にじ 作ってあそぼう(コマ回し)

松の内も明け日ごとに寒さが加わりますが,皆様におかれましては新たな気持ちで日々ご活躍のことと存じます。

今回は,はさみの適切な使用方法を知り指先の巧緻性を高めることをねらいとして,コマ作りを行いました。

初めに,はさみの持ち方や渡し方を確認しました。「小さな穴にはどの指を入れるかな?」等問い掛けながら確認を行うと「お父さん指を入れます。」と返答し適切な持ち方ではさみを使用したりスムーズにはさみを開閉したりすることで,少し厚さのある紙コップも切り進めることができました。

次に,切り込みを入れた紙コップをプロペラ状に広げたり画用紙やペットボトルキャップを貼ったりしました。紙コップを広げる作業では「難しい。」と伝え支援者に手助けを求めようとする姿もありましたが,力の入れ方や広げ方を一緒に確認すると手の動かし方を模倣し自分の力で広げることができました。また,画用紙やキャップを貼り付ける作業では,適した糊の量や持ち方を確認すると,力を込めてスティック糊を握り,糊が画用紙からはみ出ないよう量を調整しながら貼り付けることができました。そして,タイマーを見える位置に設定することで時間を意識しながら取り組み時間内に自分の力でオリジナルのコマを完成させることができました。

最後に,コマ回し大会を行い,誰が1番長く回すことができるか競いました。みんな気合十分で参戦し,回し方のコツを掴むと接戦を繰り広げていました。

 手順が多い製作活動は苦手意識を感じる子どももいますが,イメージしやすいよう手本を提示しながら具体的な声掛けをすることを意識して支援をしています。また,最後に自分で作った物で遊ぶことで達成感や自己肯定感に繋げることも心掛けています。今後も,あそびを通して心身の発達に繋がるよう工夫した支援をしていきます。                                                                                                                                                                                                                 (松元)

放デイ 施設外活動(初詣/地域清掃)

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

例年より少し暖かさを感じた年末年始を過ごした子どもたち。令和6年の通所が1月5日から始まりました。

今回の施設外活動では,犬迫町の“八房神社”へ初詣に行きました。めばえの放課後等デイでは毎年の恒例行事となっています。

参拝をする際にはしっかりと頭を下げたり,手を叩いて両手を合わせたりしている子どもたち。今年はどんな抱負を胸に参拝をしているのでしょうか。

参拝後は,境内の清掃活動も併せて行いました。落ちている枯葉や小さなゴミを拾い,清々しい気持ちで今年のスタートを切ることができたのではないでしょうか。

令和6年辰年。今年は“甲辰(きのえたつ)”と呼ばれており60年に1度の非常に縁起の良い年とされています。一説には何かを始めるにはとても良い年でもあるようなので,子どもたちの今年のチャレンジを私たちも応援しながら一緒に過ごしていきたいと思います。

ほし・そら・にじ 大掃除

年内最後の通所日。本日は,みんなで大掃除に取り組みました。お家で本日の大掃除を確認してきた子もいたようで「綺麗にするぞ!」と意気込んでいました!

掃除の前に雑巾を絞ったり新聞紙を丸めたりする際は,握り方を確認したり思いっきり力を入れたりしながら行い,いざ,掃除に取り掛かります。

「壁を綺麗にしたい。」,「新聞紙で拭きたい。」などの声も聞かれながら,それぞれの場所で一生懸命に取り組んでくれる子どもたち。「綺麗になったかな?」と尋ねると満足そうな笑顔を浮かべる子どももいました!

他にも普段,使っている椅子を拭いたり廊下を雑巾がけしたり…ほうきやちり取りを使って窓のさんを掃いてくれている子もおり,楽しそうに頑張ってくれる子どもたちを見て,支援者も一緒になってめばえを綺麗にしました。

全身を使って掃除を行うため,終わった後は少し疲れた様子の子どもたち。しっかり手を洗って,給食時間も楽しんでいました。

今年もあそびに勉強に,めばえでたくさん頑張った子どもたち。保護者の皆様もたくさんのご協力をいただきましてありがとうございました。

新年は,1月5日からの開所となっております。年末年始も子どもたちやご家族の皆さんが

元気に過ごし,良い新年を迎えることができますように。まためばえで会える日を楽しみにしています!

よいお年をお迎えください。(春田)

放デイ 冬休みの様子

12月22日に終業式があり,クリスマスにお正月,沢山の行事がある冬休みに入りました。23日にはめばえ全体でクリスマス会があり,放課後等デイの部屋にもサンタさんがやって来たようです。

午前はクリスマスツリーの飾りつけ,午後はクッキングでクリスマスケーキ作りを行いました。ホイップクリームやチョコレートなどでデコレーションして美味しそうに食べており,給食とは別腹のようでした。

冬休み中は午後からの時間もあるので,冬休みの宿題を頑張る子,寒空の下でも園庭に出て身体を動かす子,あったかい部屋で塗り絵やブロックで遊んでゆっくり過ごす子など過ごし方は十人十色です。

今日の活動では,お正月に向けて“門松”制作を行いました。

テープで貼ったり,模様を付けたり,ハサミで切ったりと細かい作業もたくさんありましたが職員と1対1でゆっくり丁寧に取り組んでおり,素敵な“ミニ門松”が完成しました。

楽しかった2023年もあとわずか。子どもたちにとってどんな1年だったでしょうか?2024年も明るく楽しく過ごして欲しいと思います。

皆様も良いお年をお過ごしください。

 

そら 綱引き

今年も残すところ僅かとなりました。暖冬とはいえ寒さに負けず,子ども達は元気に身体を動かしたり絵本を読んだりと,様々なあそびに取り組んでいます。今回の綱引きでは,綱の代わりにバスタオルを使用しました。細く丸めたバスタオルの両端を手でしっかりと握り引っ張ることをねらいとしており,体重を移動させながら全身を使い引っ張ることを意識しました。

 

綱引きは,相手がいて初めて成り立つあそびであり,ゲームのルールを理解するために初めは支援者同士で引っ張る様子を見せてから取り組みました。

 

お友達同士で取り組み,相手の力を感じながら引き合う楽しさを味わうことができました。支援者と一緒にやってみながらコツを掴む子どももいました。

 

今後も全身を使った様々な運動あそびを取り入れながら,子ども達の成長や発達を促していきます。(川﨑)

放デイ 施設外活動(学生ボランティア交流)

施設外活動で日置市の「妙円寺中央公園」に出かけました。12月に入りましたが気温も高く,心地よい中での活動になりました。

今回はボランティアの「鹿児島大学児童心理研究会」の皆さんとの交流も併せて実施しました。始めは,緊張した様子の子どもたちでしたが,一緒に公園内を散策したり遊具で遊んだりする中で次第に打ち解け,楽しそうに過ごしていました。

楽しい時間はあっという間で,帰る頃には大きく手を振ったりハイタッチをしたりして別れを惜しむ子どもたちでした。

鹿児島大学児童心理研究会の皆さん,とても楽しい時間をありがとうございました。

にじ 注文ゲーム

今回は,聞き取る力や記憶した言葉を正しく伝える力を高めることをねらいに,注文ゲームの活動に取り組みました。

まずは,アイスやポテト等の注文する食べ物を伝え,復唱を促しました。記憶することが得意な子どもには食べ物の数を2,3個に数を調整して伝えたり,難しい子どもには再度ゆっくり伝えたり注文内容を連想しやすいヒントを提示したりしました。

                    

また,記憶し続ける力を身に付けることができるよう,あえて全員でダンスを踊る時間を設けました。見通しをもって取り組めるよう「音楽が止まったら順番に名前を呼ぶから覚えておいて下さいね!」と事前に伝え,音楽が始まると「これ、私好き!」と元気いっぱいに踊ってくれました。

                     

そして,ダンスの途中で音楽を止め,注文した物を買いに来てもらいました。一人ひとりの成長段階に合わせて記憶する時間を調整することができるよう,順番に職員が名前を呼ぶと「はい!」と元気よく返事をすることができました。買い物をする際には,ほとんどの子どもが注文を正しく伝えてくれました。始めは思い出すことが難しく焦る子どもも,注文した食べ物の頭文字や特徴等のヒントを伝えたりすると「分かった!アイスください!」と自分たちで思い出して注文することができました。

 

聞き取った言葉を覚えて伝えるあそびに対して,苦手さを感じる子どもも多いかと思いますが、聞き取りやすい環境を整えたり子どもたちの好きな要素を取り入れながら,成長段階に合わせて活動の難易度を調整したりすることで,意欲的に取り組むことができています。今後も,子どもたち一人ひとりにあった活動や環境を整えながら,子どもたちが楽しみながら,できることを増やしていけるよう努めます。

(末吉)

ほし 仲間分け

今回は仲間分けの活動を通し,4色(赤,青,黄,緑)や形(丸,三角,四角)の確認と聞き取り,同じ物を指差すことをねらいに活動を提供しました。また,今回は言語聴覚士の来所日と重なり,子どもたちの様子を見ていただいたり活動の内容についても助言などをいただいたりしました。

個々に応じて活動を行うため,個別での対応を行いました。まず4色のカードを並べ「赤はどれですか?」等質問を行うと指差しで伝えることができたり職員が指差した色を言葉で伝えたりしてくれました。言葉にすることが難しい子どもは職員の言葉を模倣して確認することができました。次に,3つの形をそれぞれ色分けできるように,1枚ずつカードを提供したり複数枚カードを並べ職員の言葉をよく聞いて選択した後に色分したりと,子どもたちの実態に応じて促しや声掛けを考慮しました。言語聴覚士からの助言もあり,“聞く時は,手を膝にして先生の目を見る”ことを意識することができた子どもが多く,話す人に注目することで,聞き取り理解することができることを再確認することができていました。

その後,大小を見分けることができるように,大きい丸や小さい丸を提供し「大きい丸はどれですか?」と質問し,指差しで答えてもらいました。カードをよく見て確認した後に指差しし,並び順を変えても正しい方を選択することができました。

今後も,色や形,仲間分け,大小確認など,個々に応じた提供教材を工夫しながら活動を考えていきたいと思います。(竹之下)

放デイ とある1日の様子

放課後等デイサービスの“とある1日”を紹介します。

午前中は「粘土」の活動を行いました。道具を使って切ったり伸ばしたりしながら感触を味わったり,何かをイメージしながら作品を作ったりしていました。中には学校で「窯業」に触れる機会がある子どもたちもいるようで,慣れた手つきで作品を作っていました。

活動が終わったら給食の時間です。食べ盛り真っ最中の子どもたちはモリモリ食べてあっというまに完食してしまいました。

午後からは個別活動の時間です。学校の宿題に取り組んだり,友達と好きな玩具で一緒に遊んだりと過ごし方は様々です。子どもたちの自主性を育てるために「○○で遊びたい。」などリクエストを受け付けながら子どもたちに合った内容の課題やあそびを提供しています。

学校がある日は時間が限られていますが,学校が休みの日はなるべく伸び伸びと過ごしてもらえるようにしています。今回はその中のとある1日の紹介でした。

 

にじ 言葉あそび

寒暖差が激しく体調が崩れやすい時期となりましたが,にじグループの子どもたちは今日も元気いっぱいです。今回は,想像する力を使ったり他児と一緒に考える楽しさを味わったりすることをねらいに,言葉あそびの活動に取り組みました。

まずは,支援者が伝えた1文字から始まる言葉集めゲームをしました。色々な言葉を想像できるよう絵カードを並べ「“あ”から始まる言葉,なーんだ?」というような声掛けを行い,タイマーを設定しました。足元をよく見ながら「あった,あった!」と絵カードを集める子どももいれば「分からない!」と焦る子どももいました。平仮名50音表を提示しながら再度,お題の1文字を伝えると,絵カードを見ながら物の名称を声に出し「あ,これは違う。」,「これだ!」と自分たちで気づくことができました。

次に,しりとりリレーをしました。ルールの理解ができるよう,模造紙に平仮名を書き,最初と最後の文字を丸で囲みながら次に続く言葉を順番に考えました。次に続く言葉が思いつかない子どもには,引き続き平仮名50音表を提示し「文字の下に描かれてあるイラストがヒントだよ。」と伝えると,ひらめいて発表することができました。

言葉あそびに対して苦手さを感じる子どもも多いかと思いますが,視覚的な情報を提示することで想像する力を育てることができます。今後も,子どもたちが考えやすい環境を整えてできることを増やしていきます。

(木下)