にじ 玉入れ

今回,色の認識を高めることや対象物をよく狙って投げることをねらいとして玉入れに取り組みました。

初めに,支援者と一緒にボールの投げ方を確認しました。カゴに入りやすい投げ方を子どもたちに問い掛けると「下から優しく投げると良い!」と考える子どもがいました。ポイントを意識して取り組むことができるよう,力加減や腕の使い方等の手本を提示し,説明を行ってから実践に繋げると全員カゴの中にボールを入れることができました。

 

次に,2チームに分かれて玉入れ競争を行いました。1回戦と2回戦では,色の指定はせずランダムにボールを選択して行いました。子どもたちは最初に確認した力加減や投げ方を意識して取り組み,回数を重ねる毎に多くのボールをカゴに入れることができていました。3回戦と4回戦では,各チーム支援者から指定された色のボールを集めました。色の認識を高めることができるよう,ボールの色を1人ずつ確認する時間や指定された色を各チームで確認する時間を設けて玉入れを行うと,自分達で適したボールを選択して取り組むことができていました。

   

新年度になり,初めて一緒に活動に取り組む子ども同士や以前よりも難易度が高い活動への取り組み等,子どもたちはそれぞれ様々な刺激を日々受けています。また,まだ不慣れな友達に優しく教えたり手本を見せたり等,新たな一面を見ることができ,私達自身も多くの発見をしています。今後も,楽しさと学びを与えることができるような活動を提供し,子どもたちの自信や成長に繋げていきたいと思います。

  (松元)

放デイ 施設外活動(水族館)

施設外活動で、水族館に行ってきました!

実は,5月の施設外活動で水族館“前”の「イルカ水路」には来たことはありましたが,今回は今年度の施設外活動の締めくくりとして水族館内のイルカショーを見に行きました。

水族館へ出掛けると知った子どもたち。向かう車内からワクワクが止まりません。

大勢のお客さんに少し緊張気味でしたが,イルカショーの間しっかりと椅子に座りながら見学することができました。

その後は黒潮大水槽で,ジンベエザメやエイなどが泳ぐ姿に時間を忘れてしばらく見入っていました。

楽しかった今年度の施設外活動はこれで終了です。参加者の中には学校やめばえの放デイを卒業し,春からは新しい環境で頑張る子どもさんもいました。卒業前最後のいい思い出として残ると私たちも嬉しいなと思うところです。

ほし 感触あそび

今回,小麦粉を用いて,粉から粘土に変わる形状の変化を知ったり感触を確かめながら遊んだりすることをねらいに感触あそびを行いました。粉から粘土に変化するまでの過程を確認し,「さらさらする。」と言葉で伝えたり実際に触ったりして楽しむことができました。粉に少しずつ水を加えると「触りたい。」「○○したい。」と意欲的な発言がたくさん聞こえました。

粘土の感触が苦手な子どもも指先で触ることができたり掌を付けたりすることができていて,私たちも驚きましたが「すごいね。触れたね。」と称賛を行うと,ニコッと嬉しそうな表情の子どもたち。活動を通し,日々成長がみられ嬉しく思います。

また,粘土をこねたり丸めたりして,団子やピザ,バイキンマンやドキンちゃんなどを作り「見て見て。」と支援者や友達に見せ合う姿もみられ,手指に力を入れたり動かしたりしてたくさん触れることができました。今後も,手指の発達や他児との関わりに繋がるような活動を提供していきたいと思います。

(竹之下)

めばえ 職員研修

めばえでは月に1度職員研修を実施しています。

「子どもの人権」や「感染症や怪我の予防」「就学移行支援・連携」など毎月様々なテーマに沿ってグループワークや講義型の研修を行いながら利用している子どもたちへの関わり方や支援方法などについて学んでいます。

今後も,保護者の皆様と一緒に子どもたちの成長を支援していけるよう,研鑽の場として活用し,支援の質の向上に努めていきたいと思います。

にじ ジェスチャー伝言ゲーム

昼夜の寒暖の差はありますが、日中のポカポカな陽気が春を感じさせてくれます。今回は,言葉を使わずに伝える難しさを感じたり相手に伝わりやすい方法を考えたりすることをねらいに,伝言ゲームをしました。

まずは,動物や食べ物,乗り物など様々な種類の絵カードを1枚ずつ提示しながら物の名前だけでなく色や形,食感なども確認してからイラスト伝言ゲームとジェスチャー伝言ゲームに取り組みました。

イラスト伝言ゲームでは,1番目の子どもが絵カードを模倣して描いたものを2番目の子どもに提示し,何を描いているのか考えて今度は自分で絵を描いて次の順番の子どもに提示する,という繰り返しの流れで行いました。今回のお題は「スイカ」でした。

子ども1人1人「スイカ」の色は同じであっても形や特徴の捉え方が違うことが写真から分かると思います。「スイカってどんな色だったっけ?」,「種あったかな?」と呟きながら絵を描く子どもたちでした。中には「イチゴ」と捉えて表現した子どももいましたが,最終的には「スイカ」で伝わり,見事伝言を成功することができました。

ジェスチャー伝言ゲームでは「擬音語あり」と「擬音語なし」の2回取り組みました。2回ともお題はジェスチャーで表現しやすい動物で行いました。擬音語ありのルールでは身体で表現することに恥ずかしさをもっている子どもも「パオーン!」と鳴き声で表現したり前の順番の子どもの模倣をしたりすることができました。擬音語なしのルールでは,一切声を発することができないため,子どもたちも必死に身体を大きく動かして表現していました。表現方法に悩む子どももいましたが,動物の特徴やポーズを一緒に確認するとジェスチャーで表現することができ,相手に伝わった際は達成感を感じていました。

今回はイラストとジェスチャーの2種類の方法で伝言ゲームを行いましたが,言葉を使わなくても伝わる楽しさを味わうことができました。コミュニケーションツールは言葉だけでなく,様々な方法があることを今後も子どもたちに伝えていきたいです。

(木下)

放デイ 成人事業所見学会(奏の丘)

今年度実施している,“成人事業所見学会”で2月13日,27日に“第3弾”「奏の丘」(生活介護事業)の見学会を行いました。

利用者さんに応じたグループ分けや,様々なクラブ活動等が行われており,見学の際には実際に利用者さんの明るい表情もたくさんみることができました。

参加された保護者の方からは「実習に向けていい見学ができた。」「利用者の方に寄り添った支援が充実していた。」「グループホームの見学もしてみたい。」といったご感想もいただくことができました。

今年度を通して実施してきた成人事業所見学会はこれで終了となります。

様々な施設の見学を経て私たち職員も非常に得るものが多くありました。今後も,子どもさんの将来について一緒に考えていきたいと思います。

ご参加いただいた保護者の皆様ありがとうございました。

そら 体操あそび

1日の寒暖差が大きい季節ですが,元気いっぱいの子どもたちと体操あそびを行いました。

今回は,リトミックを行った後にマットで動物の模倣などを実施しました。

音楽や掛け声に合わせたり支援者の動きを模倣したりして身体を動かすことをねらいとしており,

音に合わせて歩く,走る,腕を上げるなど掛け声や手本提示を行うと手本に合わせて動いたり周りを確認しながら後から参加したりと様々な姿がみられました。また,この場にいて同じ時間を過ごす経験を重ねることができ,良い経験になったと思います。

その後のマット運動では,動物の模倣や回転など様々な動きに挑戦しました。

自分の力で回転したり,どうしたら大きく足を広げることができるかを考えたりしながら活動に取り組み最後まで取り組むことができ,たくさん身体を動かし大満足な様子の子どもたちでした!

今後も全身を使った様々な体操あそびを取り入れながら,子ども達の成長や発達を促していきます。

 

 ( 橋口 )

放デイ 季節の制作

3月に入り少し暖かくなってきたかと思いきや,今日は少し肌寒い1日でした。

明日3月3日は,ひなまつりということで,ひな人形の制作を行いました。

お内裏様とお雛様の着物にシールを貼ったり色を塗ったりして子どもたちオリジナルのひな人形が完成しました。

職員からは特に指定はありませんでしたが,子どもたちが作ったひな人形はどれも「笑った顔」や「ほほえんだ顔」など,とても穏やかな表情をしていました。

一般的には女の子の健康や成長を祝う行事とされているひなまつりですが,めばえでは子どもたちみんなの健康や成長をお祝いする機会にしたいと思います。

 

放デイ 季節の制作

2月23日は,施設外活動で都市農業センターの散策を予定していましたが,外はあいにくの雨模様・・・。活動を菜の花制作に変更して行いました。

台紙を貼り付けて茎や葉の位置を自分で決めたり,絵の具とスポンジを使って花の部分を作ったりしながらオリジナルの菜の花を完成させることができました。

完成した菜の花は部屋に飾ってしばらくみんなで観賞して過ごしました。

施設外活動が雨で中止というトラブルもありましたが「まぁ,そんな日もあるさ。」と

またの機会を楽しみにしてもらえたらと思います。

にじ ハラハラジェンガ

日に日に厳しい寒さも和らぎ,春の陽気を感じられるようになってきましたね。

今回は,集中力や指先の巧緻性を高めることをねらいとして,ジェンガあそびに取り組みました。

まず,ジェンガに使われる色やルールを確認しました。指先の巧緻性を高めることができるように,親指と人差し指のみでジェンガをとることを約束し,親指と人差し指の使い方も併せて確認しました。また,ジェンガは一般的に“倒した人が負け”というルールで進みますが,今回は子ども同士で協力する経験に繋がるように“時間内に全員が1回ずつ挑戦できたら子どもたちの勝ち”というルールを設け「エイエイオー!」の掛け声をしました。

1回目は,5分間の時間制限を設けて,タイマーを見ながら取り組むよう促しました。普段ならじっくり自分のペースで考えながら取り組めるジェンガですが,タイマーを提示したり次の他児とハイタッチをして交代したりすることで,時間や仲間を意識して取り組むことができました。ジェンガを抜く時には慎重になりますが,置く時の力加減が難しい様子があったため,縦横交互に積み重ねるルールを確認したり手本を提示したりしながら置く時の丁寧さも意識できるよう働き掛けました。また,待つ時間も集中して取り組むことができるよう,事前に順番を確認し見通しがもてるようにしながら「みんなできるから大丈夫だよ。」等の声掛けを行い,安心感をもって順番を待つよう促しました。

2回目は,7分間の時間制限を設けるとともに,色の指定も行いました。子どもたちが大好きなくじ引き形式で色を決めることで,意欲的に取り組めるよう働き掛けました。自分の好きな色ではなくても「まあいっか。」と気持ちを切り替えることができたり“濃い茶色”と“薄い茶色”等の色の違いも確認したりすることができました。回を重ねるごとに,どこを抜くと倒れてしまうのか一緒に考えようとする子どもの姿が増えたりジェンガが倒れた時には「ドンマイ!」や「大丈夫?」等と励まし合ったりして,他児と一緒に取り組む楽しさや充実感に繋がっているのではないかと感じました。

今回は,時間や色の指定を行い取り組みましたが,にじグループでは他にも“赤色のジェンガを引いたらお友達の好きなところを発表する”等といった色ごとにお題を決めて他児との関わりを楽しむジェンガや引き抜くジェンガの数をサイコロで決めるルール等を提供しています。人数に応じて,子ども同士の話し合いで順番を決める経験も重ねています。今後も,ルールやあそび方を工夫しながら楽しく集中力や指先の巧緻性,コミュニケーション力が高められるような活動を提供していきます。

(藤谷)