本日は,今年度初となる親子療育でフルーツバスケットを行いました。今回はルールを理解するなかで,他者と嬉しさや悔しさなどの感情を共有するというねらいをたてました。
ゲームを始める前に,自分のカードに色を塗っていきました。枠からはみ出さないように,手元を見ながら塗り進めていました。自分の手元に使いたい色のクレヨンがない時には「今,他の人が使っているから貸してくれない?」と,自分達で貸し借りをする様子がみられ,成長している様子を保護者の皆さんに直接見ていただくことができました。
塗り終わったらゲームに移ります。
フルーツバスケットのルールは,まず自分の果物を決めます。椅子を人数分より一つ減らし,円形に並べます。中央に鬼となる人が立ち,果物を呼びます。呼ばれた人は空いている椅子に歩いて移動していきます。座れなかった人が次の鬼となり,選んだ果物を呼びます。これを繰り返していきます。『フルーツバスケット』と呼ばれたら,全員で入れ替わりとなります。
ルールを確認し,練習したところで,いよいよ「フルーツ、フルーツ、バスケット!」の掛け声でスタートです。
呼ばれたらすぐに反応し,空いている席を探していました。鬼になっても笑顔と笑い声に溢れていて,とても賑やかです。今回,鬼となった人には自己紹介や質問に答えてもらい,お友達との仲を深められるようにしました。
大きな声ではっきりと答えることができていて,とてもかっこよかったです。
2回戦は『お野菜バスケット』に変更して行いました。用意したイラストは,トマト,ナス,ピーマンにしました。するとある男の子が,めばえの畑で育てている野菜だと気付いてくれました。説明する前に気付いてくれたことに驚きました。
僅かな時間でしたが,たくさんの笑顔にあふれた楽しい親子療育となりました。
今回はお忙しい中ご参加いただきまして,ありがとうございました。(福山)