5月25日 絆を深めよう!保育園交流

今回は,同法人の石谷の森保育園と約4年ぶりに対面での保育園交流を行いました。

保育園とめばえお互いのことを知り交流を図ることをねらいとして,石谷の森保育園にて自己紹介やお互いの施設の紹介,じゃんけんあそびに取り組みました。

初めに,お互いの自己紹介・施設の紹介をしました。それぞれ,自分の名前や年齢,好きな遊び,施設の好きなところを紹介し合いました。初めて会う職員やお友達に緊張しながらも,はきはきと紹介をすることができました。

次に,2種類のじゃんけんを使ったあそびをしました。からだじゃんけんでは,初めてする子どももいましたが,職員の話をよく聞いて身体でグー,チョキ,パーを表現することができました。また,段々早くなる職員の掛け声に合わせて,じゃんけんをすることができ楽しく取り組むことができました。

最後に,貨物列車では,めばえでも大人気の活動の為,みんな揃って「したことあるー!」と大盛り上がりで活動に参加することができました。職員のピアノに合わせて決まった方向に歩き,保育園の子どもと積極的にじゃんけんをすることができました。一番先頭になったお友達は,職員の「列車でどこに行きたいですか?」という質問に対し「新幹線が見えるところ!」と答え,気分上々で活動室を歩く姿がありました。

普段一緒に活動することのないメンバーや環境で活動することは子どもたちにとって様々な刺激になります。また,自ら積極的に他児と関わったり反対に恥ずかしくなったりと子どもの新たな一面を見ることは子どもたち1人1人について知る上で職員にとっても学びになります。

今年度は,後3回の実施予定です。今回は1回目ということもあり,少し緊張感のある雰囲気でしたが今後回数を重ね,仲を深めより楽しく活動できるよう働きかけていきます。これからも子どもの成長や経験に繫がるよう様々な環境での活動を提供していきたいです。

(松元)

避難訓練

各地で地震が発生している現在,火災や洪水などさまざまな災害が起こることが考えられます。場面毎によって変わる避難経路,方法の確認や火災に関する基礎知識を身に付け,職員の防災意識向上を図ることを目的としてめばえでは毎月避難訓練を実施しています。5月は火災を想定して行いました。

避難訓練が始まり大きな非常ベルの音が響き渡ると「怖い。」と言って耳をふさいだり,「逃げないと。」と言って活動室から出ようとしたりする子どもがいました。まずは,慌てず職員の指示を聞きながら,出火元から離れた場所に避難できるよう誘導を行います。各クラスまとまって避難できており,避難後も速やかに点呼を行うことで避難が完了したことを全員で把握することができました。また,実際に消防に通報を行い,初期消火や避難の状況について共有をすることで,各職員の役割や子どもたちの安全確保を第一とした行動について再確認することができました。今後も,それぞれの役割や状況に応じた避難方法を理解しながら,普段から実際に災害が起こった時をイメージした訓練を実施していきたいと思います。

(中園)

 

 

そら 感触あそび

今回は、感触を楽しむことや道具を使ってものを掬うことをねらいに行いました。感触あそびとして春雨を触る活動に取り組みました。

最初に乾燥した春雨を提供すると指でつついてみたり折ってみたりと不思議そうに触っていた子どもたち。次に水で戻した春雨を提供すると、感触が変わったことに気付いて驚いて感じたことを声に出し、ぎゅっと握ったり落としてみたりと大興奮な様子でした。

次はトングを使い、容器に移して道具を使う経験をしました。繰り返し容器に移す姿がありとても楽しそうに集中して活動に取り組んでいました。

感触あそびは、様々な素材に触れて感触を確かめることで、指先に刺激を入れたり五感を育んだりすることに繋がります。 また、感触あそびの楽しさを経験することで「もっと色々な物に触りたい!」と思い好奇心を掻き立てることにもつながります。

加えて道具を使うことで指先や手先の発達を促したり手の使い方を知ったりすることができます。ペンを持つ・洋服のボタンを留めるなど指先の発達が必要な動作は、日常生活を送るうえでも重要です。手指の発達は、子どもの自立への第一歩だとも考えられています。

今後も様々な教材を用いて、感触あそびを行い手先の発達に繋がる活動を提供していきます。

(橋口)

令和5年度ペアレント・プログラムについて

めばえでは令和5年6月~7月でペアレント・プログラムを実施します。

「ペアレント・プログラム」とは,保護者の皆さんが,子どもさんの個性に合った関わり方を 学びながら日頃の子育ての困りごとを解消し,楽しい子育てができるように支援する 「子育て応援プログラム」です。一緒に子育てのヒントを探してみませんか?

めばえを利用されている保護者の方に限らず,周辺地域の皆様を広く募集しています!

詳しくは,下記の募集案内をご確認下さい。↓

ペアレントプログラム案内

食育

今年度初めての食育を行いました。(4/11(ほし),4/14(そら),4/20(にじ))。今回は,給食ができるまでの流れを知ることを目的に活動を行いました。

どんな食べ物があって,誰がいつもご飯を作ってくれるのかや「いただきます。」と「ごちそうさま。」にはどんな意味があるのか話を聞き,食べ物や人の絵カードを見せると手を挙げて発表することができました。また,分からないお友達に対して,小さい声で教えてあげている子もいました。

 

  

給食室の見学では「今日の給食は何ですか。」と質問してみたり「ご飯を作ってくれてありがとう。」と学んだことを活かして感謝の気持ちを伝えたり,給食の先生の「全部残さず食べてね。」の声掛けに対して「はい。」と返事をすることができました。その後は,献立や使われている食材の確認を行い,給食を食べました。給食の先生との約束を守り,いつもよりたくさん食べている子が多かったように思います。

  

今年度も,子ども達が楽しく参加できるよう工夫しながら,食育を行っていきます。              (中間)

放デイ 施設外活動(公衆電話)

今回は,めばえ周辺の公衆電話のある場所を確認する,公衆電話の使い方について学ぶことを目的に施設外活動を実施しました。

職員でも公衆電話を使う機会がほとんどなく,手順が曖昧な部分も多くありましたが,写真カードを使って事前に使い方を確認した子どもたちはスムーズに受話器を手に取り,お金を入れていました。初めて公衆電話を使用する子どももいましたが,見た目や誰かが使う姿を見て「電話をする物」という認識を持っている様子でした。

相手からの「名前は何ですか?」や「今何をしているの?」という質問に対し,しっかり受け答えをしたり「あなた誰ですか?」と質問をしたりと使いこなしています。今回の施設外活動で「コンビニなどによくある緑の物は何か」という謎が解け,新しい発見ができた子どももいたのではないかと思います。(中園)

 

 

 

ほし 粘土あそび

今年度が始まり,早一ヶ月が過ぎようとしています。子どもたちは元気に室内で身体を動かしたり絵本を見たりなど様々なあそびに興味津々です。今回は,感触あそびの中の1つでもある粘土あそびに取り組みました。今年度最初の粘土あそびだったため,粘土を丸めたり伸ばしたりしながら感触を感じることをねらいに行いました。

      

最初に,どのような物を作ったらいいか手本を提示したりあそびの際の約束事(床に粘土を落とさない,タイマーが鳴ったら片付けをする)などを確認したりしてからあそびました。支援者が手本で長く伸ばし蛇を作ると興味津々に見つめ「僕も作る。どうやるの?」と伸びる粘土を不思議そうに見つめる様子がありました。支援者が「パーの手にして長く長く伸ばしたらいいよ。」と扱い方を提示しながら作り方を一緒に確認すると,伸ばすことができ嬉しそうにしていました。

      

また,粘土の感触が苦手で触ることが難しい子どもには,サランラップの上に粘土をのせて提供したり支援者が花などの作品を作って提供したりすると興味を示し,指先で触って感触を確かめたり見つめたりなどその子どもなりに活動に参加することができました。タイマーが鳴りあそびが終わることを伝え粘土箱を提供すると,自ら粘土を入れ片付けに取り組むことができたため,今後も見通しのもてる声掛けをしたり事前に約束事を確認したりしながら取り組んでいきたいと思います。

今後も子どもたちの様子を確認しながら提供方法などを工夫し,様々なあそびを経験したり子どもたちの成長,発達へと繋がるよう様々なあそびを取り入れたりしていきたいと思います。          (大坪)

にじ 一緒に遊ぼう!音楽療法

今回は,外部講師の七呂拓代先生と約2年ぶりに再開した音楽療法を行いました。

一緒に遊ぼう!呼吸を感じよう!をねらいとして,リズムムーブメントや楽器を用いたコミュニケーションあそび等に取り組みました。

初めに,ハンドドラムを用いて1人ずつ挨拶をしました。「こん にち は。」,「よ ろ し く ね。」というように,言葉にリズムをつけてハンドドラムを叩いて手本を提示すると,緊張しながらも優しくハンドドラムに触れたり勢い良く叩いてみたりと楽しい雰囲気で挨拶をすることができました。

手遊びでは,様々な感触のボールを「お隣りへ♪」の掛け声に合わせて隣のお友達に渡し「チクチクボールだ!」,「はいどうぞ。」等と言って子ども同士でコミュニケーションをとりながら取り組むことができました。

次に,リズムムーブメントをしました。普段使用することのないギロやドラム等の楽器を見ながら「どんな音がするのだろう?」とワクワクする子どもたち。全身に力を入れて動きを止めたり手本を見ながら音や音楽を聴いて動きの速さや大きさを変えたり等,身体の動かし方を考えてのびのびと身体を動かす子どもたちでした。また,床にごろんと寝転がり,ゆったりとした音に合わせて呼吸の音を感じることでリラックスすることもできました。

そして「もけらもけら」の絵本の読み聞かせでは,音の響きやリズムを楽しみました。「もけらもけら」や「しゃばだ ぱたさ」等の講師の先生が言った言葉に合わせたリズムを聞きながら自然と復唱する子どもたち。読み終えると「もう終わったの?」と言って絵本の独特な雰囲気に引き込まれているようでした。

最後は,フロワタムという打楽器を用いてコミュニケーションあそびを行いました。2チームに分かれて順番や楽器を譲り合いながらフロワタムを一緒に叩きました。ハンドドラムで終わりの挨拶をする際には,全員が始まりの挨拶の時より心を開いているようで,子どもだけでなく,職員も音楽や音楽療法の楽しさを改めて学ぶことができた機会になりました。

様々な音や楽器に触れ,表現力を豊かにしたり心身をリラックスさせたり音楽に合わせて身体を動かすことで運動機能の向上や気持ちの発散に繋がる等,様々な効果がある音楽療法は,今後も1グループ月に1回のペースで実施していきます。

ご家庭でもゆったりとした音楽を一緒に聴いてリラックスする時間を作ったり音楽に合わせて身体を動かしたり等,音楽を通してコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。(藤谷)

クッキング(お弁当)

今年度の最後のクッキングでは,お弁当作りを行いました。まず初めにエプロンを付け,手を洗い支援者の説明を聞きました。その後は,塩・のりたま・ゆかりの中から好きな物を選び,思い思いの形に握りました。

卵焼きや唐揚げなどお弁当に詰める際は,どこに置こうか迷ったり途中で味見をしてみたりと,とても楽しそうに好きなおかずを選び,美味しそうなお弁当を完成させることができました。

食べる際は,机を窓側に設置し窓を開けて風を感じたり,外にブルーシートを敷いて食べる等クラスごとにいつもと違った環境で食べたため,いつもよりたくさん食べていました。また,「何が一番美味しい?」と聞いたところ,「おにぎり!」と元気に答えてくれる子もおり,やはり自分で作ったものが一番おいしく感じるんだなと改めて思いました。

来年度も色々な道具を使って楽しく,積極的に参加したいと思えるようなクッキングを行っていきます。     (中間)

放デイ 地域清掃

今回の施設外活動では,めばえ周辺地域をきれいに清掃することで,地域に対する関心や理解を深める,また,掃除道具の使い方や掃除の仕方を確認し,日常で実践することを目的に松陽台ふれあい公園へ清掃に行きました。

トングには持つ場所に印をつけて,事前に使い方の確認を行いました。最初は,ゴミを上手く掴めず,ゴミ袋に入れるまで何度も落としてしまいましたが,コツを掴むとスイスイ拾っていました。また,ゴミが茂みやベンチの近くに落ちていることに気付いた子どもたちは「あそこに落ちてそう!」とまるで宝探しのように積極的に取り組む様子がみられています。途中で出会った数匹の猫たちと遊びたい気持ちを抑えながら清掃を行い,袋いっぱいのゴミを集めることができました。

今回の地域清掃を通して,地域の方々にめばえや何事にも一生懸命取り組む子どもたちについて知ってもらう機会に繋がったと思います。今後も,地域との交流・連携を積極的に取り入れることで子どもたちが住みやすい街作りができたらいいなと思います。

(中園)