そら 食育

食事マナーや食具の使い方を知ることを目的に食育の活動を行いました。まず,絵カードを見ながら食事の流れや挨拶などの食事マナーについて栄養士の職員からお話をしてもらいました。今回はイラストを用いた絵カードを見ながら○×クイズ形式で教材の提供を行いました。絵カードを見て「ご飯の前には手を洗わないとばつだね。」や「お皿を持ってたべたらまるだね。」と意欲的に食事マナーを確認する様子が見られました。

全体でのお話が終わると個別に食具の握り方やご飯を食べる時の挨拶を職員と一緒に確認したり練習したりしました。食具の握り方を確認した後,「いただきます。」や「ご馳走様でした。」とかっこよく食事マナーを実践する子どもたちでした。また,指先の使い方を確認しながらお箸やスプーンで食べ物の玩具を掬い,上手に皿から別の皿へ移動することができました。

これからも食育を通じて,子どもたちの「生きる力」に繋げていくことができるようにしていきます。(草野)

ほし 包み紙あそび

今回は,子どもたちが大好きなおやつの包み紙を指先あそびとして,自分で開けることに挑戦しました。アルミの袋とキャンディなどの包み紙,アルミホイルで玩具を包みました。3種類の包み紙を提供すると子どもたちは目をキラキラさせながら手に取る姿がありました。始めは,包み紙を引っ張ってみるなど,子どもたちで試行錯誤しながら開けようと頑張っていました。支援者が両手を使って包み紙を引っ張ったり,爪先で包み紙を開いたりするように手本を示すと,自分たちで開けることができました!中にミニボールや玩具が入っていることに気付くとすぐに取り出して「あった!」「みて!」と支援者に満面の笑みで玩具を掲げる子どもたちでした。

次は,先ほどの包み紙より少し難しいアルミの袋を千切って開けることに挑戦しました。袋を振ってカサカサいう音に耳を澄ませながら中身を確認したり,鼻を近付けて匂いを嗅いでみようとしたりと興味津々の子どもたちです。職員が切り込みを少し入れておくと,自分で切り込みの位置を確認して力いっぱい指先と手首を使いながら千切って開けることができました!袋が開くと「でた!」と言ったり,玩具を取り出したりと達成感でいっぱいの表情が素敵でした。

 

 

最後は,開けた袋や玩具はアンパンマンの箱に入れてみんなできれいにお片付けまでできました!

これからも遊びを通して,できることをたくさん増やし,たくさん褒めることで,子どもたちの“できた”という達成感や自信を高めていきたいと思います。(二見)

にじ 椅子取りゲーム

曲をよく聞きながら歩くことと,勝敗を受け止めて参加することをねらいとして,椅子取りゲームをしました。

まず,曲を聞くことを意識し,全員が座ることができるように,人数分の椅子を用意しました。音楽が止まったことが分かると,ぴたっと動きを止めて椅子に座ることができました。また,椅子が空いていることが分かると「ここの椅子が空いてるよ。」とお友達に教え,思いやりのある行動もみられました。支援者が「前のお友達を追い越さないようにゆっくりと歩いてね。」と声を掛けると,椅子を見て座るタイミングを窺いながら歩くことができました。

次に,勝敗を受け止めて参加することができるように,椅子を1つずつ減らしてゲームをしました。座ることができなかった際は少し落ち込む様子がみられましたが「あともう少しだったね。もう1回できるから座って待っていてね。」と声を掛けると,座ってお友達の活動を待つことができました。お友達の活動を見ながら応援している姿もみられました。音楽が止まりそうになると,急いで椅子に座ろうとする姿がみられ,集中してゲームをすることができました。

その他のゲームでも勝敗によって気持ちが左右されることがありますが,勝敗を受けとめる力も必要になっていきます。勝つことの嬉しさや負けた時の悔しさを感じながらも,勝敗を受けとめられるようになってほしいと思います。(五反田)

そら 寒天あそび

 感触あそびの一つで暑い夏にぴったりの寒天あそびを行いました。寒天あそびには危険回避能力が高まる,物の感触を知ることができる,砂あそびが苦手な子は砂遊びに繋げることができる,簡単に用意ができて口に入れても安全というメリットがあります。今回は寒天に触って感触を味わうことや型抜きをして手先の細かな動作の経験に繋げることを目的に活動に取り組みました。

初めに寒天あそびに取り組む際の約束事を説明し,実際に色の付いたカラフルな寒天を見てもらうと,「オレンジ色だね。」や「緑の寒天ください。」と目を輝かせながら活動を楽しみにしている様子が見られました。寒天に触ると「冷たいね。」,「気持ちいいね。」と支援者に感想を伝え,笑顔を見せて寒天に触る子どもたちでした。また,支援者と一緒に型抜きを使って指先の使い方を確認すると,上手に型を取って遊ぶことができました。活動の終盤には子どもたち自ら寒天を手でぎゅっと握って細かくつぶしたり,様々な色の寒天を混ぜて料理に見立てたりして自然とあそびを展開する様子にとても驚かされました。

 

今回の寒天あそびでは,感触あそびが苦手な子どもも少しずつ寒天に触り,最後まで活動に夢中になって取り組むことができたました。そらグループの皆さん,これからも様々な物の感触を味わいながら楽しくあそびましょうね。(草野)

にじ サーキット

手足を使ってバランスを取りながら進むことをねらいとして,サーキットをしました。

まず,巧技台の上に乗せてあるマットの上を渡りました。支援者が「マットがでこぼこしているね。どんな風に渡ったら良いかな?」と声を掛けると,四つ這いになり,手足に力を入れて自分なりの方法で怖がることなくスムーズに渡ることができました。

次に,マットの上のテープに沿って歩く場面では「難しそう。」「テープから落ちそうだよ。」と不安そうな声もありましたが「ゆっくりで大丈夫だよ。おへそは前に向けてね。」と声を掛けると,よろめきながらも最後まで渡ることができました。

最後に,巧技台の上の牛乳パックやウレタンブロックをまたいで進みました。見慣れないコースに「早くやりたい。」と興味津々な表情がみられました。巧技台から足が落ちてしまう子どももいましたが「おへその向きはさっきと同じだよ。最後は大きいブロックを頑張ってまたいでね。」と声を掛けたり隣で渡り方の手本を提示したりすると,手足でバランスを取りながら上手に渡ることができました。難しいコースも渡り終えると「難しかったけど楽しかった。」と達成感で笑顔になっていました。

これからも,全身を使ってバランスを取り,楽しく遊ぶことができるように活動を工夫していきます。(五反田)

放課後デイ 氷

今日は2グループに分かれて活動をしました。氷の冷たさを感じることをねらいとしています。1つのグループは氷を使って絵を描き,もう1つのグループは氷を使ったスライムづくりをしました。

絵のグループでは,氷に食紅を混ぜ,氷を紙の上で滑らせて氷の軌跡を楽しみました。「氷冷たいね。」「ぶどうシャーベットみたいだね。」と嬉しそうでした。氷を上手に滑らせて,できる線や模様を味わっていました。  

もう1つのグループは,水の代わりに氷を使ってスライムを作りました。「冷たい!」「でも気持ちいいね。」といった感想が聞かれ,こちらのグループも氷の感触を楽しんでいました。いつもと違う感触に,子どもたちも自然と笑顔になります。

梅雨が明け,暑さを感じる日が多くなりましたが,涼しさを感じる活動を取り入れ,季節を感じられるようにしていきたいと思います。(渡邉)

にじ 信号ゲーム

色を確認し,聞いた言葉に合わせて身体を動かすことをねらいに,信号ゲームをしました。「何するの?」や「信号知ってるよ!」と初めて挑戦する遊びに,ワクワクした表情を見せてくれる子どもたちでした。

最初に,信号の色や意味を確認しました。「赤は止まる。」と,色の意味まで伝えることができました。同時に,他の色も確認し「ピンク,緑,茶色,紫…。」と次々に知っている色を答えることができました。

色の確認が終わり,いよいよゲームに取り組みます。ルールは,職員が「青。」と言った時は「一歩。」と言いながら一歩前に進みます。「赤。」と言った時は「止まる。」と言いながらその場で止まります。「緑。」や「ピンク。」等の信号に無い色が出た時は「ないない!」と言いながら手を左右に振ります。そして少しずつ前進したところで「黄色。」と聞こえたら鬼役の職員が追い掛け,子どもたちはスタートした場所まで逃げるというルールです。職員がお手本でゲームをすると「面白そう!」と気持ちを伝えてくれました。

いよいよゲームが始まり「青。」の合図で順調に前に進む子どもたち。大きな一歩を踏み出したり慎重に足を出したり,進み方は様々でしたがそれぞれのペースで前進していました。「ないない!」と元気な声で,全身を使って手を振る仕草がとても可愛らしかったです。そして,少しずつ鬼役に近付くと子どもたちの緊張感も高まります。「き,き…。」と職員が言うと思わず身体が動き出してしまう子どもたちでしたが「黄緑!」と言うと「え~?」と安堵したような表情でした。

最初はルールの理解が難しい様子もありましたが,お互いに周りのお友達や職員の様子を見ながら合わせて一緒に動くことができました。午後の自由時間も「もう1回する!」と,しばらく楽しんでいる様子でした。今後も,ルールのある集団あそびに取り組んでいきます。(坂元)

にじ 廃材あそび

身近な素材を知ること,指先を使うことをねらいに廃材あそびを行い,今回は転がし迷路作りに挑戦しました。

まず,迷路の道を作るためのストローを切ります。「どんな道にしようかな…。」と想像しながら,1つずつ丁寧に切ることができました。年度始めはまだ少しぎこちなかったハサミの使い方も,活動を追うごとに上手になってきています。

次に,切ったストローを箱の底面に貼ります。土台となる箱は,ティッシュ箱やお菓子の箱,食品トレーなど,身近な空き箱です。スタートとゴールの位置を確認して,自分の好きなコースを作ります。ストローを手で固定させながらテープを貼るため,立ち上がって貼りやすい姿勢を考えながら取り組むことができました。今回はストローの他にペットボトルキャップも貼りました。キャップの中にビー玉を入れたり周りを1周させたりなど,素材を変えることで様々な遊びの応用ができます。

最後に,転がすためのボールを作りました。このボールはアルミホイルでできており,通常のビー玉より軽いため一気に端まで転がることなく,微調整をしやすいという特徴があります。手でぎゅっと小さくしながら,最後はきれいに丸くまとめることができました。

迷路が完成するとそれぞれ夢中になって遊んでいましたが,しばらくすると「僕のもやっていいよ。」と交換して遊ぶ様子がありました。遊びの中で自然とお友達と関わる姿に成長を感じ,職員もとても嬉しい気持ちになりました。

完成した迷路を「見て見て!」と満足そうな表情で見せてくれた子どもたちでした。今後も子どもたちが身近な物に触れながら,楽しく参加できる活動に取り組んでいきます。(坂元)

 

ほし 指先あそび

室内あそびでは,身体を動かすあそびだけでなく机上や感触あそび等座って取り組む活動も設けています。今回は,支援者と一緒に指先の使い方の確認をしたり身に付けたりすることをねらいに指先あそびの中で動物の顔に洗濯ばさみを付けました。

最初に支援者が手本を示しながら洗濯ばさみの掴み方を伝えると自分なりに模倣しますが,なかなか開かない洗濯ばさみを不思議そうに見つめていました。手添え支援を行いながら「パチパチ付けようね。」と言葉などで伝えることで子ども達も分かりやすく回数を重ねるごとに1人で開くことができるようになりました。開くことができるようになると,非利き手で動物の顔を押さえ,利き手で洗濯ばさみを持ち好きな場所に付けて動物の髭や耳に見立てて遊ぶことができました。

  

顔に付けてライオンに見立てたり,お魚の背びれに洗濯ばさみ同士を長く付けたりと自分なりに工夫しながら楽しむ姿も見られました。また,台紙に挟むことが難しい子どもには支援者が洋服に洗濯ばさみを付けることで,手で引っ張って取り手先の使い方を経験することができました。

  

身近にある洗濯ばさみで,子どもたちから新しい遊び方を発見したり支援者が提供したりすることで最後まで集中して取り組むことができました。今後も子どもたちからのアイディアを大切にしながら遊びを展開していきたいと思います。(大坪)

ほし リズムあそび

ほしグループでは,音楽に合わせて身体を動かすリトミックを療育前に行い,音楽に慣れ親しむ機会に繋げています。何かの音楽や音が聞こえると笑顔になったり,不思議そうな表情をしたりと,反応を返してくれる子どもが多くいます。

今回は,楽器の音を知ることをねらいに楽器あそびを行いました。トウモロコシやいちごの形をしたマラカスを見せると,本物だと思い,思わずぱくりと食べようとする子どもたち。音がすることに気がつくと耳を近づけたり,ゆっくりと振ってみたり,自分なりに楽器を鳴らす様子がありました。支援者が,カスタネットの持ち方や音の出し方の手本を見せると,自分もしてみたいと手を伸ばしていましたが,いざ持ってみると「あれ?」と持ち手が上手く指に通らず,もどかしそうにする姿がありました。支援者が手を添えながら一緒に行うことで音を出すことができ「できた!」と得意げな笑顔が見られました。

子どもたちが音を出せるようになった後『やまのおんがくか』に合わせて楽器を演奏しました。隣のお友達から出る音に驚いたり,負けずに大きな音を出してみたりする姿が印象的でした。

また,大きい太鼓を1人が鳴らすと,何の音かなと不思議そうな表情で子どもたちが集まり,輪になって太鼓を叩く様子がありました。楽器あそびは1人でも楽しめますが,お友達と一緒に行うことでさらに楽しさが拡がるようでした。

この日は,それぞれが思い思いに楽器に触れることができたようです。これからも少しずつ楽器に触れていき,興味関心や表現の方法を拡げるきっかけづくりに繋げていきたいと思います。(北島)