今回、指示を聞き取る力を養うことをねらいとして季節の制作を行いました。
まず、初めに季節感を感じることができるよう、見本を提示し生き物や植物の確認を行うと「てんとう虫!」や「葉っぱ!」等と伝える子どもたち。活動への期待感を高めて取り組み始める姿がみられました。次に、活動のねらいである聞き取る力を養うことができるよう、話し手に視線を集め机上に道具を置かない状態で説明を行いました。子どもたちは真剣に説明を聞き取り手順に沿って作業を進めることができました。
また、折り紙を小さく千切ったり枠線からはみ出さないように糊を塗ったりすることが難しいお子さんには、手の動かし方を伝えたり一緒に動かしてみたりと個別に働き掛けました。子どもたちは、好きなように折り紙やてんとう虫を貼り付け個性あふれる作品を完成させることができ、最後には「じゃーん!」と自慢気に作品を紹介していました。
今回の活動を通して、周囲の環境を整えることや子ども一人ひとりの発達段階に応じた働き掛けをすることの大切さを改めて感じることができました。自分の力で作品を完成させることで達成感や自信に繋げることができるため、今後も一人ひとりに寄り添った働き掛けをしていきたいと思います。
(松元)