今回は,粘土に触れたり,形を作ったりする中で自分の気持ちを共有できることをねらいとして,粘土あそびをしました。子どもたちに粘土を提供すると,こねたり丸めたりして粘土の感触を確かめ始めます。そして職員が予め用意した見本となる写真を提示すると「これ作りたい!」と好きな形を作っていきます。中には,自分で思い描いた形になるように粘土を重ねる子どももいました。粘土で形を作ることが難しい子どももいましたが,職員が土台を作りそこに丸めた粘土を乗せていくことで形を作ることが出来ました。
完成した作品を発表する場面では,支援者と一緒に「これを作った。」とお友だちに見せる子どもや「ケーキを作った。」と具体的に形を発表することができた子どももいました。粘土を片付ける場面では,「まだやりたい。」と粘土あそびを楽しむ子どもの姿がありました。
今回の活動で,子どもたちが自分のことを発信する機会を設けることで粘土を触った感触や自分の作った物をお友だちに伝えることができていました。これからも子どもたちが感じたことを言葉で伝える経験ができるようなあそびを提供していきます。(久木崎)