ほし 季節の制作

今回、指示を聞き取る力を養うことをねらいとして季節の制作を行いました。

まず、初めに季節感を感じることができるよう、見本を提示し生き物や植物の確認を行うと「てんとう虫!」や「葉っぱ!」等と伝える子どもたち。活動への期待感を高めて取り組み始める姿がみられました。次に、活動のねらいである聞き取る力を養うことができるよう、話し手に視線を集め机上に道具を置かない状態で説明を行いました。子どもたちは真剣に説明を聞き取り手順に沿って作業を進めることができました。

 

また、折り紙を小さく千切ったり枠線からはみ出さないように糊を塗ったりすることが難しいお子さんには、手の動かし方を伝えたり一緒に動かしてみたりと個別に働き掛けました。子どもたちは、好きなように折り紙やてんとう虫を貼り付け個性あふれる作品を完成させることができ、最後には「じゃーん!」と自慢気に作品を紹介していました。

 

今回の活動を通して、周囲の環境を整えることや子ども一人ひとりの発達段階に応じた働き掛けをすることの大切さを改めて感じることができました。自分の力で作品を完成させることで達成感や自信に繋げることができるため、今後も一人ひとりに寄り添った働き掛けをしていきたいと思います。

(松元)

そら 粘土あそび

今回は,粘土の感触を感じたり絵の具で着色し,色の混ざり具合を楽しんだりすることをねらいとして取り組みました。

 

まず初めに,感触を手の平全体で感じることができるよう,白の粘土を1人ずつ提供し,職員が伸ばしたり丸めたりする様子を子どもたちに見てもらいました。すぐに子どもたちも手を伸ばし思い思いに触り,感触を楽しむことができました。その際,職員が「びよーんと伸びるよ。」や「フワフワしているね。」等感触を言葉で表現しながら遊び方を提示していきました。

次に,絵の具の色の混ざり具合を楽しむことができるよう,職員が絵の具を粘土の中に入れて,包み込むように混ぜる様子を見せると,笑顔で期待を高めながら待つ子どもたちでした。子どもたちはそれぞれ好きな色を選び,手の平や指先を上手に使い混ぜ,マーブル模様や混色の綺麗な粘土に仕上げて楽しむことができました。

更に,あそびを拡げて楽しめるよう粘土ベラや型抜き等の道具を提供すると,切ったり模様を付けたり等それぞれが自分なりに楽しく取り組めました。子どもたちは夢中になりながら30分程椅子に座って取り組んでくれました!

最後に,自信や達成感に繋げることができるよう,今日取り組んだことを振り返り,頑張ったことの称賛を行いました。子どもたちは最後まで一生懸命笑顔で取り組んでくれました。今後も子どもたちの“楽しい”を追求できるような活動を提供したり好きなことや得意なことを伸ばしたりできるよう働き掛けていきます。

                                                                                                                                                                                                                                                 (中野)

放デイ 施設外活動(公園散策)

今年度、初めての施設外活動では慈眼寺公園の散策を行いました。

天気にも恵まれて、絶好の散策日和となりました。慈眼寺公園に到着し、職員と手を繋いでいざ出発。散策ルートの途中で花を見つけるとその場に座ってじっくりと眺めていました。花の近くにミツバチや蝶などを見つけると「かわいい。」と目を輝かせて、動きを観察している利用者もいました。

春の穏やかな気候の中で、花や生き物と触れ合う素敵な体験ができました。 (久木崎)

ほし食育

今年度初めての食育を行いました。

まず初めに、子どもたちが職員に注目し、集中して活動に取り組めるようとびだす仕掛け絵本を読みました。「りんごたべるのだあれ?」と支援者が聞くと絵(手の形)を見て「ぶた。」と積極的に答えてくれたり,お友だちと相談したりと、とても楽しそうに集中して絵本を見ていました。

     

その後、給食ができるまでの流れを知ることを目的に活動を行いました。どんな食べ物があって、誰がいつもご飯を作ってくれるのかや「いただきます。」と「ごちそうさま。」にはどんな意味があるのか話を聞き、食べ物や人の絵カードを見せると手を挙げて元気に発表しました。また、牛のお肉の絵を見て「うしにく。」と言っていたので、「鶏は鶏肉、豚は豚肉、牛は牛肉(ぎゅうにく)と言います。」というと「そうなんだ。」と笑っていたり、「牛肉(ぎゅうにく)。」と復唱したりと集中して活動にも参加することができました。

       

給食室の見学では、食事前と後の挨拶する意味を思い出し、恥ずかしそうにしながらも「いつもありがとう。」としっかりと伝えることができました。

   

今年度も、子どもたちが様々なことを学び、楽しく参加できるよう工夫しながら食育を行っていきます。   (中間)

にじ 忍者ごっこ

今回は、約束事を確認し指示に合わせて身体を動かすことをねらいとして、忍者ごっこを行いました。

初めに、忍者とはどんな人か、どのように移動しているかの確認を行う時間を設けると子どもたちは「静かに歩く。」や「黒い洋服を着ている。」、「見つからないように移動している。」など忍者の特徴を教えてくれました。

   

次に①忍び足、②片足立ち、③ブロック跳び、④手裏剣を使った的当ての動作を確認しました。①では音を立てないように歩く、②では5秒キープ、③ではブロックから落ちないように跳ぶ、④では3回まで投げるなど場所に応じた約束事の確認を行いました。

実際に活動に取り組むと、周囲で見ていた子どもたちまでシーンと静まり集中して取り組む姿がみられました。なかには「難しいな。」、「できるかな?」など少し不安そうにしている子もいましたが、他のお友達の動きを見ながら取り組むことができました。         

 最後に、頑張った子どもたちに手裏剣をプレゼントするとたくさんの笑顔がみられ、子どもたちと一緒に達成感を味わうことができました。これからも、多くのねらいをもって多彩な活動を提供していきたいと思います。

(東)

ほし ジャンプあそび

今回は身体の動かし方を確認したり楽しみながら取り組んだりすることをねらいとしてジャンプあそびに取り組みました。

 

様々なジャンプを通して身体づくりをすることができるようサーキットを組んで活動をしました。見通しを持って活動することができるよう,実際に取り組んでいる様子を見てもらうと,子ども達からは「早くやりたいよ。」等と言葉にしていたり手を挙げてアピールしたりして活動をしたい旨を伝えてくれました。

今回は「ジャンプの前に1度止まる。」とことをルールとして伝え,動作をゆっくり行うことで,両足の使い方や着地の仕方を確認していきました。

「次はみんなでしたい。」という声が聞こえ,自由に遊べる時間を設けました。すると,嬉しそうな表情で順番を待つ様子だったり「ここはけんけんぱだよ。」等と活動で取り組んだことを思い出したりしながら,みんなでジャンプあそびをすることができました。

今回の活動では,ジャンプを活動として取り組んでいくことで,足腰の筋力が付いたりバランス感覚が身についたりします。これからもジャンプすることを取り入れたリトミックや活動に取り組んでいきます。

(安田)

にじ 園外散策

今回,感受性を養うことをねらいとして,園外散策を行いました。

初めに,約束事を意識し安全に過ごすことができるよう,施設外へ行く時の注意点について確認する時間を設けると,子ども達は「車が来るかもしれないから周りをよく見る。」や「転んで怪我をするかもしれないから前を見て歩く。」,「先生の話をしっかり聞く。」等,大切なことを教えてくれました。実際に外へ出た時も,周囲の環境を意識して活動に取り組む姿がありました。

次に,活動のねらいである感受性を養うことができるよう,季節を感じたり生き物について触れたりするよう働き掛けることで,菜の花や蝶々,暖かい気温等について気付くことができました。子ども達は「見て!蝶々が飛んでいるよ。」や「お花あっちにもあるよ。」等,友達同士でやり取りをしながら散策を楽しんでいました。

今回の活動は,普段取り組むことが少ない活動内容ということもあり,新鮮な場所や時間を楽しむ生き生きとした姿を見ることができました。最後には「楽しかった!」という言葉も聞くことができ,自然に触れることの大切さを実感することができました。これからも,多くのねらいをもって多様な活動を提供していきたいと思います。

(松元)

ほし 季節の制作

今回は季節をイメージして制作に取り組むことや道具の使い方を確認することをねらいとして季節の制作に取り組みました。

 

子ども達と事前に完成した桜の木を見てもらうと「今から作るの?」等と楽しみな様子の声が聞こえ,制作に取り組む意欲をあげることができました。黒の画用紙を使用することで様々な色や形が目立ち,一人ひとりが桜を表現できるようにしました。

また,コミュニケーションを取りながら道具の貸し借りをすることができるよう,人数より道具を少なく提供することで「貸して。」を伝えたり「どうぞ。」と貸すことができたり,子ども同士でコミュニケーションをとって制作に取り組むことができました。

 

完成した作品を見て「水族館みたいにしたよ。」や「赤をたくさん使ったよ。」等と伝えてくれ,個性あふれる作品がたくさんできました。また,作品を見て「わあ,桜だね。」と嬉しそうな表情を見せてくれたり「持って帰って桜を見せる。」とご家族に見せたい気持ちを教えてくれたりし,春の訪れを感じて桜の木を作ることができました。

これからも制作や様々な活動を通して季節を楽しむきっかけにしていきたいと思います。

 

(安田)

そら 的当て

3月後半を迎え日に日に暖かさが感じられる頃となりました。桜の花もちらほら咲き始め,野原には菜の花やモクレン等,草木に色とりどりの花が咲いています。今年はスギの花粉が多いとのこと,花粉症の子どもたちはもちろん,ご家族の皆様もお体をご自愛ください。
そらグループでは的に向かってボールを転がしたり投げたりして気持ちの発散に繋げることをねらいとし的当てを行いました。
2メートルほど離れた位置からビニールボールを転がして的となるペットボトルを倒します。足を開いて立ち,両手で持ったボールを股下から転がします。前方をよく見て,ペットボトルを狙って「えいっ。」とボールを転がしました。

  
始めは力加減が難しく的まで届かなかったり,両手を離すタイミングが合わず左右に逸れたりすることもありました。ボールを股下に持ってくると,目線が下がり前方を見ることができないこともありました。「前を見て。」「赤だよ(赤いペットボトルを狙って)。」と声を掛けると,ペットボトルに視線を向け「そぉーれ。」の掛け声でボールを転がすことができるようになりました。中には距離を近付けたり,何度もボールを投げ続けたり,手に持ったボールでペットボトルをなぎ倒したりして,ストライクをとることもありました。ストライク(スペア)をとると満面の笑みでガッツポーズやハイタッチをして喜ぶ様子がみられました。

今後も的当てなどの運動あそびを通して,子どもたちが楽しく全身を動かす活動に取り組んでいきたいと考えています。( 丸山 )

放デイ クッキング

2月15日のクッキングでは,食への興味・関心を深めることをねらいにチョコレート菓子作りに取り組みました。

チョコレート菓子作りではチョコを湯煎で溶かす作業にみんなで挑戦しました。お湯がボウルに入らないようにしっかりと支えながら頑張って混ぜていました。

溶けたチョコは慎重に型に流し込み,チョコスプレー等で綺麗にデコレーションしていました。冷蔵庫で冷やしている間も「チョコはまだですか。」と何度も職員に確認し,待ちきれない様子がみられました。

午後の余暇時間にみんなでチョコを食べました。食べながら職員に「おいしいね。」と言ったりさらにチョコスプレーを掛けて可愛くしたりして,楽しみながら食べる様子がみられました。

今後も,食への興味・関心を深めていけるようクッキングを計画していきたいと思います。(藤田)