり,椅子にじっと座ることが難しかったㇼします。そのような日常生活での困り感を改善していけるよう,今後の活動も工夫していきます。(平川)

児発・放デイ 野菜の収穫体験

菜園で育てている野菜が大きくなり,子どもたちに収穫を体験してもらいました。

外に出ると色付いたトマトに気付き,目を輝かせてとても楽しみにしている様子が伝わりました。

優しく握ってみるとすぐに取れるので,嬉しそうな笑顔をたくさん見せていました。

他にもナスやピーマン,オクラも順調に成長し,たくさん収穫できています。

少しの力でとれる野菜もあり,優しく収穫しています。

外に出ると真っ先に畑に向かい,どんなふうに実がなっているのか,収穫できるものはないかと確認することが日課になっている子もいます。

育てた野菜は収穫し,給食の食材として調理したのち,美味しくいただいています。普段は野菜が苦手な子も「めばえの野菜の味はどうかな?」と声を掛けると食べてみようという気持ちになってくれます。

まだ元気に育っているので,もう少し収穫できそうです。最後まで美味しく頂きたいと思います。(福山)

放課後等デイサービス 8月活動(野菜スタンプ)

8月の活動で,夏野菜スタンプを行いました。今回の活動は,夏の野菜に触れ,スタンプを押して形を確認することがねらいです。

まず,職員が全員の前で一つひとつ野菜を確認していきました。めばえの園庭で収穫できたナスやオクラ,ピーマン,にがうり等,眺めながら色や形を確認し,職員が野菜を切って断面を見せると外側と内側の色の違いも見ることができました。

次に,スタンプを押す場面では,好きな絵の具の色と野菜を選んで白い画用紙に押していきました。子どもたちは,職員と一緒にナスは丸の形,オクラは星の形だと確認を行いながら絵の具をつけ,様々な形の組み合わさった綺麗な模様を作ることができていました。

今後も子どもたちが楽しめるような活動を計画していきます。(脇田)

放課後デイ 折り紙

本日は,手順に沿って折り紙に取り組むことや,手先の巧緻性を高めることを目標に折り紙の活動を行いました。今回は,簡単に折ることができる「すいか」をみんなで制作しました。事前に制作手順を示した流れ表と完成したスイカの作品を子どもたちに見てもらいながら活動の内容を説明すると,「やりたいです。」と手を挙げてやる気満々な様子が見られました。

制作活動に入ると,子どもたち自ら手順表を見て職員と一緒に折り方を確認しました。「ここを折るの。」と職員に確認しながら指先を上手に使って折り目を付け,集中して制作に取り組むことができました。最後に,糊でスイカの種を付けて作品を完成することができると,「おいしそうにできました。」と笑顔で作品を見せていました。

今回の活動では,制作に取り組む子どもたちの集中力に驚かされ,笑顔でできた作品を眺めている姿にほっこりとする時間でした。最後に,完成した作品を手にみんなで写真を撮りました。夏休みも残りわずかとなりましたが,活動を通して最後まで楽しめるように取り組みを進めます。(草野)

ほし 水あそび(氷)

 

本日は,水遊びをしました。毎日続く暑さを忘れてしまうほど,子どもたちが大好きで夢中になる遊びです。今回は,氷を使って温度や感触の違いを味わいました。

最初に,氷を浮かべた水を触ります。タライに入れた水を見た途端に笑顔になり,ワクワクとした気持ちが伝わってきました。今回の氷は,製氷機で作った2,3cm角のものに加え,プラスチックのカップや牛乳パック等,様々な形や大きさに凍らせたものを用意しました。

水の中の大きな氷に気付き,「何だろう?」という表情で見たり指先で少しずつ触ったりすることができました。初めは,冷たさに驚いているようでしたが,大きな氷を両手で持ち上げたり小さな氷をコップに集めたりと,自分なりに工夫して遊ぶ姿に成長を感じました。

次に,食紅で着色した氷を出すと,好きな色を指差しや言葉で伝えながら,意欲的に取り組むことができました。少しずつ色の名前を覚え,普段から絵本等で見た色を一生懸命伝えています。

 

最後に,氷の中のスーパーボールを取り出します。水に入れて氷を溶かしながら,指先を使って少しずつ取り出していきます。職員と一緒に何度か繰り返し,自分で取れたボールを大切そうに持つ姿が可愛らしかったです。

 

普段の水あそびに,氷や泡,牛乳パックやスチロールトレイなど,少し材料を加えると更に遊びを拡げて取り組めますので,是非ご家庭にある物を使って遊んでみてください。まだまだ暑さは続きますが,毎日元気な子どもたちと夏の遊びをたくさん楽しんでいきます。(坂元)

ほし 風船あそび

本日は,小麦粉や風船の感触を味わうことをねらいとした小麦粉風船と,身体を動かして発散することをねらいとした風船あそびを行いました。

まずは,小麦粉風船です。はじめに,小麦粉の感触を手で確かめて,風船の中に小麦粉を入れていきました。支援者が飲み口を切ったペットボトルを風船に繋げて小麦粉を入れていく手本を提示すると,静かに真剣な表情で見つめる子どもたち。その後,1人ずつ順番に回していき風船の中に小麦粉を入れていきました。支援者が「10数えたら隣の友達に渡してね。」と声掛けして数を数えると,気持ちを切り替えて隣の友達に渡すことができました。

小麦粉風船が完成すると,両手で感触を確かめていきました。指先で強く押したり両手で揉んだりして「うわー。」,「もちもち。」など普段あまり味わうことのない感触に目を輝かす子どもたちでした。

最後に,風船を使って身体を動かしていきました。支援者や友達と風船を投げ合ったり,高さのある籠の中に風船を入れたりしました。子どもたちから「一緒に遊ぼう。」と声を掛ける姿や「これ,貸して。」,「ありがとう。」をジェスチャーや言葉でやり取りしながら遊ぶ姿にとても成長を感じました。

風船は膨らませるだけでなく,他にも色々な遊び方がありますので,子どもたちの遊びの幅が広がるように今後も工夫していきます!(マルデリ)