そら 園外散歩

残暑厳しかった長い夏もようやく終わり,いよいよ冬へと季節が移ろいゆく今日この頃です。

先月,そらグループでは園外散歩を行いました。

今回は,外周の砂利道を散策しました。これまでは,職員に抱っこを求めたり途中で止まったりする子どももいましたが,今回は最後まで自分の足で歩き,様々な自然を自分の手で触れ満喫しながら散策する姿がみられました。

  

支援者がどんぐりやまつぼっくりが落ちているのを見つけると「どこどこ?」と,興味津々に探し出す子どもたちの姿がありました。落ち葉は,夏場の新緑から色を変え秋の枯葉に様変わり。歩くたびに枯葉を踏む音がカサカサと音を立て,その感触もまた楽しみながら季節を味わうことができました。

今後も,園外散歩の活動を通して,季節の変化を感じると共に,お友達と並んで歩いたりみんなで揃って移動したりする体験を重ねることで,散歩がより楽しい活動として定着していければと考えています。

( 川﨑 )

ほし 園外散歩

今回は,約束事を確認しながら取り組み,自然に触れたり自然の物を見つけたりすることをねらいとして園外散歩に取り組みました。

朝,登園してきた子ども達に「今日は散歩に行くよ。」と声を掛けると「どこに散歩に行くの?」と楽しみな様子でした。

出発する前には,子どもたちと車が走っている場所を散歩する事や列になって散歩を行うこと等,注意点を確認しました。実際に散歩している時には「○○さんの後ろを歩こうね。」や「車が来たから止まろうね。」等と声を掛けて約束事を随時,確認しながら取り組むことができました。

散歩をしていると「鳥さんの声が聞こえるよ。」と教えてくれるお子さんがおり,みんなで立ち止まり鳥を探しました。上を見上げたり周りを見渡したりして鳥を探す様子があり自然を感じながら散歩をすることができました。

折り返し地点では,子どもたちがどんぐりを見つけ「ここにいっぱい落ちているよ。」や「持って帰りたいな。」と伝えてくれ,両手いっぱいにどんぐりを集めたりして秋を感じることができました。

暑い季節から涼しい季節となり,散歩に行きたくなるような季節となりました。また,散歩を通して様々な活動に繋げて季節を楽しむきっかけにしていきたいと思います。

(安田)

にじ ○×クイズ

今回,いくつかの指示に沿って行動したり思考力を養ったりすることをねらいとして,○×クイズに取り組みました。

初めに,活動内容の説明を行った後ルールの確認をする時間を設けることで,理解して行動することができるよう働き掛けました。子ども達は“問題の内容が正解だと思ったら○,間違っていると思ったら×のところに行く”ことを理解し取り組むことができました。中には,問題の内容を理解しきることが難しいお子さんもいましたが,一緒に問題内容の確認を行うことで,理解を示し正しい選択をすることができていました。

 

活動の工夫として“問題に正解したらご褒美シールをゲットできる”ことを設定しました。そうすることで,問題に間違えても次の問題に取り組むきっかけになったり意欲の持続に繋げたりすることができました。また,出題した問題の正誤だけを伝えるのではなく,正しい答えを子ども達に問い掛けたり関連する事柄を話したりすることで,思考する経験や知識の獲得に繋げました。

 

今回の活動では,複数指示に沿って行動することや自分で思考することをねらいとして取り組みましたが,活動を展開していく中で「次はシールもらえるように頑張ろうね。」等と他児を励ます姿もみられ,協調性の育ちを感じることができました。指示理解や気持ちの切り替え,他者との関わり等,子どもたちの苦手分野はそれぞれ異なりますが,個々に応じた事前準備や対応を考え成長に繋げていきたいと思います。

(松元)

放デイ みかん狩り

今回の施設外活動では,この時期が旬のみかん狩りに行きました。

みかん狩りに向かうバスの中でも「たくさん取るぞ!」とやる気十分の子どもたちでした。

いざ,みかん狩りが始まると坂道が多いのも気にせず,オレンジ色に染まったみかんを見つけハサミを上手に使って取っていました。その場で,取れたてのみかんを頬張り「甘くておいしい!」と新鮮な果物の味を楽しんでいました。家族へのお土産として,大小さまざまなみかんを取り,嬉しそうに持ち帰っていました。

みかん狩りの中で自然と触れ合う貴重な体験をすることができました。鬼塚望岳園の皆さん,ありがとうございました。

 

放デイ:ハロウィン

10月31日に10月の季節のイベントであるハロウィンの活動を行いました。

10月の始めからハロウィンに向けて,マント作り,お菓子入れ作り,飾り作りを行い,準備を少しずつ進めてきました。

迎えたハロウィン当日は,「今日はハロウィン!お菓子も貰えるのかな?」「家から衣装を持ってきたよ。」とみなさんワクワクしている様子でした。

まずはイラスト等を使って,ハロウィンの意味や由来について確認したり,お菓子を貰う時のやりとりの仕方を確認したりしました。お菓子を貰いに行く前に仮装の準備をすると,子ども同士で「似合うね。」「可愛い。」と褒め合う様子が見られました。

お菓子を貰いに行く場面では,事前に確認した通りに「トリックオアトリート!」と言葉で伝えたり,カードやジェスチャーで伝えたりとそれぞれの手段で伝えることができました。貰った後もしっかりと「ありがとう。」とお礼を伝えてくれました。

また,お菓子を渡す役割を担ってくれた子も恥ずかしそうにしながらも相手を見ながら「どうぞ。」と優しく渡してくれました。

今回のハロウィンの活動は,季節の行事を知り,職員や友達との関わりを楽しむことや言葉やジェスチャー等で相手とやりとりをすることをねらいとして行いましたが,みなさん,友達同士でコミュニケーションを取りながら,やりとりを楽しむことができました。

 

今後も活動を通して様々な経験ができるよう取り組んでいきたいと思います。

社会体験(レストラン)

☆本日のメニュー

・ごはん

・唐揚げ

・ハンバーグ

・スパゲティサラダ(キャベツ,きゅうり,トマト付き)

・味噌汁

・ゼリー

社会体験として同,法人の「レストランホクレア」で保護者の方も一緒に食事を摂りました。前日からとても楽しみにしている声が聞かれ,当日は,笑顔でお友だちとバスに乗って移動したり,少し恥ずかしそうにしながら保護者の方と一緒にレストランホクレアに来られたりしました。

 

ホクレアに着いてからは,小さな声でお話することや室内では歩いて移動すること等のお約束を守り,食べる時の挨拶や食具の使い方を確認しながら食べました。いつもと異なる楽しい雰囲気と保護者の方も一緒に食事を食べることで,子どもたちもニコニコ笑顔で「美味しいね。」等お話しながら意欲的にたくさん食べることができていました!また,苦手な野菜にも挑戦し,食べれたことを嬉しそうに報告してくれ,改めて食事を食べる環境や雰囲気が大切であると感じました。

      

今後も,子どもが積極的に食べたいと思えるようなメニューや環境作りなど様々な工夫を行い,少しでも多くの物を食べられるようにしていきたいと思います。  (中間)

 

にじ 楽器あそび

今回は, 様々な楽器に触れて音楽表現を豊かにしたり周囲に合わせて取り組んだりすることや聞き取る力を高めることをねらいとして,楽器あそびに取り組みました。

まず初めに,楽器の音の違いを知ることができるよう,楽器当てクイズに取り組みました。子どもたちは目を閉じ,静かに聞いています。そして音が聞こえると素早く「タンバリンみたいな音がする!」や「鈴かな?」等音から楽器を想像して答えてくれました!

次に,聞き取る力を高めることができるよう,支援者がハンドドラムをたたいた数を聞き取り,聞こえた数だけ楽器を鳴らすよう促しました。集中して音を聞く子どもたち。音を聞き終わると「3回叩いていたから3回鳴らす!」と発言したりしながら同じ数だけ音を鳴らすことができました!

 

更に楽譜に合わせて楽器の演奏に取り組みました。お友達と演奏することは周囲に合わせて取り組む経験に繋がります。

初めは,リズムよくたたくことが難しい様子がありましたが,回数を重ねる度に上達し,最後にはみんなで音を合わせることができましたよ。

 

最後に,自信や達成感に繋げることができるよう,使用した楽器や頑張ったことを振り返りました。

1つの活動の中に,様々な刺激があり,子どもたちはそれを感じ取っています。今後も子どもたちの成長に繋がるよう,多方面から働き掛けていきたいと思います。

                              (中野)

ほし 協力サーキット

食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、実りの秋…楽しみの多い季節がやってきましたね。

今回は,他児と協力したりペースを合わせたりすることをねらいに協力サーキットに取り組みました。まず,支援者が手本を提示しながら活動の流れを確認しました。その際,取り組む順番やペアを確認することで見通しに繋げ,着席して順番を待てるように働き掛けました。

今回は,①2人組でペースを合わせて六角マットをジャンプで進む。②手を繋いで平均台を渡る。③階段状になっているマットを上り下りする。④ウレタンブロックを踏まないように気を付けながら一緒に歩く流れで取り組みました。③と④では,他児と協力する経験や色の認知に繋がるよう,ボールを落とさないようにボールが入ったトレイを一緒に運ぶようにし,ボールを籠に色分けしてゴールとしました。

膝を曲げてジャンプをしたりバランスをとりながら平均台を渡ったりなど,1人では難しいことも友達と一緒にすることで楽しく取り組むことができました。時折,自分のペースで先に進んでしまうこともありましたが「一緒に進むよ。」,「“せーの”だね!」等と声を掛けると,相手の様子を確認しペースを合わせて進むことができました。また「“まって”だね。」等と声を掛け,相手に待ってほしいときの伝え方も確認しました。

日に日にお友達同士の関わりが増えてきているほしぐみさん。「○○くん一緒に遊ぼう。」,「○○さんと座りたい。」等,たくさんの声が聞こえてきます。今後も“お友達と遊ぶと楽しい”と思ってもらえるよう,様々な経験やあそびを通して関わりを促していきたいです。

これから寒くなってきますが,是非親子でもスキンシップをとりながら一緒に身体を動かしてみてはいかがでしょうか。

(藤谷)

放デイ:活動(園庭)

19日の活動では,全員で園庭に出て健康保持に欠かせない運動に取り組みました。

まだまだ夏の暑さが残る日も多く,この日も気温が高かったため,活動の前後でしっかり水分補給も忘れずに行いました。外に出ると,バドミントンや虫とり,散歩とそれぞれ取り組みたい内容を選択し,それぞれ職員やお友達と一緒に参加しました。最後は職員の声掛けに合わせてみんなでかけっこを行い,園庭の端から端まで全員で競走することで十分に身体を動かすことができました。(脇田)

ほし お絵描き・点つなぎ

まだまだ暑さの残る日々ですが,めばえの子どもたちの笑顔や元気に職員もエネルギーをもらっています。

本日は,ほしグループにて机上あそびを行いました。「お絵描き」というと,はじめはなぐり書きや丸,だんだんと顔を描いたり手足を描いたり…というイメージがあるのではないかと思います。ほしグループのお子さんは,集団での経験や様々な線を描くこと,色を知りながら使うことを目標に取り組んだりクレヨンやマーカーなど使う道具も発達段階によって提供したりしています。

教材や道具を提供する前に姿勢を正します。腰が折れる仙骨座りになったり机と椅子が離れていたりすると姿勢を保ちづらいため調整し,非利き手は用紙をおせて描くよう伝えることで姿勢や動作も安定します。机上の作業は,両手がそれぞれの役割を行う必要があるため学習のための基盤つくりにもなります。

最近は,虫や恐竜がブームのほしぐみさん。図鑑を見て支援者に教えてくれたり「見てみて!こんな恐竜がいるよ!」と見せてくれたりするお子さんがたくさんいます。好きな色を選んだり描くものをイメージしたりすることも1つの力であるため,イラストを提示して形や様子をイメージしやすいようにすると「これを描く!」と張り切った様子の子どもたち。用紙に大きく描いたり支援者に手伝ってほしいことを一生懸命伝えながら楽しんで描いていました!

描くことの発達段階だけでなく,筆記具の持ち方,筆圧,支援者とやり取りする様子など様々な様子から,食具はどれが適しているか,理解はどれくらいか等も観察できます。「お箸にチャレンジしたい」「園で練習が始まりそう」など,それぞれの環境や手指,運動の段階に応じて適した道具を一緒に相談させていただけたらと思いますので,ぜひご相談くださいね。

(春田)