放デイ:余暇時間の過ごし方

 

放デイの余暇時間の過ごし方について紹介します。

 

余暇時間の際、子どもたちに取り組みたい遊びを尋ね、言葉で伝えたり写真を指差したりしながら自分の気持ちを伝えることができるよう働き掛けています。いつも塗り絵、トランポリン、ブロック、バランスボールが大人気です。

 

トランポリン等で身体を動かして気持ちや身体の発散に繋げたり、ブロックあそび、追いかけっこ等で友達との関わりを楽しんだり、ゆっくりと過ごし学校後の疲れた身体を休めたりとそれぞれのペースで過ごしています。

 

最近の子どもたちのブームは叩いて被ってじゃんけんぽんです。お互いで声を掛け合い、ルールを教え合いながらゲームを楽しむ姿が見られています。

 

これからも子どもたちが楽しみながら余暇時間を過ごせるよう取り組んでいきます。(鳥越)

 

 

ほし 椅子取りゲーム

今回の活動では、共通ルールや集団を意識することをねらいに、椅子取りゲームに取り組みました。

初めに、ルール理解や活動内容のイメージに繋がるよう、実演しながらルールの説明を行いました。実態に合わせて2チームに分けて行い、最初は子どもと椅子の数を同じにし‟音楽が止まったら椅子に座る”という初歩的なルールの定着に繋げました。音楽をよく聞きながら椅子の周りを歩く子どもたち。音楽が止まると周囲の状況を確認したり「空いている椅子に座ろう。」などの支援者の声掛けに反応したりして着席することができました。

 

回数を重ねると椅子に座るスピードが速くなりルールを理解している様子がみられました。そこで、より集団を感じることができるよう7人全員でゲームに取り組み、椅子の数を減らしていくという本来の椅子取りゲームに展開していきました。‟絶対に椅子に座るぞ”とやる気満々の表情を浮かべる子どもたち。椅子に座れなくて涙を浮かべる姿も見られ本気で取り組んでいたことを感じることができました。

 

集団あそびでは特に、同じルールを共有することができるよう、実演を交えたりルールを1つずつ簡単に伝えたりしながら、ルール理解に繋げています。また、他者を意識できるような声掛けも行っています。これからも、社会性をさらに伸ばすことができるよう、小集団の環境からも働き掛けていきたいと思います。

(松元)

放デイ 夏祭り

夏休み最後の行事として8月29日(金)に夏祭りを行いました。夏休みが始まってから夏祭りに向けて、売り物、壁面等の準備をみんなで協力して行ってきました。

夏休み当日は事前に流れや約束事を確認すると「楽しみ!!」とワクワクしている様子がみられました。ハッピやお面を着用し、祭り会場に入ると子どもたちみんな大喜びでした。

まずは職員が店員役を行い、子どもたちはキーホルダー屋さん、わたがし、たこ焼き屋さんで買い物をしたり、くじ引きやワニワニパニック、輪投げ等のゲームを楽しんだりしました。

次にデイの子どもたちが店員役になり、児発の子どもたちの接客を行いました。

始めは緊張している様子が見られましたが、練習した通りに大きな声で「いらっしゃいませー!」「これどうぞ。」と相手に合わせて上手にやりとりすることができました。

夏祭りが終わった後は「楽しかった。」「頑張った。」と達成感で溢れていました。

最後にフォトスペースで写真を撮り、思い出に残しました。

 

夏休みが終わり、2学期に入りましたが、体調に気を付けながら楽しく様々な活動を行っていきたいと思います。(鳥越)

にじ SSTゲーム

残暑厳しい9月、まだまだ暑い日が続いていますが、にじぐみの子ども達は毎日元気いっぱいです。

今回はSSTゲームの活動に取り組みました。

SSTとは,「ソーシャルスキルトレーニング(社会生活技能訓練)」の略で、対人関係や社会生活を送る上で必要となるスキルをグループで学び、実践するトレーニングです。ロールプレイやゲームなどを通して、自分の気持ちを伝える、相手の話を聞くなど、具体的なスキルを繰り返し練習し、日常生活上の困難の解決や自立を目指します。

         

上の写真は,支援者が提示した絵を見て、どんな気持ちかをみんなで考え、手持ちの表情スティックで意思表示をしているところです。この活動に正解はありません。絵を見て「どんな気持ちだろう?」と考え、表情まで考え表示することで、相手の気持ちに意識を向けたり気付いて対応したりする練習ができました。

       

その後、ワークシートを使用して、怒っている気持ちの顔は?驚いている気持ちの顔は?など、①~④の課題に合わせて、該当する絵に丸を書き込みました。

SSTゲームの活動は、これまでも何度か取り組んでいますが初めの頃と比べて、自分で考えながら記入している姿が増えました。あそびや友達同士のやりとりの際にSSTで学んだことが活かされ、相手の表情に気付いたり適した言葉を返答したりすることができるよう、今後も、様々なSST活動を重ねていきたいと思います。

(川﨑)

そら 的当て

本日は、距離や力加減を調整したり身体の使い方を確認したりすることをねらいとして的当てに取り組みました。

まずは、活動に意欲を持ったり興味をもったりすることができるよう、バランスボールを使いボウリングのように転がして的を倒すあそびを提供しました。全員がすべて倒すことができ笑顔の子ども達でした。

次に距離や力加減を意識することができるようスタート位置を事前に決め、的の距離や高さを調整し難易度を変えながら活動を進めました。最初は淡々と投げていた子ども達もなかなか当たらず悔しそうな表情でしたが、スタート位置を意識してはみ出さないように投げたり、上投げや下投げ等自分なりに考えて色んな投げ方で挑戦したりと工夫している姿がみられました!そして最後の的を倒すととても嬉しそうにガッツポーズをする姿や支援者とハイタッチをするお子さんもいました。

今後も力加減や身体の使い方を意識しつつ自信がもてるような活動に積極的に取り組みたいと思います。(橋口)

そら 感触あそび(泡)

本日は、泡の感触を楽しむことと泡の感触の変化に気付くことをねらいとして取り組みました。

感触あそびが苦手な子どもさんでも挑戦しやすいよう、身近にあるハンドソープを用いて泡を作りました。

次の展開としてハンドソープに洗濯のりを入れて泡スライムを作りました。粘り気があることで「みて、びろーん!」と言いながら引き延ばしてスライムの感触を楽しむ子どもたちでした。

混ぜていくうちに泡とスライムが合わさって気泡が混ざこりんでプチプチという音や感触がでてきたことで、新たな感触で更に興味深く触ったり耳を澄ましたりして不思議そうに音を聞く様子がありました。中には、泡に口を近づけてを「ふーふー。」と言いながら小さなしゃぼん玉を飛ばして遊ぶ子どもさんもいました。

その様子をみて周りも真似をし始めていて、みんなで色々な泡あそびを楽しむことができました。今回は、慣れ親しめるように無色の泡で提供しましたが、次回実施する際には着色して更なる展開を楽しめるように取り組んでみたいと思います!(箱丸)

ほし 綱引き

今回、掌や腕に力を入れてタオルを引っ張ることと、他者と勝敗を共有することをねらいに綱引きを行いました。活動前に全員でグーパー体操をしたり、1人ずつ職員とタオルを引っ張り合ったりタオルの握り方や力の入れ方を確認しました。

その後ペアを組み、子ども同士で綱引きを行いました。引き合う前から“負けないぞ”と意気込みの強い子どももいれば少し不安そうな表情の子どももいたため、それぞれの様子に合わせて援助的に関わりました。

               

事前にタオルの握り方を練習してはいましたが、実際の取り組みとなると握り方や引っ張り方はまちまちでしたので「ここをぎゅ、ぎゅって握ってね。」と職員が手添えしながら声を掛けたり、手本を提示したりしながら力を入れる感覚を知ることができるよう働き掛けました。

              

              

 

タオルを引っ張る体勢がとれるよう構えをを整えたり、腰を支えたりなど子どもの様子に合わせて援助していると徐々に子どもたちの意欲が高まり、自分自身で力いっぱい綱を引くことができ始めたので、最後は2グループに分かれて綱引きを行いました。

             

「よいしょ、よいしょ!」みんなで掛け声を掛けながら力いっぱい引き合い、勝ったチームは「やったー!!」と喜び、負けたチームは「悔しかったけど、頑張ったね!」とそれぞれ勝敗を受容、共有できるよう全員で声を掛け合いすっきりとした表情で活動を終えることができました。今後の活動でも、あそびを共有できる場を提供することでお友だちを意識したり、自然なやりとりが生まれたりするような環境を整えていきたいです。(平川)

8月 親子療育

本日は夏にぴったりな親子療育が開催されました。8月の親子療育は親子での交流を楽しんだりルールのある遊びに取り組んだりすることをねらいに夏祭りを行いました。

的あて、輪投げ、ヨーヨー釣りの3種類を用意し縁日を実施しましたが各出し物によってルールやねらいがありそれを意識しながら取り組めるよう働きかけました。

子どもたちは各ブースにとても集中し取り組んでおり、時折あちこちのブースから「やったー!」、「もう一回!」などの楽しそうな声を聞くことができ達成感が得られている様子でした。また、順番待ちの列をしっかり意識して並んだり譲り合ったりしている様子も窺え、親子で楽しみながらも順番を待ったりルールの確認をしたりと社会性の向上も育むことができたのではないかと思います。

縁日の後はビンゴ大会を行いました。全グループで取り組めるよう数字ではなく果物のイラストで作ったビンゴで、視覚的にみてわかりやすいように工夫して作りました。ビンゴしたご家庭に自然と拍手がおきたり親子でイラストを確認しあったりして楽しむ様子が窺えました。ビンゴ大会は大盛り上がりで、景品のお面を嬉しそうに被って帰られるお子さんもおりました。

次回はクリスマス会を12月に実施します。子どもたちと一緒にぜひご参加いただき、普段では見られない子ども同士の交流の様子や成長を一緒に感じていただけたらと思います。(橋口)

 

にじ 覚えているかな?ゲーム

今回は、お題をよく見て覚え短期記憶を高めることをねらいに『覚えているかな?ゲーム』を行いました。『覚えているかな?ゲーム』とは、職員が提示したお題をみて覚えお題通りに回答する短期記憶ゲームです。

お題は子どもたちもよく知っている果物を提供し、覚える個数は2~4個と子どもたちの成功体験を重ねることができるよう難易度の調整を行いました。

     

初めは「簡単簡単!」と意気込む子どもたちでしたが、特徴が似ている果物をお題に提示すると「あれ?どっちだったかな?」など悩む子どもたちの姿もみられました。どのようにしたら覚えて正解することができるか一緒に考えてみると「よく見る!」と答えてくれました。

次に子どもたちが教えてくれた “時間いっぱいお題を見る”ことを約束事として取り組みました。先ほどの反省を活かし、声に出したりお題を注視したりして集中して覚えようとする姿がみられました。頑張って覚えて正解した子どもたちは「やった!」と喜んでいました。

今後も、子どもたちの“楽しい”や“できた”を引き出せるような活動を取り入れていきたいと思います。

  (東)

にじ  水あそび(金魚すくい)

暑い日が続く中、今年初めての水遊びを行いました。今回は水に触れることで季節を感じ、友達と道具を共有することをねらいに、金魚すくいの活動に取り組みました。

まずは、ルールや道具の使い方を確認すると、子どもたちからは「したことあるよ。」、「できるよ。」とたくさんの言葉が出てきました。支援者が金魚すくいの見本を提示すると、「早くしたい。」とウキウキした言葉が聞こえてきました。道具の使い方以外にも水あそびに参加する際の約束事も確認しました。テラスは歩く、水をかけてほしくない時は「しないで。」と伝えるなど友達と関わる上での約束事も意識して参加することができました。

次に、グループ対抗で金魚すくいに取り組みました。時間内にたくさんの金魚やあひるを掬い、数で勝敗を決めます。順番を話し合いするよう伝えると「何番がいい?」「僕は1番。」と友達に尋ねたり伝えたりとそれぞれです。じゃんけんで決める子もいましたが、スムーズに順番が決まり、金魚すくいゲームの始まりです。

「〇〇くん頑張れ。」とグループの友達を応援したり「たくさん取るぞ。」と意気込んだり、たくさん掬うため慎重にポイを扱ったりとたくさんの子どもの姿を見ることができました。20秒、40秒と時間を徐々に伸ばしながら取り組みましたが、タイマーが鳴るとポイを定位置に置き、数を数えることを待つ姿もみられ、メリハリのある動きも意識することができました。

最後まで約束を守りながら活動に参加することができ,水あそびを通して季節感を味わったり道具の使い方を覚え,物を共有したりなど様々な経験を重ねることができました。8月も水あそびを予定しています。熱中症に気を付けながら様々な活動を提供していきたいと思います。(竹之下)