そら 粗大運動

そらグループでは「お友達や支援者と楽しみながら身体を動かす」「身体活動を通じて、前庭感覚や固有感覚、平衡感覚を鍛える」「色々な種目に挑戦し、成功体験を積む」等を目的として、粗大運動の活動を行っています。

 

サーキット運動やトランポリン等、時間いっぱい身体を動かしているそらグループのお子さんたちです。

 

梯子は苦手なお子さんが多いですが、支援者が手本を見せて説明を行い、手足を使ってバランスを取りながら進むことができていました。

また、ジャンプ台は1人では恐怖心があるお子さんも、支援者と手を繋いでジャンプすることで、自ら挑戦する姿が見られています。

 

 

粗大運動は発達のピラミッドの土台となる大切な活動です。楽しく身体を動かしながら、基礎感覚の土台作りができたらと思います。

第3回まるおとの様子と10月のお知らせ

今回は13名といつもより少ない人数での開催でした。大人向けにジェンベの叩き方をお話しするのをしっかりと聞いていて、足に太鼓を挟んで上手に叩いていた子。初めての参加で何だか不安でファシリテーターの叩く太鼓に「やめて」と言っていたけど、いつの間にかニコニコで楽器を抱えていた子。楽しくて踊りだしてしまったりする子。それを周りの大人がみんなで優しく見守る雰囲気があふれる会でした。

子ども達は誘われるままに前に出てきて、ジャンプをしたり足踏みをしてみたりして周りの音をリード。そして子どもだけでなく大人の方も何人か真ん中でファシリテートしていただきました。大人も子どもも関係なく同じことを楽しめる会の魅力を改めて感じました。

次回のまるおとは

2024年10月19日(土) 15:30~16:30

くにたち発達支援センター だいちの部屋

定員15名

参加費:無料

お申し込みは

在園児の方は連絡アプリのお知らせより

卒園児及び一般の方はこちらのリンクよりお申し込みください。

https://forms.gle/YoYpWne4bvjrQnAp8

 

皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

夏祭り

8月24日(土)に第2回夏祭り(親子行事)を開催いたしました。今年も1部、2部制で行いました。飲食ブースではかき氷・わたあめ・ポップコーン、製作コーナーでは団扇・スライム、ゲームコーナーでは宝探し・玉入れ・ペンギン積み上げと内容が盛りだくさんの夏祭りでした♪

ご家族の皆様、お忙しい中、ご協力、ご参加いただきありがとうございました。

ほし セレクト活動

今月より新しい取り組みとして「セレクト活動」を行っています。

 

・他のクラスのお友だちや支援者と関わってみる

・いつもと違うおもちゃを使って遊んでみる

・好きな遊びを自分で選んでみる

ことをねらいとして、そらグループと合同で一緒に遊ぶ活動です。

 

子どもたちは初回から戸惑うこともなく、たくさんのおもちゃに目を輝かせて遊んでいます。そらグループのお子さんに誘われて一緒に遊んだり、そらグループの支援者に「みてみて」とできたことを共有したりと、普段の療育とは違った刺激を受けているようです。

 

 

今後もお子様の成長に合わせて新しい取り組みを取り入れていきたいと思います。

そら 感触遊び

握る・ちぎる・丸めるといったさまざまな動作を通して手先の感覚を高めたり、手や指先で素材の感触を味わうことで感覚を育んだりすることを目的に8月もスライムや粘土、新聞紙など沢山の感触遊びを楽しみました!

☆スライム

スライムでは赤や黄色のスライムを混ぜて色の変化を確認したり、シェービングクリームを乗っけて「ケーキみたい!」と見立て遊びも交えながら感触を味わいました!

☆粘土

粘土では小麦粉を入れて子どもたち自身で粘土の硬さを調整したり、専用のはさみやナイフを使って切ったりしながら遊びました!

☆新聞紙・風船

新聞紙・風船では新聞紙をちぎったり、丸めて剣やボールを作りました。また、作ったものを使い、吊るされている風船を叩いたり、ボールを投げたりと身体を動かしながら風船、新聞紙の感触を楽しみました!

☆寒天遊び・絵の具

にじ 夏ならではの触覚改善活動

くにたち発達支援センターでは日頃より、子どもたちの感覚改善のため様々な内容の活動を行っております。夏は基礎感覚の中でも最も重要な「触覚」を改善する大チャンスです。にじグループではこの年に1度のチャンスを存分に生かして「触覚」へのアプローチを行なっており、その一部をご紹介致します。

○虫取り

セミやバッタなど夏ならではの虫に興味を持って観て触れて、識別系を優位にすることで触覚が改善されていきます。

○食育

夏野菜を自分たちで育てて収獲し、調理をして食べるところまで行いました。実際の野菜に触れて自分たちで手を加えることで普段野菜を食べないお子さんも食べることが出来ました。

○水遊び

夏は何といっても水遊び。ひんやり冷たくて気持ちのいい水の感触を全身で感じることで、効率よく触覚にアプローチをすることが出来ます。にじグループの子どもたちはみんな水遊びが大好きです。

これからも夏だけではなく季節のものを取り入れながら感覚にアプローチをし、子どもたちの成長のサポートを続けていきたいと思います。

第3回くにたちドラムサークル『まるおと』開催のお知らせ

くにたち発達支援センター行事の為、2カ月お休みをいただきました。9月より再開します。

 

ドラムサークルとは、参加者が輪になって即興的に太鼓や打楽器を演奏し、楽しむ活動です。演奏方法に決まりはなく、参加者は心の赴くままに自由に演奏していきます。それをファシリテーターというガイド役が参加者の演奏をサポートして音での交流を促し、その時しか生まれない一期一会の音楽をみんなで作り上げていきます。

 

赤ちゃんからお年寄りまで、いろいろな方々に楽しんでいただける活動なので、ドラムサークルを通して地域の一員としてくにたち発達支援センターを知ってもらうと共に、地域コミュニティ作りに貢献したいと考えています。。興味を持たれた方はぜひご参加くださいね。

 

くにたちドラムサークル「まるおと」第3回

ファシリテーター:渡邉彩子

(くにたち発達支援センター児童指導員・日本音楽療法学会認定音楽療法士)

 

日時:令和6年 9月 14日(土)15:30~16:30

場所:くにたち発達支援センター だいちの部屋

対象:どなたでも (※付き添いの必要な方及び小学生以下のお子様は必ず付き添いの方または保護者同伴での参加をお願いします。)

参加費:無料

お申し込みはこちらのフォームよりお願いいたします。

https://forms.gle/GWyL98KyqG5PoEwE8

ほし 食育

7月のほしグループでは、「牛乳に興味を持つ」「楽しく食べる」をねらいとして食育で牛乳寒天を食べました。

牛乳寒天と寒天ゼリーをてんつき棒で押し出し、ところてんのような形にしました。

初めて見るてんつき棒に興味津々の子どもたち、職員の見本をしっかり見て真似することができました。

ほしグループには、牛乳が苦手な子どもが多いですが、触ってみたり、食べることができたりと牛乳に興味を持つことができたと思います。

また、「季節を感じる」をねらいとしてお部屋で流しそうめんを行いました。

保護者の方も参加して、みんなで美味しく食べることができました。

流れるそうめんをフォークで上手にすくったり、じっと見たりしていた子どもたちでした。

今後も子どもたちが楽しく食べられるような食育をしていけたらと思います。

そら 水遊び

暑い日が続いていますね。今月から水遊びの活動が始まりました。

そらグループでは「水の冷たさを感じ、心地よい感覚を楽しむ」こと、
「プールに入る前に、お茶を飲む、体操を行う、シャワーを浴びる」「プールに入ったら、お友達と水遊び遊具を仲良く使って遊ぶ」「プール後、シャワーで身体を洗う」等、ルールを守って遊ぶことをねらいとして水遊びの活動を行っています。

プールでは、水鉄砲やビーチボールを使って遊んだり、お友達同士で水を掛け合ったりしながら、元気いっぱい活動しているそらグループのお子さんたちです。
水遊びを通して遊具の「かして」「いいよ」のやり取りをしながら、譲り合って遊ぶことを練習しています。

8月も熱中症に気をつけながら、ルールを守って水遊びを楽しみたいと思います!

 

 

にじ 絵カードによるコミュニケーション支援

にじグループでは4月より絵カード交換式コミュニケーションシステム(PECS®)によるコミュニケーションの支援に取り組んでいます。子ども達はゲーム感覚で取り組んでいるのか絵カード使用の受け入れはとても良く、対支援者だけでなく子ども同士のコミュニケーションにおいても活用している姿が見られています。

〇絵カードを使う事による効果と子ども達の変化

  • 自分の要求が相手に伝わったかどうかを視覚的に確認できているため、子ども達の安心に繋がり、大声でまくしたてる場面が減った。

例:絵カード導入前は、ドアを開けて欲しい時に大声を出しながらドアをガタガタしている場面が良く見られました。ドアに「あけて」のカードを貼っていつでも使えるようにした事でにこやかにカードを渡し、穏やかに中に入る事ができるようになりました。発語のあるお子さんは自然に「あけて」といつの間にか言葉で言えるようになっています。

  • 落ち着いたコミュニケーションの経験ができている。

  • 言いたいことがしっかり伝わると子ども同士でのやり取りが優しくなり、譲り合える場面が増えた。

 言葉でのコミュニケーションができるお子さんでも、欲しい物がある時は大声でまくしたてたり、支援者がクローゼットを開けた隙に強行突破を試みる姿がよく見られました。また、子ども達同士でも黙って取り上げてしまう場面が多かったです。そのため、他のお子さんが近付いてくると何かを言う前に警戒してしまい、コミュニケーションが始まらない事も多々ありました。絵カードを使って要求を伝えると、相手がカードを受け取る事で相手に伝わったことが目で見てわかります。また、相手も要求内容がはっきりわかることで安心したのか、言葉で伝えた時よりも使っている物を貸してくれたり譲ってくれる事が増えました。

  • Noを伝えるのが上手になった。

 PECS®を導入する前は、使っている物を貸したくない時、「貸して」と言われると、多くの子が目をそらして黙って逃げる事が多かったです。また、嫌な事をされた時は、ひたすら支援者に目で訴えるか泣き寝入りするか、手が出そうになる、がよくある姿でした。「いいえ」や「ごめんね」のカードで断ったり、「やめて」のカードで嫌な事を伝えたりを練習しています。お友達が嫌な思いをしているのを見て「やめてって言うんだよ。」と教えてあげる姿もみられています。また「まって」のカードを使う事で貸す側が気持ちの整理をし、しばらくすると使っていた物を渡してあげる姿も見られています。

  • 支援者の気を引こうとする行動が減った。

 4月当初は支援者の顔色をうかがいながらわざといたずらをするお子さんが多数見られました。絵カードの使い方を覚えるにつれて、頻回に支援者に絵カードを持ってくるお子さんが現れました。そのようなお子さんは、にじグループの部屋に置いてあるブックの中をいつもチェックし、追加した新しい絵カードを教える前ににいち早く気が付いていました。絵カードを渡すことで確実にコミュニケーションが取れることに気が付き、気引き行動をする代わりに絵カードを渡すことで支援者とコミュニケーションを取ろうとしていたのだと思います。

 

  •  発語のないお子さんが自分の思いが通じる経験をたくさんすることで自信がついた。

 4月当初は不安そうに支援者にくっついていたり、自分の思いを察してもらえるまでひたすら黙って動かずに待つ子が複数見られました。そのお子さんが求めているであろう内容の絵カードを用意し、自分で渡すことで伝わる経験を積んだところ、自らアクションを起こすことが増えました。結果的に支援者にくっついて回る時間が減り、自立して遊んだりお当番やお手伝い、お友達との関わりにおいて自分の思いを伝えたり、役割を果たそうとする姿がよく見られるようになっています。

 

よく、絵カードを使う事で話すことをやめてしまうのではないか、発語に悪影響ではないかという声を聞きますが、にじグループでの実践による子ども達の変化はその真逆だと感じています。言葉を話す事はできるけど、なんて言ったらいいのかわからない、伝える自信がないお子さんは自分から絵カードを使おうとします。絵カードで自分の言いたいことが視覚的に組み立てられ、相手に渡すことで視覚的に伝わった安心感が得られるという経験を積んで行くと、同じような場面でいつの間にか絵カードを必要とせずに言葉で自分の思いを伝えている姿が見られています。支援者の方からは一切「絵カードをやめなさい」という事は言いません。」絵カードによるコミュニケーションというスモールステップを入れる事で、子ども自身が自信を持った時に同じような場面で自ら絵カードを卒業し、思いを伝えられるようになるのだと考えています。

 

にじグループの子が自信を持って人に思いを伝えられる場面が増え、子ども達の笑顔につながる様にこれからも絵カード交換式コミュニケーションシステムを活用していきます。