どら焼き

今日のおやつは手作りのどら焼きです。

利用者の皆さんは3時のおやつを楽しみにしている方も少なからずいらっしゃり、又、

ご自分で作る手間も厭いません。

どら焼きは買って食べるものと思い作る事等あまり考えもしませんでしたが、要するに

皮はパンケーキの親戚みたいなもの、いこいの丘の主任がホットケーキの素で作る事を

教えてくれました。

ならば皆で出来るよね!と早速午後から皮作りをはじめました。

シットリ感を出すために豆乳を使う事がコツなんだそうです。(実はウチの主任、料理上手

なんです)きめ細やかに練り上げた生地をいざ焼いていきます。こんがりきつね色に焼き上げる

技も教わり、皆さんご自分の分を弱火でじっくり、待ち遠しそうな様子で焼いていきます。

小さいものや大きいもの、チョット楕円形になってしまったものもありますが、自分で焼いた

ものは一味違いますね!餡も生クリームを混ぜ込んだ特製の代物です。

皆さん「美味しい」と完食。

しかし「今日は少し夕飯を減らそうかな」とカロリー計算もきちんと考える方達でした。

漬物とぜんざい

利用者の方からご自宅の畑で採れた株をいただきました。

という事で、新鮮なうちに今日は皆さんで漬物作りです。「いこいの丘はいつもクッキングを

している」なんて羨ましがられそうですが、これは大事な活動なんです。

レクリエーションやゲームでも確かに楽しんでいただけますが、料理や家事は皆さん長年

熟されてきた事(男性利用者でも料理が得意な方もいらっしゃいます)、今はあまり台所に

立つことが無くなっても、食材や調理器具を手にすると人が変わったように慣れた手さばきを

見せてくれます。表情も引き締まり、「きっとこんな風に長年ご家族のために食事を作られて

いたんだろうなぁ」と想像されます。

高齢者の方にとって、「私がやらねば!」と誰かの役に立つという使命感達成感がとても

重要であり活力の素になると度々耳にします。

今日も「みんなで3時のおやつに食べてもらいたいのでお願いします」と伝えると、数名の

女性利用者さんが集まってくださり、あっと言う間に株の浅漬けの出来上がり。

翌日良い塩梅に漬かった漬物と、それに合う甘味のぜんざいを作りました。

白玉をお餅代わりにし、寒い日に有り難いあったかおやつを皆さんで堪能しました。

クリスマス準備

師走に入り街のショーウィンドウにもクリスマスツリーを見かけるようになり、施設のBGMも

クリスマスソングが流れ、いよいよ今年最後のイベントが近づいてきました。

そこでいこいの丘でも早速飾り付けの準備に取り掛かり、色紙でポインセチアや星を作ったり

紙コップに色を塗って立体壁面ツリーを作成したり、又、皆さんの身の丈より高いビッグツリーには

モールやオーナメントをつけて100%手作りのきらきらツリーが飾られました。

ミニツリーツリーにもライトが点ると「わぁ、綺麗!うちにも欲しいね!」と何度も感嘆の声を上げられ、

皆さんの顔も華やぎます。

「私らの子供の頃にはなかったけど、いいもんだねぇ」、皆さんの子供時代にはなかった習慣のようですが、

お子様たちにケーキやプレゼントを買って差し上げたことはあったようです。

今度は皆さんがプレゼントを貰う番ですね!

飾り付けもほぼ終わり、後はサンタの到着を待つばかりです。

 

芋掘り&茶節

「しろやまの風」で育てたサツマイモもそろそろ収穫の時期がやってきました。

いこいの丘の利用者さんも、昼の園庭散歩の時にいつも野菜の成長具合やサツマイモ畑を

気にして「上手に育てるなぁ、葉っぱが大きくなったど」と実の生るものに興味深々でした。

 

11/24(土)はいよいよ芋掘り。しろやまの風の利用者さん達で掘られた芋を手にして

「大きいのが出来たな!二つもついとる」と満足げな笑み。「私らの小さい頃は毎日カラ芋

やった」と常食だったことを懐かしそうに何度も聞かせてくれました。栄養価の高いサツマ

イモをよく食べ、よく働き、だから皆さん足腰丈夫で元気なんですね。

 

そしてもう一つ「懐かしいものシリーズ」の茶節作りです。

いこいの丘の利用者さんが手作りの味噌を持って来てくださり、添加物ゼロ、愛情たっぷりの

味噌で今日のティータイムは「茶節」。味噌とカツオ節を混ぜながら「うちのお父さん(ご主人)が

好きでいつも飲んどった」と本当に懐かしそうです。

それぞれの家庭の作り方があるようで、皆さん微妙に違いがあり「こうすれば簡単なのよ」と

教えてくれます。茶節経験の無い職員も(筆者ですが)「美味い!これ好き」と日本人がホッと

する味に感激!身体が温まりました。ごちそうさまです。

 

そしていこいの丘の窓辺では椿の花が咲き始め、毎日蕾が大きくなるを見て開花を楽しみに

していた方達、テーブルに飾ろうと少しだけ手折らせていただきました。

皆さん花と歌が大好きで、摘んだばかりの花を手に「三日遅れの~」と歌い出しそうです。

 

 

ウィズフェスタ

11月恒例の「ウィズフェスタ」に行ってきました。

毎年晴天に恵まれるマーケットで、今年も見事な晴天の下大いに賑わっておりました。

場所も利用者さんの負担にならない程度の距離で、買い物好きな方達には願ってもないお出かけでした。

数ある出店のなかでもやはり食べ物に目が行くようで、早速試食タイムです。

何日も前から「近所の方にみかんを頼まれているのよ」と、より美味しそうな物を吟味し、しっかり

自分の分も購入。

今年はパンが全品100円と、ウィズの方達もお客さんが求め易いようとっても頑張ってくれて

いた為、パンコーナーには人だかりができていました。職員が「ここのパンは美味しいよ!それに

100円は安い」とアドバイスすると、いこいの丘の利用者さんも皆さん購入されていました。

買い物を済ませると歩き疲れたようで、今度はひたすら座れる場所探しです。ウィズの利用者さんも

椅子を貸して下さったり、温かい飲み物を提供してくださったりと。とても助かりました。

ありがとうございます。

また来年もお邪魔させてください。

 

コスモス&芋餅

秋もたけなわ、いこいの丘の周辺でも自生のススキやセイタカアワダチソウが真っ盛りです。

わけてもコスモスが見頃で、秋を感じようと慈眼寺公園に見学に行って来ました。

日中は汗ばむような陽気で、秋晴れの中ピンクの絨毯が眩しいほどの眺めでした。

平日にも関わらず多くの観光客が訪れており、コスモスの名所として慈眼寺公園も有名に

なりましたね。

いこいの丘利用者さんたちも送迎の途中で眺めてはいるものの、なかなかゆっくり観る

機会が無かった為、皆さん感嘆の声を上げられていました。花をしっかり観察し、同系色の

花の中でも「この色が一番好き」と好みを語ったり、「白が少ないな」と畑全体のバランス

にも言及されていました。鋭いです!

来園者の中には小さなお子さんもおり、皆さんそちらにも目を奪われたようで「可愛いなぁ」の

連発、本当に花や幼子は心を癒してくれますね。

沢山歩きお腹も空いたところで施設に帰って来てからはさつま芋でおやつの「芋餅」作り。

皆さん日頃はあまり調理をされなくなっていますが、そこはベテラン主婦揃い、食材を

手にすれば味も軟らかさも目分量と感覚で決めていき、ほんのり甘い「芋餅」の出来上がり。

流石です!

今日は秋色の一日でした。

 

 

 

 

 

たこ焼きパーティー

寒くなってきましたね。温かいものが恋しい季節になり、いこいの丘では恒例の

「たこ焼きパーティー」を行ないました。

今年で4回目、毎年作って下さる利用者さんも今年初めて参加される方も朝から待ち遠しい

ようで、午後から早速準備に取り掛かりました。

必須のたこを切ったり、キャベツの千切りをしたりと女性陣大活躍です。若い男性職員には

自分の孫のように優しく切り方を教えて下さり、職員も真剣にキャベツに向き合って格闘して

いましたが、足を引っ張らなかったでしょうか?

大きいたこや小さいたこ、太いキャベツ細いキャベツ手作り感に溢れた具材を生地の中に

投入し、「さあ、焼きますよ!」、ひっくり返すタイミングが難しいんですよね。

職員に「もういいかな?」と何度も訊きながら慎重に竹串で返します。初めての方も

チョットおっかなびっくりでしたが、すぐに上手くなりクルックルッ!

部屋中にソースの香りが漂い、皆で熱々を頬張りました。皆さんとっても気に入った

ようでしたが、食べすぎには注意しましょうね!

ハッピーフェスタ

10月27日、ドルフィンポートで開催された「ハッピーフェスタ」に行ってきました。

毎年多くの施設が利用者さんの手作り作品や調理加工品を出品し、しろやまの風からも

花の苗や可愛らしい小物が数多く出品されていました。

土曜日ということで比較的多くのお客様が来場されており、いこいの丘の利用者さんも他の

お客さんに混ざって各施設のブースにに足を止め、「これは壁掛けかな?上手に作るね」などと

言いながら興味深そうに見て回られ、しろやまの風の出品の花苗は「いこいにもあったな」と

園庭散歩の途中に見た事を覚えておられました。

中でも皆さんの目を惹いたのは食品関係、試食コーナーでは足を止め一通り味わった

ようで、どこの施設の職員さんも快く提供してくださりありがとうございました。そして

気に入ったお菓子をご家族の為にお土産に買われる優しいお父さんの姿もありました。

午後から出かけたため、この日のおやつは現地で調達したシュークリームとみかん、しろやまの風の

売り上げに少しだけ貢献しました。

皆さん昼食もしっかり召し上がりましたが、いつもと違う雰囲気のテラスで頂いたせいか、おやつも

ペロリ!食欲旺盛、元気ハツラツです。

来年もどんな作品が出品されるのか楽しみですね!

 

地域交流スポーツ大会

10月20日穏やかな晴天の下、地域の方々との交流スポーツ大会が行なわれ、参加人数も(地域より)

24名と昨年より多数の方々が集ってくださいました。

数日前から職員が整備したグラウンドでの「グラウンドゴルフ」や「各種ゲーム」、「カラオケ」等、

利用者さんと共に楽しんでくださったようでした。

グラウンドゴルフでは皆さん日頃の練習成果を存分に発揮されるべく、表情も真剣そのもので、いこいの

丘の利用者さんは参加できなかったものの、ナイスショットには惜しみない拍手を送られていました。

地域の方々は運動後の身体を秋風でクールダウンさせる為昼食は園庭で摂られていましたが、飛び入りで

児童の利用者さんが3名来て食事を共にし、地域の皆さんも可愛い来客と話が弾んだようです。

午後からはいこいの丘の利用者さんもゲームに参加し、馴染みのある種目では「これはやったことがあるよ」

と余裕のプレーをを見せ、目新しい物には「難しかなぁ」と悔しがる場面もありました。

食堂では地域の方々と利用者さんがカラオケ大会の真っ最中、選曲は時代がはっきり分かれ、リクエスト数は

地域の方々が圧倒的に多かったように感じました。

地域の世話役さんも「みんな外に出る機会が少ないから今日は喜んでるよ。又こういう機会を作ってもらいたい

ね」と言って下さり、その後の表彰式でも上位は地域の方が独占!皆さん笑顔で帰られました。

いこいの丘の利用者さんもゲームで賞品を貰い思いがけないプレゼントだったようで早速中身を確認!

職員に使い方を訊き「これいいな」と試されたり、参加賞の方もきれいなラッピングと中身が気に入った

ようでした。来年はグラウンドゴルフにも参加しましょうか?

誕生会

いこいの丘では毎月『誕生会」を行ないます。

今月お誕生日を迎えられた方は満88歳の男性の方でした。

数少ない男性利用者の中でもその方はとてもお元気で、体操の時間など一番大きな

掛け声を掛けて盛り上げてくださいます。身体能力も高く、足上げ体操などでは靴

が飛んで行くのではないか思うくらい勢いよく足が上がります。

今でも野球が大好きで、テレビ中継されているとプロアマ問わず真剣に見入ってお

られ、何かに興味を持って没頭することが出来るということは、身心を若く保つ秘

訣だとその方を見てつくづく思います。

他の利用者さんにいただいたサツマイモでおやつを作り、メッセージカードを差し上

げて誕生会、「ハッピーバースティ」を皆で歌うと感激されたようで涙ぐまれていま

した。来年も皆さんでお祝いしましょうね!

そして今月は鹿児島県警からも「いこいの丘」にプレゼントをいただきました。

「夜間の反射材」です。バッグにつけるタイプとリストバンド式になっている物の

2種類です。

無理な横断で事故が増えていることを皆さんに説明し、「夜間の外出時に身につけ

て下さるとドライバーもとっても助かります。お互いの安全の為に是非活用させて

いただきましょう。」とお伝えし、早速手荷物につけて帰られ、これで利用者さん

の安全度がアップされました。鹿児島県警の皆さんありがとうございました。