にじ 園外散策

今回,感受性を養うことをねらいとして,園外散策を行いました。

初めに,約束事を意識し安全に過ごすことができるよう,施設外へ行く時の注意点について確認する時間を設けると,子ども達は「車が来るかもしれないから周りをよく見る。」や「転んで怪我をするかもしれないから前を見て歩く。」,「先生の話をしっかり聞く。」等,大切なことを教えてくれました。実際に外へ出た時も,周囲の環境を意識して活動に取り組む姿がありました。

次に,活動のねらいである感受性を養うことができるよう,季節を感じたり生き物について触れたりするよう働き掛けることで,菜の花や蝶々,暖かい気温等について気付くことができました。子ども達は「見て!蝶々が飛んでいるよ。」や「お花あっちにもあるよ。」等,友達同士でやり取りをしながら散策を楽しんでいました。

今回の活動は,普段取り組むことが少ない活動内容ということもあり,新鮮な場所や時間を楽しむ生き生きとした姿を見ることができました。最後には「楽しかった!」という言葉も聞くことができ,自然に触れることの大切さを実感することができました。これからも,多くのねらいをもって多様な活動を提供していきたいと思います。

(松元)

ほし 季節の制作

今回は季節をイメージして制作に取り組むことや道具の使い方を確認することをねらいとして季節の制作に取り組みました。

 

子ども達と事前に完成した桜の木を見てもらうと「今から作るの?」等と楽しみな様子の声が聞こえ,制作に取り組む意欲をあげることができました。黒の画用紙を使用することで様々な色や形が目立ち,一人ひとりが桜を表現できるようにしました。

また,コミュニケーションを取りながら道具の貸し借りをすることができるよう,人数より道具を少なく提供することで「貸して。」を伝えたり「どうぞ。」と貸すことができたり,子ども同士でコミュニケーションをとって制作に取り組むことができました。

 

完成した作品を見て「水族館みたいにしたよ。」や「赤をたくさん使ったよ。」等と伝えてくれ,個性あふれる作品がたくさんできました。また,作品を見て「わあ,桜だね。」と嬉しそうな表情を見せてくれたり「持って帰って桜を見せる。」とご家族に見せたい気持ちを教えてくれたりし,春の訪れを感じて桜の木を作ることができました。

これからも制作や様々な活動を通して季節を楽しむきっかけにしていきたいと思います。

 

(安田)

そら 的当て

3月後半を迎え日に日に暖かさが感じられる頃となりました。桜の花もちらほら咲き始め,野原には菜の花やモクレン等,草木に色とりどりの花が咲いています。今年はスギの花粉が多いとのこと,花粉症の子どもたちはもちろん,ご家族の皆様もお体をご自愛ください。
そらグループでは的に向かってボールを転がしたり投げたりして気持ちの発散に繋げることをねらいとし的当てを行いました。
2メートルほど離れた位置からビニールボールを転がして的となるペットボトルを倒します。足を開いて立ち,両手で持ったボールを股下から転がします。前方をよく見て,ペットボトルを狙って「えいっ。」とボールを転がしました。

  
始めは力加減が難しく的まで届かなかったり,両手を離すタイミングが合わず左右に逸れたりすることもありました。ボールを股下に持ってくると,目線が下がり前方を見ることができないこともありました。「前を見て。」「赤だよ(赤いペットボトルを狙って)。」と声を掛けると,ペットボトルに視線を向け「そぉーれ。」の掛け声でボールを転がすことができるようになりました。中には距離を近付けたり,何度もボールを投げ続けたり,手に持ったボールでペットボトルをなぎ倒したりして,ストライクをとることもありました。ストライク(スペア)をとると満面の笑みでガッツポーズやハイタッチをして喜ぶ様子がみられました。

今後も的当てなどの運動あそびを通して,子どもたちが楽しく全身を動かす活動に取り組んでいきたいと考えています。( 丸山 )

放デイ クッキング

2月15日のクッキングでは,食への興味・関心を深めることをねらいにチョコレート菓子作りに取り組みました。

チョコレート菓子作りではチョコを湯煎で溶かす作業にみんなで挑戦しました。お湯がボウルに入らないようにしっかりと支えながら頑張って混ぜていました。

溶けたチョコは慎重に型に流し込み,チョコスプレー等で綺麗にデコレーションしていました。冷蔵庫で冷やしている間も「チョコはまだですか。」と何度も職員に確認し,待ちきれない様子がみられました。

午後の余暇時間にみんなでチョコを食べました。食べながら職員に「おいしいね。」と言ったりさらにチョコスプレーを掛けて可愛くしたりして,楽しみながら食べる様子がみられました。

今後も,食への興味・関心を深めていけるようクッキングを計画していきたいと思います。(藤田)

にじ なぞり書き

寒い冬もようやく終わりが近づいている頃,子ども達は就学や進級への期待と共に様々な活動に取り組んでいます。

今回のにじグループでは正しい姿勢や筆記用具の持ち方を意識したり,集中して取り組むことを目標になぞり書きの活動を行いました。今回は集中して取り組むことができるように2人ずつの個別活動で実施しました。最初に,文字を書く時の姿勢を一緒に確認を行います。支援者が「姿勢をピンと伸ばしてね。机とお腹は拳一つ分だよ。」と実演しながら伝えると模倣しながら実践することができました。次に鉛筆の持ち方を確認します。3本指の形を確認し,鉛筆を置く位置や握る位置を確認しました。普段から塗り絵や文字を書くことが好きなお子さんも多く,筆記用具の使い方には慣れてきている子ども達でしたが,動作をゆっくりと確認すると「あれ?分からなくなっちゃった。」や「いつもと持ち方が違う!」等と改めて正しい持ち方を知ることができたようでした。握り方が不安定なお子さんには言語聴覚士の先生より紹介を受けた補助具を提供し,指で握る位置を確認していきました。その後,正しい持ち方を意識しながらなぞり書きのプリントを3枚取り組みました。直線や曲線等それぞれの様子に合わせてプリントを提供します。早く終わらせたい気持ちから点や線からはみ出してしまうお子さんが多くいました。「ゆっくり線からはみ出さないようになぞろうね。」と伝えたりはみ出さずに書けた時には素早く「とっても丁寧になぞれたね!」と褒めることでどんどん意欲が高まり,丁寧にやり遂げることができました。

今後も,運筆やなぞり書きの活動を通して筆記用具に触れたり姿勢を意識しながら就学を見据えた働き掛けを行っていきたいと思います。

ほし 転がしドッジボール

ほし 転がしドッジボール

 

ステップアップしたルールのあるあそび,「転がしドッジボール」にほしグループも挑戦しました。転がしドッジボールでは,室内でできるあそびで外野 が転がしたボールに注目し,逃げたり避けたりするめばえでは子どもたちに人気のあるあそびの1つです。以前,自由あそびで初めて取り組んだ際には,ボールを掴んだり投げたりする様子がありましたが,今回はもう一度ルールを確認しました。「ボールが来たら逃げる」「当たったらおしまい」。この2つに加えて頑張れそうな子には「線からはみ出ないように逃げる」の3つのルールを伝えました。

いざ取り組むと,始めはボールを思わずキャッチしそうになりつつも,「逃げて~!」と支援者が伝えると慌てて思い出したように逃げる様子があり,成長を感じました。当たった際には「当たっちゃったね,おしまいだね。頑張りました!」と頑張った気持ちを認めつつ当たったことを伝えると,笑顔で席に座り,「ゲームに参加できた」ことの嬉しさと達成感でいっぱいの子どもたちの姿があり,私たちも嬉しくなりました。始めは理解が難しかったとしても繰り返しチャレンジすることでできるようになった子どもたちを見ると,改めて繰り返し支援する大切さを実感します。今回の活動だけでなく,様々な活動に挑戦し,繰り返し経験を重ねること,達成できるための配慮をすることで子どもたちの色んな「できた」ことを育てていきたいです。(箱丸)

 

 

 

食育

2/18(火)ににじグループで,野菜の名前や色形,栄養に関すること等さまざまな知識を身に付けることを目的に野菜の名前あてクイズとビンゴを行いました。

活動する前に,ルール説明と発表する際は手を挙げて,名前を呼ばれてから答えるなどのお約束事の確認を行いました。「土の中に隠れているオレンジの野菜。」や「シンデレラの馬車に変身する野菜。」等様々なヒントを職員が出すと,ヒントを基にどの野菜が正解なのか真剣な様子で考え,探す子や他のお友達と一緒に探し,お互いに教え合ったりととても楽しそうにしながら最後まで活動に取り組むことができていました。また,ビンゴになった時は,恥ずかしそうに教えてくれたり,嬉しそうに大きな声で「ビンゴしたよ。」と教えてくれたりと皆,笑顔で全員ビンゴすることができたので,良かったです。

      

今回は,野菜ビンゴを行いましたが,それ以外の果物やオムライス等の食べ物に関するビンゴ等いろいろな種類があります。遊びながら楽しく色々な知識を身に付けられるのでぜひ,ご家庭でもお楽しみください。       (中間)

にじ パラバルーンあそび

今回は,色を認識し正確に聞き取って動いたり周囲に合わせて動いたりすることをねらいとして,パラバルーンあそびを園庭で行いました。

まず初めに,色を認識したり聞き取って動いたりすることができるよう,色あそびに取り組みました。子どもたちは指定された色を記憶し,自分の色が呼ばれないかそわそわしながら聞いていました。そして自分の色が呼ばれると素早く聞き取って移動することができました。

次に,周囲に合わせて行動したり他者を意識した行動をとったりすることができるよう「せーの!」の掛け声に合わせて,みんなで力を合わせてパラバルーンを持ち上げました。一気に空気が入り地面に色が映るパラバルーンの様子を見て目を輝かせる子どもたち。「すごーい!」や「動いてる!」と発言しながらパラバルーン動かすことができました。

更に,力のコントロールに繋がるよう,パラバルーン上でのボール転がしに取り組みました。ボールが落ちないように転がすことは,腕や手を使って力をコントロールしながら取り組む経験に繋がります。

初めは,ボールを落ちないように転がすことが難しい様子がありましたが,回数を重ねる度に上達し,徐々に調整しながら落ちないように動かすことができました。

最後に,自信や達成感に繋げることができるよう,できたことについて振り返りました。

1つの活動の中に,五感を刺激することができるような内容を取り入れることで,子どもたちは様々な感覚を楽しみながら取り組んでいます。これからも子どもたちに寄り添った支援を行うことができるように関わり声掛けを行っていきます。

                                                               (中野)

 

そら ストローあそび

今回は,指先を使ってストローに紐を通すことをねらいにストローあそびを行いました。

まず初めに,様々な太さのストローを提供しストローの感触あそびを行いました。いつも見ているストローとは違う太さのストローを見たり触ったりして大きさや感触の違いを味わうことができました。

       

次に,ストローと紐を使ってストラップ作りを行いました。出来上がっている作品を提示することで見通しをもって取り組むことができるよう働き掛け,実際にストラップ作りを行うと,子どもたちはとても集中して取り組むことができ,出来上がったものをみんなで見せ合いました。

今後も、指先の発達に繋がる様々なあそびを提供していきたいと思います。(東)

ほし お店屋さんごっこ

日に日に寒さが増すこの頃ですが、子どもたちは外で元気いっぱいに遊んでいます。ほしグループでは,子ども同士の関わりも増えてきました。

今回は,役になりきることや言葉やジェスチャーでやりとりをすることをねらいにお店屋さんごっこに取り組みました。より役になりきることができるよう,店員さん役とお客さん役の希望を聞いてみると,お客さん役が大人気でした。絵カードと顔写真カードを掲示することで子どもたちが自分の役割をいつでも確認できるようにしました。また,言葉やジェスチャーでのやりとりができるようにそれぞれの役に応じたセリフや振る舞いを一緒に確認しました。「いらっしゃいませ!」や「これください。」等の言葉や“ちょうだい”等のジェスチャーを練習することができました。

順番を確認してお店屋さんごっこに取り組みました。子どもたちは照れながらも「いらっしゃいませ。」や「ケーキください。」等やり取りをすることができました。時折,早く買いたい気持ちや恥ずかしい気持ちから無言で商品を取る様子やお金を投げて渡す姿もみられましたが,一緒に振る舞いを確認すると,落ち着いて取り組むことができました。

最後に,活動から給食への流れがスムーズにできるよう,給食前に読む絵本をそれぞれ買うよう促しました。欲しい絵本を指差したり「これください。」と支援者に伝えたりして全員が好きな絵本を買うことができました。給食前に絵本を読む時間を設け,達成感にも繋げることができました。

ほしグループでは,言葉やジェスチャーで気持ちの発信ができるよう,普段から「~しても良いですか?」や“ちょうだい”等の気持ちに合った言葉やジェスチャーを個別に確認しています。日常のやり取りや子どもさんとの関わりの中で「上手くやり取りができない」,「どうしたら伝わりやすいのだろう」と悩むこともあるかもしれません。そんなときは子どもさんに合った対応を一緒に考えていけたらと思います。

(藤谷)