ほし 生活体験(食具の使い方)

今日は、生活体験として食具の使い方を確認したり練習したりする活動を行いました。普段食事の際に使用している食具を使って綿や大豆を掬ったり挟んだりする練習に取り組みました。普段は上握りで握っている子どもも今回は下握りの練習を行い,皿から皿へ移し返すことに取り組みました。

最初に,スプーンの握り方が分かる絵カードを提示し,3本指で握る練習を繰り返し行いました。絵カードや職員の見本を見ながら取り組んだり手添え支援で一緒に確認したりすることができました。普段,補助箸やエジソン箸を使用している子どもは箸を使って掴む練習を行うと,小さな大豆も上手に挟むことができました。また,掬ったり挟んだりする際に,非利き手で皿を持ち両手動作も意識することができていました。

また、活動中に練習したことを給食時にも意識することができており,下握りで食材を掬ったり箸で挟んで食べたりすることができました。

今後も生活体験の活動を通し,食事以外でも着替えや排泄などでできることが増えるように支援していきたいと思います。(竹之下)

ほし サーキットあそび

今回は,支援者の見本を模倣して身体の使い方を知ること,順番を椅子に座って待つことを約束とし,サーキットあそびを行いました。サーキットは順番などのルールの理解や、バランス感覚・筋力といった運動機能の向上を目的として活動に取り入れています。

   

トンネルや巧技台,トランポリン、平均台でコースを作ると,「ちょっと難しそう。」「怖いかもしれない。」と不安な様子の子どもたち。「苦手なところは一緒にやってみよう。」と声を掛け,順番にスタートしました。得意なトンネルはどんどん進み,巧技台を登って支援者と手を繋いでジャンプすると,「できた!」と嬉しそうに教えてくれました。

     

一度できるとそれからは,「次もやりたい!」「次は○○の番!」と椅子に座って楽しい様子で順番を待つことができました。

今後も,様々なコースを提示しながら楽しく全身運動ができるように支援を行っていきます。     (榎本)

ほし 感触あそび

今回,指先や掌で粉や団子の感触を確かめることや,白玉団子の状態の変化に気付くことをねらいとして感触あそびを行いました。

普段から小麦粉,片栗粉,パン粉などを粘土状にして感触あそびに取り組んでいますが,今回は白玉団子を茹でる前後での状態の変化を楽しんでもらうこともねらいとしました。

始めに,白玉粉の粉を提供すると顆粒状になった粉に興味津々な様子でした。職員がその顆粒を指先で摘まみ粉状にしてみせると子どもたちも一斉に指先で摘まんだり,掌で擦り合わせて感触を確かめたりする様子がみられました。

次に水を混ぜて感触の違いを確かめました。水と粉が少しずつ混ざり合うことで粘土状になると子どもたちは思い思いに形を作って遊び始めます。なかにはサラサラからべとべとした感触に変化したことで触ることが難しくなる子どももいましたが,その場合は袋に入れて提供したり,小さい粒にして提供してみたりと工夫することで少しずつ触れることができていました。

また粉の状態の変化に合わせて“サラサラ”“ねばねば”“べたべた”など感触を表す言葉を適切なタイミングで声掛けすることで言葉の習得だけでなく“この感覚がべたべたなんだ”という実体験に基づいた気付きにも繋げています。

最後はいよいよ白玉団子作りです!実際に目の前で茹でて見せると子どもたちは不思議そうにみつめていましたが,茹で上がりつるつる,つやつやになった団子を見せると一斉に手を伸ばし感触を確かめ始めます。これまでの感触とは全く異なる様子にびっくりしながらも不思議そうに何度も何度も夢中になって感触を確かめていました。これからも子どもたち自身が関心をもち,意欲的に参加できるような療育を提供していきます。

(平川)

指示をよく聞き取ろう!なんでもバスケット

今回は,ルールを理解し指示を聞きながら,ゲームの中での自分の動きを考えて行動することをねらいとして,フルールバスケットやなんでもバスケットに取り組みました。

初めに,職員が実際に手本を提示して練習を行い,ルールの確認をしてから,それぞれイチゴ,バナナ,ブドウのカードを首から下げて,それぞれの動きを考えて取り組みました。ルールの理解が難しい子どももいましたが個別にルールの確認を行ったり他児の手本を提示したりしてルールの理解を深めると,全員の「フルーツバスケット」の掛け声の後に鬼がどの果物を指示するのか,集中して聞き取り自分の動きを考えることができました。

次に,子どもがくじを引いてお題を決めるなんでもバスケットに取り組みました。フルーツバスケットのお題も含めた「今日の朝ごはんがパンだった人」や「白色が入っている靴下を履いている人」等,自分で該当しているかどうかを考える為,フルーツバスケットに比べ比較的難しい遊びではありますが,考えることが難しい子どもは職員と一緒に確認する等して1人ひとりがお題に沿った動きをすることができました。

 集中して指示を聞き取り,指示の内容に合わせた動きを考える活動は子どもたちにとって指示の理解力や集中力を高める経験になります。また,他児にぶつからないように周囲の様子を見ながら席を移動したり椅子に座れなかった際は気持ちに折り合いをつけたりする等の経験にも繋がります。今後回数を重ね,指示を理解する力や集中力等を高められるよう働きかけていきます。これからも子どもの成長や経験に繋がるよう様々な活動を提供していきたいです。

(末吉)

放デイ ヨーヨー釣り

今回は,夏ならではの遊びを楽しむ,冷たい物に触れることで涼しさを味わうことを目的にヨーヨー釣りをしました。

たらいに入った沢山のヨーヨーをみて「触りたい!」と興味津々の子どもたち。この日は気温が高かったこともあり,ヨーヨーを顔や足に当てて冷たさを感じていました。その後,こよりを使いヨーヨー釣りに挑戦!引っ掛ける輪ゴムが水中にあると,こよりを水の中に入れ水分を含み弱くなってしまい,やっと引っ掛けることができたと思った瞬間,ちぎれてしまいました。たらいの中に釣れたと思ったヨーヨーが勢いよく落ち,水が飛び散りましたが,その様子も面白かったのか大きな声で笑っています。ヨーヨー釣りに取り組む中で“こよりを水に浸けると壊れやすくなる”“ゆっくりあげることで上手く釣ることができる”といったコツを少しずつつかみ始め目標個数のヨーヨーを釣ることができました。

少し早めに夏祭り気分を味わうことができた子どもたちでした。(中園)

 

 

 

放デイ 6月クッキング(サンドイッチ)

6月のクッキングではサンドイッチづくりを行い,調理工程や道具の使い方を確認することと,協力して作って食べる楽しさを味わうことをねらいとして取り組みました。

まずはトッピングのツナマヨを作りで,マヨネーズをツナの入ったボウルに入れていき,交代ずつ混ぜます。お友達が混ぜている時に「ちゃんと混ざったかな?」と横から覗き込んで変化を一緒に確認する様子もあり,みんなで協力して作る楽しさや達成感も味わえたのではと思います。その次はチョコクリームやイチゴジャム,フルーツの缶詰,ツナマヨなどから好きなトッピングを選び,自分たちでパンに乗せていきました。パンが小さめに切られていたので,こぼさないように慎重に慎重にスプーンの傾け方を確認しながらトッピングを乗せていき,完成すると笑顔で席に戻って「いただきます。」をする子どもたちでした。

クッキングは子どもたちが毎回楽しみにしている活動なので,今後も様々な体験ができるように準備をしていきたいと思います。(脇田)

セレクトメニュー

今日は,子どもたちが好きなメニューを選ぶセレクトメニューの日です。
6月は子どもたちが好きなパスタをテーマに「ミートソース」と「和風ソース」の2種類を提供しました。2種類のソースを目の前にどっちにするか迷う様子の子どもたち。「こっち。」と指差しで選ぶことができました。

    

自分で選択したパスタソースを食べ「美味しい。」と伝え,完食する子やおかわりする子がたくさんいました。また,どのクラスもミートソースが人気のようでした。口いっぱいにソースを付けて食べる姿が可愛らしかったです。
来月はどんなメニューを選ぶことができるのか楽しみな子どもたちです。

   

 

 

にじ 協力サーキット

晴れたり雨が降ったり、天気の移り変わりが多いこの時期。室内や戸外に関係なく,子どもたちは汗ばみながらも日々色々なあそびを楽しんでいます。今回は,2人1組のペアになって友達とペースを合わせることを意識してゴールし,達成感を味わうことをねらいに,室内でサーキットに取り組みました。

「2人でどうやってサーキットするの?」とハテナを思い浮かべる子どもたち。支援者の手本をよく見て,サーキットするときのルールを集中して聞くことができました。今回の協力サーキットは「進む時は2人で手を繋ぐこと。」,「進むときは2人で“せーの!”と合言葉を言ってから進む。」,「必ず2人一緒にゴールできるように友達とペースを合わせる。」の3つのルールでした。ルール確認後,支援者からのペア発表がありました。誰とペアになるのか気になり,そわそわしていた子どもたちでしたが,発表後はお互いに「僕と一緒だね。」,「嬉しい!」と微笑ましい会話が聞こえました。

いよいよ1ペアずつサーキットに挑戦です。「風船運び」,「手押し車」,「手を繋いで平均台渡り」の順番でサーキットに取り組みました。最初の風船運びは「簡単だね!」と笑顔で取り組んでいましたが,手押し車では「○○くんの足,重たーい!」,「難しいね。」と苦戦している様子もありました。足の持ち方を確認し,合言葉を促すと「せーの!」と力を振り絞って平均台の前まで進むことができました。最後の平均台では,怪我をしないようにゆっくり友達の足元にも注意して歩幅を合わせてゴールすることができました。

ゴール後,ペア同士でハイタッチをして喜ぶ姿がありました。今後も,様々な活動を通して友達と協力する大切さを味わうことができるよう支援していきます。

(木下)

ほし 型はめ

今回は,形の違いに気付くこととピースの向きを意識しながらはめることの2つをねらいに型はめの活動を行いました。動物や乗り物の型はめを提供することで,興味を引き出し活動へ意欲的に参加することができました。

活動では,ピースの裏面を上にして提供することで,絵柄やはめる位置を確認するため,ピースの表面を上に返す動作を促しました。また,型にすっぽりはめることができるようにピースの向きを意識したり絵柄を確認したりと子どもたち自ら気付き行動に移すことができる子どももいました。中には難しく,形と異なる型にはめることもありましたが,支援者と1ピースごとに形や絵柄を確認したり同じ教材を繰り返し活用したりすることで,理解してきたようで最後は1人で取り組むことができるようになりました。

今後も様々な教材を用いて,子どもたちの意欲ややる気に繋がる活動を提供し,たくさんの“できた”に繋げていきたいと思います。   (竹之下)