旧暦では,2月4日あたりの「立春」の日が1年の始まりとされていました。そのため,立春の時期は豆まきをして一年の穢れを祓い清める風習が生まれ,のちの節分として定着していったそうです。現在,コロナ禍の中で,入所者の方々は,外出もままならない中で主に施設の中での生活を強いられておられます。入所者の方々に少しでも季節を感じて頂くと共に,新型コロナウイスが一日も早く終息に向うよう願い節分の催しを開催しました。
最初に施設長から節分についての説明が有り,入所者の方々も改めて節分の意義を再認識された様子でした。
次に,年男年女の方をたくさんの方々が拍手をされ,とても良い雰囲気に包まれました。
レクリエーションでは,何が出て来るか楽しみな様子でしたが,鬼に扮した職員が2名登場すると,爆笑に変わっていきました。「鬼退退治風玉入れ」では,節分豆の代わりに,新聞紙で作った玉を鬼目掛けて投げる人,味方の鬼の背中のカゴに投げ入れる人と様々な様子が見られました。
今回の行事を通じ,季節の冬から春への移り変わりを感じることが出来た様子でした。来年こそは,コロナが終息していることを願うとともに,誤嚥の心配もあるものの,新聞紙ではなく,節分豆を味わう工夫ができないものか考えていきたいと思います。