放課後デイ 自立活動

本日は自立活動を行いました。自立活動では学習面や運動面で個別に課題を設定し,それぞれ目標を持って活動に取り組むことをねらいに行っています。今回,中学生は漢字,小学生は塗り絵のグループと紐通しのグループに分かれて活動しました。

活動開始後中学生は漢字のプリントに真剣に取り組み,支援者が準備したプリントあっという間に終わらせていました。課題が終わると「もっと問題を解きたい。」とさらにプリントを追加して頑張る姿が見られました。

塗り絵のグループはキャラクターや働く車の塗り絵を行い真剣に色を塗っていました。全部色を塗り終えると「見て見て!」「綺麗に塗れたでしょ!」と笑顔で作品を見せてくれる子ども達でした。また,紐通しのグループでは最初に支援者が見本を提示することで上手に紐通しを行うことができました。指先をしっかりと見て丁寧に穴に紐を通していました。

これからも個別に目標を立てて子ども達の成長や経験を積んでいけるような支援を行っていきたいと思います。デイの皆さん,これからも様々な活動にチャレンジして経験を積んでいきましょうね!(草野)

にじ バランス

本日のバランスあそびでは,バランス感覚の向上を目指すことをねらいとし『片足立ち対決』とトランポリンや跳び石,マット等バランスを保つことを必要とするあそびを取り入れた『サーキット』を行いました。まずは,片足立ち対決からです。日頃からサーキットや療育で片足立ちの練習を行っている子どもたち。お友達と対決するのは初めてです。支援者の「よーいスタート!」の掛け声で対決がスタートしました。子どもたちの真剣な表情に,観ているお友達や支援者からは自然と「がんばれ!」と応援する声が聞こえました。少しバランスが崩れかけることもありましたが両手を動かしたりジャンプをしたり等の工夫をし最後まで頑張ることができました。

次は,サーキットです。先ほど行った片足立ちから始まり,トランポリンやバラバラに置かれたマット,間隔のある跳び石に挑戦しました。どの動きもバランスを保つことを必要とします。2回,3回と回数を重ねるにつれ,片足立ちを続ける時間が伸びたりトランポリンの上を安定して跳んだり等の変化がみられるようになりました。

バランス感覚を養うあそびは,今回取り入れたあそび以外にも平均台,バランスボール,けんけんぱ等さまざまあります。今後も,たくさん身体を動かしながらバランス感覚の向上を目指していきたいと思います♪(工藤)

そら スライム

12月も目前となり,寒さもだんだんと厳しくなってきましたね。寒い日には外で身体をたくさん動かしてホカホカに温まる遊びも良いですが,本日は教室にてスライム遊びを行いました。今年度に入りそらグループでは初めてのスライム遊びです。「スライムって何?」と聞き慣れない言葉に不思議そうな表情の子どもたち。スライムが出来上がる様子をみて「おぉー!」「すごい!!」と良い反応をみせてくれました。赤,青,緑,黄色…とたくさんのスライムを見て“触ってみたい”が溢れていました。まずは,袋の上から感触を味わってみると,プニプニとした感触に興味津々の子どもたち。

次に,実際に直接スライムに触れてみました。「柔らかいね。」「冷たいね。」「ビヨーンって伸びるね。」等,初めて触るスライムに感じたことを言葉で教えてくれました。スライム等の独特な感触を持つモノに対して「どんな触り心地かな?」「どうやって遊ぶのかな?」等の疑問を持つことが,探求心(物事に対して疑問を持ち,その疑問に対しての行動をとること。)の向上に繋がります。

“初めて触る物”ということもあり,直接触れることに抵抗があった子どもさんもいましたが「袋の上から→指先で触る→少量を手にとってみる」という段階ごとに挑戦することで触ることができました。色々な物に触れて,たくさんの感覚遊びを経験することで,初めての物事や人,場所に対しても強くなると言われています。

だんだんとスライムの感触にも慣れてきた様子の子どもたち。遊びが進むなかで上に伸ばしてみたり,腕に巻いてみたりしながら子どもたちなりの発想で時間いっぱいまで楽しく遊びに取り組むことができました。今回の活動を通して,子どもたちの驚いた顔や少し苦手そうな顔,楽しそうな可愛いらしい笑顔等,様々な表情を見ることができました!また短時間の活動の中で,遊び方の広がりがみられたり,スライムを触れるようになったりと子どもたちの成長も感じることができました!

今回は,子どもたちの安全面を考慮し「ホウ砂」を使わないスライムを使用しました。材料は,洗濯のり・重曹・絵の具・コンタクト用洗浄液を使っています。他にもご家庭にあるもので簡単に作ることができるスライムもあるので是非お試しください。(網谷)

 

 

 

にじ ジェスチャー

本日は支援者の模倣を行い,身体の動かし方を知る,相手の動きに注目し,何を真似しているのかイメージすることを狙いとしたジェスチャーあそびを行いました。問題を出すお友達はパーテーションの裏で「こうだよね?」と話し合いをしていざお披露目です。ぴょんぴょんと手を頭に当てて跳ぶ姿や,のし・・・のし・・・とゆっくり大きく身体を動かす姿などお友達に伝わるように自分達で工夫してジェスチャーをする子ども達はとても上手でした。答える子ども達も「絶対うさぎだよ!」「ぞうさんだ!」と動きを見て分かるとすぐに手を挙げて答えることができました。今度は何のあそびをしているのかというテーマで難易度を少し上げてみました。時には支援者が動きのヒントを提案して子ども達にジェスチャーをお披露目してもらいました。口をすぼめて何かに息を吹きかけている姿や両手で何かを回しながら両足跳びをする姿など見せてくれました。その動きを見たお友達はしばらく考えていましたがじっくり動きを観察すると「あ!しゃぼん玉じゃない?」「縄跳びに見える!」と答えることができました。正解すると相手にジェスチャーで通じることができたお友達,言葉がなくても動作のみでイメージすることができたお互いとても嬉しそうでした。

ジェスチャーあそびは道具がなくてもみんなで楽しめる遊びです。療育だけでなくお集まり前などのちょっとした空いた時間に子ども達が楽しめるようにこれからも活用したいと思います。(二見)

児発 家族通所「交通安全教室」

本日は,家族通所「交通安全教室」が行われました。今年も公益財団法人鹿児島県交通安全協会より4名の先生にお越しいただきました。

 

開始前から「何が始まるのかな?」「まだかな?」と緊張しながらもドキドキワクワクの子どもたち。

まずは,パネルシアターで「赤」「黄」「青」の信号機の色について確認しました。「赤は止まる」「黄は注意」「青は進む」を全員で確認しました。どんどん変化していくパネルに興味津々の子どもたちでした。

次の腹話術では,4人の先生と一緒にめばえに遊びに来た「あっちゃん」と一緒に交通ルールについて確認をしました。「みんなで守ろう交通ルール!」と全員で声を合わせていう事ができました。

最後に,パネルシアターや「あっちゃん」と一緒に勉強した交通ルールについて復習した後,横断歩道を使った練習を行いました。

「1!2!1!2!」と元気いっぱい足踏みをして,右を見て左を見て確認,手をピット挙げて横断歩道を渡りました。もちろん渡った後の「ありがとうございました。」も忘れません。

今回の家族通所で学んだことを,普段の生活やこれから幼稚園や小学校に行く時などにも思い出してほしいと思います。

今回,講習に来ていただいた交通安全協会の先生方,またご参加いただきましたご家族の方々ありがとうございました。

次回の家族通所は12月の「クリスマス発表会」です。ご参加お待ちしております。(迫)

にじ 楽器

聞く・見る力を養うために鈴やタンバリンなどの楽器を使い,音当てクイズと音楽に合わせて鳴らす楽器遊びを行いました。

最初に,支援者が見えないように鳴らした音を聞いてどの楽器か当てるクイズをしました。楽器が鳴ると勢いよく手を挙げ「木琴!」「マラカス!」と発表してくれる子どもたち。楽器の名前が分からない子どもさんには,絵カードを示しながら「これはタンバリンだよ。」と楽器の名前を伝えました。「タンバリン!」と元気よく楽器の名前を答えることができました。また,鈴とタンバリンの音の違いが難しい子どもさんも再度音を聞くことで正解することができました。次に,クイズで当てた楽器をそれぞれ使い『アンパンマン体操』と『あわてんぼうのサンタクロース』の曲に合わせて演奏しました。持っている楽器と同じ絵カードが上がった時に音を鳴らす約束で行い,絵カードをよく見るように声掛けを行うと絵カードを何度も確認しながら音を鳴らす子どもたちでした。

今回は,音を聞いて楽器を当てることで集中すること,また,絵カードの提示によって音を鳴らすタイミングを伝えることで,鳴らす・止めることの静と動の切り替えの練習を行いました。鈴やカスタネットなどを使用しましたが,ペットボトルや袋など身近な物を楽器として使用しどうしたら音が鳴るか考えながら遊ぶことも取り入れたいと思います。(綾織)

にじ ポリ袋あそび

10月はハロウィンの季節ということでハロウィンの衣装づくりを行いました。季節の行事を知ることだけでなく,はさみや糊,クレヨン等を用いて手先や指先の巧緻性の向上に繋げることもねらいとしました。事前に,お約束として道具を正しく使用することやお友達と道具を共有することを伝えて製作を行いました。まず初めに,オレンジ色の丸い台紙でかぼちゃの顔を作りました。クレヨンで目や口等のパーツを描く子,ハートや星の形の折り紙をパーツに見立てて貼る子等それぞれ工夫しながらかぼちゃを作ることができました。

次にかぼちゃや折り紙を黒色のポリ袋に貼りました。職員とはさみの持ち方や開閉動作を確認し慎重に折り紙を切っていく子どもたち。小さく切った折り紙を貼る際には,必要に応じて適切な糊の量を伝えることで糊を付け過ぎることなく丁寧に貼ることができました。

最後に完成した衣装を着て集合写真を撮りました。お互いに完成した衣装を見せ合い「僕はこれを作るのを頑張った!」「〇〇ちゃんの可愛いね!」と話す子どもたちがとても可愛らしかったです。製作あそびをはじめ,運動あそびや感覚あそび等を通してどんどん成長している子どもたち。これからも様々なあそびを通して子どもたちの成長を支えていけたらと思います。(工藤)

放課後デイ クッキング(プチピザ)

本日はクッキングにてプチピザ作りを行いました。プチピザのレシピは,食パンの上にピーマン,ハム,チーズのトッピングをし,最後にケチャップをかけて完成。支援者が絵カードを見せながら作り方の手順を伝えると,目を輝かせながらプチピザ作りを心待ちにしている様子の子どもたち。活動が始まると子ども同士話をしたり,支援者と一緒に集中してトッピングをしたりしながら思い思いに楽しんでいました。プチピザが完成すると「できたよ!」「早く食べたいな。」と嬉しそう。

その後,焼きあがったプチピザをおいしそうに食べる子どもたちでした。

子どもたちからは「美味しかった。」「楽しかった。」との声が聞かれ,大満足の1日になったようです。これからも子どもたちが「楽しかった。」「またしたいな。」と思えるような活動を考えていきたいと思います。(草野)

ほし 袋

段ボールや紙,牛乳パックなど身近にある素材は子どもたちの素敵な玩具に生まれ変わります。本日は大きなビニール袋を使い遊びました。「白」と「青」の2種類から選んでもらうと指差しや言葉で意思を伝えることができ“自分”の袋で時間いっぱい遊ぶことができました。

ほしグループの子どもたちからすると自分の身体と同じくらい,もしくは大きな袋を支援者が膨らませると風船のように風船のように浮かばせたり投げたりして動きを楽しむ姿がありました。投げる動作ひとつにしても力を使ったり身体のバランスを取ったりする必要があります。遊びの中で基礎的な筋肉や体幹も使えます。

次は両手やお腹に力を入れて袋をぎゅーっとしぼませます。口がきゅっと結んであるため少しの力では空気が抜けません。支援者やお友達と一緒に「せーの,ぎゅー!」と言いながら協力する姿もあり人との輪の拡がりを実感しました。

中には思い切り腕を振ったりくしゃくしゃと丸めたりして音を聴いている様子もあり,ひとつの素材からいくつもの遊びに拡げることができました。

一人で満足いくまで遊び込むとお友達に「どうぞ。」ができるようになったり「一緒に。」と輪ができたり,対人関係の面で拡がりが出てきます。“こんな風に遊べるよ”“みんなで遊ぶと楽しいよ”と言ったことを療育や遊びの中でも伝えていけるよう職員一同,努めていきます。(浜脇)

そら ストローあそび

10月も後半に入り季節はすっかり秋になりました。朝晩の肌寒さにも負けず毎日元気なそらグル―プの子どもたち。本日は,ストローあそびに取り組みました。

 

まずは,細かく切ってあるストローに手を入れて感覚を味わってみました。

たくさんのストローに驚きながらも,指先からそーっと手を入れてみたり,手の平全体を勢いよく入れてみたり,子どもたちによって取り組み方は様々です。

 

その他にも,玩具を中に隠して宝探し感覚を楽しみながらストローの感覚を味わう事ができました。「何があるかな~?」とワクワクしながら玩具を探す子どもたちの姿がとても印象的でした。

次に,モールとストローを使ってストロービーズを作成しました。

たくさんのストローの中には,太いストローと細いストローがあります。モールにストローを通すには,しっかりストローの太さを見極める必要があります。そのためにストローの形状を確かめ,太さや穴の位置を確認した上でどうやったらモールが通るのかを考えました。その過程でストローを指先で挟むことができるため,遊びの中で手先の巧緻性(細かい動き)を促すことができます。

普段は毛糸や紐を使って取り組むことが多いですが,今回はモールの中の針金があることで毛糸や紐に比べると安定してストローを通すことが出来ました。

ストロービーズを作成するためには,片手にモール,もう片方の手にストローを持つ必要があります。

さらに一歩進んで,よりスムーズに行うためには,ストローを持つ指先の「巧緻性」に加え,3次元での物の位置や間隔,距離を掴む「空間認識能力」という力が必要です。難しい言葉ではありますが,子どもたちはブロックやボールなど普段の遊びの中で自然とその力を養っています。

 

その後も自分で出来る部分は自分で,難しいときには職員と一緒に取り組むことで,それぞれが満足してストロービーズ作りに取り組むことができました。

今回は少しだけ集中力を要したり,細かい動きを求められる活動でしたが,そらグループの子どもたちは持ち前の好奇心で意欲的に取り組むことができました。今後も,たくさん体を動かしたり,時には,今回のような細やかな作業に職員も一緒に取り組んでいきたいと思います。(迫)