そら 泡あそび

8月に入り暑い日が続いていますが,そらグループの子どもたちは暑さにも負けないほど元気いっぱいのようです。

 

今回は様々な感触を味わうことができるように,「泡あそび」を行いました。

まずは,道具を使って泡を作り出すことろから挑戦しました。

ストローに息を強く吹きかけると泡がモコモコ出てきます。最初は「わぁ!」と驚きながらも次第に楽しさを感じてきた子どもたち。ストローに息を強く吹くには肺活量は元より,息を吐くときに口をすぼめて空気の通り道を調整する必要があります。顔(特に口周りの筋肉)を柔軟に動かすことができるようになることで,発語の際の口の動きや,食事場面での咀嚼等に応用できます。

どんどん泡が溢れて,あっというまにタライが泡でいっぱいになりました。

 

次は実際に,手で泡を触ってみます。

目の前の泡に「なんだろう?」「ちょっと冷たいね。」と興味を持つ子どもたち。中には,近くで見るたくさんの泡に戸惑いを見せる子どもさんもいましたが,周りのお友達が泡を触っているのを見たり,職員が手に乗せた泡を触ったりすることで,徐々に慣れていくことができました。

子どもさんによって手先の過敏さは様々です。今回,なかなか触ることができない子どもさんも,袋越し,指先,掌,そして両手と徐々に感触味わうことができる範囲が広がっていく様子が短い活動時間の中でも見られました。

 

活動の終盤には体中泡でいっぱいになり,全身で泡の感触を味わっていました。

暑い中,少しひんやりした泡の感触を身体全体で味わうことができた子どもたち。まだまだ,暑い日が続きますが今後も,泡あそびを含め様々な感覚あそびの中で子どもたちの興味関心の幅を拡げていきたいと思います。(迫)

家族研修会(卒園児保護者の話を聞く会)・茶話会

7月7日(土)に昨年度、めばえを卒園されたお母様にお越しいただき、子どもさんの就学先を決めた時期やその理由、小学校での子どもさんのご様子などについて話しをしていただきました。前半は全体での質疑応答、後半は、岳学校でのグループを作り、自由な意見交換の場を設けました。小学校の先生方とのやりとりについては、各学校によって異なり、思わず参加されたお母様たちからも驚きの声が上がっていました。就学を控えた子どもさんがいらっしゃる保護者の皆さまにとって、大変貴重な時間となりました。

そして!研修会の後は7月7日の七夕にちなんで、七夕茶話会を行いました!

自己紹介では、参加された保護者の皆さまにくじを引いてもらい、「得意料理は何ですか?」「ストレスの発散方法は何ですか?」「七夕の願いごと☆彡」などの質問に答えてもらいました。ミニゲームでは、隣の方と「あっちむいてホイ!」での熱戦!!初めて同士の方もいらっしゃいましたが、ゲームを通して緊張もほぐれたようです。その後はおいしい飲み物とおやつタイム♪たくさんのご家族と楽しい時間を過ごすことができました!(平敷)

ほし はさみの練習

2~3歳ごろからお絵描きや製作あそびが少しずつできるようになってきます。はさみを使うことで遊びの幅が拡がりますが怪我のリスクもあり心配な方も少なくないのではないでしょうか。はさみを扱うには,ある程度の握力や手を開く力が必要になります。まずは大人が使っているところを見せ,はさみに対しての興味が出てくると練習も楽しくなると思います。

今回の活動でも実際にはさみを使うことが初めてという子どもさんが多くどきどきの挑戦でした。指を入れる場所を一カ所ずつ確認し「ぐー,ぱー。」の掛け声に合わせて手を開閉してもらうとゆっくりと慎重に動かす子どもたちでした。

実際に物を切るためには,切る対象物を真っ直ぐに持ったりどこを切るのか見通しを持ちながら目で確認したりすることも大切です。切ることができた嬉しさから目線が手元から外れてしまう場面もありましたがその都度,声を掛けることで集中して取り組むことができました!

はじめは“チョキン”と1回だけ切る練習をお勧めします。今回はライオンのたてがみに切り込みを入れていく教材に取り組みましたが短冊状に切った折り紙や新聞紙でも十分な練習になります。

これからもご家庭では難しい活動や集団の強みを活かした活動を提供し子どもたちの育ちを支えていきたいと思います。(浜脇)

そら フラフープ

本日は,そらグループにてフラフープを使って電車ごっこを行いました。

まずは,フラフープの持ち方を確認しました。両手でしっかりとフラフープを握ります。

細いフラフープは子どもの手でもしっかり握りしめることができます。物を強く握りしめることで自然と指先に力を入れることができます。その中で培われた指先の筋力や力の加減方法の理解は食具(スプーン・フォーク・お箸等)や,将来学校等で扱う筆記用具の使用にも繋がっていくと言われています。

 

持ち方を確認した子どもたち,いよいよ電車ごっこのスタートです。教室にはマットや平均台などの障害物がたくさんあります。力を合わせて進めるでしょうか?

まずは,2人1組で挑戦です。

 

“よーい,どん!”で勢いよく出発していく子供たち。なぜかうまくマットの上や平均台を進めません。「あれ?」と,普段1人で遊んでいる時と少し違う感覚を感じたようです。

さて,どうすればうまく進めるでしょうか?

 

遊んでいる中で,一緒にフラフープに入っているお友達が自分よりもゆっくり歩いていることに気付いた子どもたち。2人で電車ごっこをしている以上,お友達の歩くスピードを認識し,自分のスピードを変化させていく必要があります。3人1組やそれ以上であれば,より周りのお友達に気を配る必要があります。「僕はあっち。」「私はこっち。」では電車が前に進みません。職員の声に合わせて「1,2,1,2・・・」とみんなで歩幅を合わせて進むことができるようになりました。

最後にはきれいな1列になって平均台の上を進んでいきました。

フラフープをお友達と共有しながら進むと必然的に動きに制限が生まれてきます。その中でどうすればうまく前に進めるのか,平均台を渡れるのかなどを考えることで,前の子は後ろの子を,後ろの子は前の子を自然に意識して動くきっかけが生まれてきます。

今回の活動の中でたくさんの“気づき”“体験”があった子どもたち。今後も,遊びの中での成長が楽しみです!(迫)

 

にじ 生活体験(手洗い・うがい)

普段から給食前や活動後,定時排泄後に手洗い・うがいを行っている子どもさんたちですが,再度正しい仕方について確認をするために生活体験にて正しい手洗い・うがいの仕方を学びました。まず初めに,イラストや写真を用いて「なぜ手洗い・うがいをするのか」「手洗い・うがいをしないとどうなるのか」等を質問すると,「たくさんばい菌がいるから。」「風邪を引いてしまう。」等積極的に挙手をして発表をする姿がありました。次に,普段行っている手洗い・うがいの仕方をお友達の前で発表しました。

発表が終わった後,めばえのトイレに貼ってある正しい手洗いの流れ表を提示し,1つ1つ確認を行いました。すると,「指と手首を洗おうね。」「うがいはぐちゅぐちゅぺの次にがらがらぺをするよ。」等普段行っている手洗い・うがいの仕方と正しい手洗い・うがいの仕方を比べることができました。

活動終了後は,正しい手洗い・うがいの流れ表を見ながら実践を行い,いつも以上に細かいところまで綺麗に洗うことができた子どもさんたちでした。これからも手洗い・うがいをしっかりと行い毎日元気に楽しく過ごしましょうね!(工藤)

放課後デイ 箸の使い方

今日は2グループに分かれて,箸(食具)の使い方を確認しました。普段,箸の練習をしているAグループの方々には,トングなども用意することで「指先の力加減」を意識してもらえるよう配慮しました。利き手でしっかりとトングを持ち,食材に見立てた球を挟み,他のお皿へ移す…文字にすると簡単そうに見えますが「落とさないように」ということを意識すると,利用者さんたちにも力が入ります。「やった。全部できたよ!落とさなかった!!」と元気に伝えてくれる姿がありました。中には20分以上集中して取り組んでいる利用者さんも。トングの後は大豆をスプーンで掬ったりで普通箸で挟んだりすることにも挑戦!事前にトングを使ったことにより,食具を使う際の指の力加減が分かったようで,普通箸やスプーンをスムーズに使うことができました。

   

一方,普段から箸を使っているBグループの方々には「正しい箸の持ち方(食事マナー)」を意識して取り組んでもらいました。「いつも箸使っているから簡単だよ!」と元気に答えてくれた利用者さんたち。改めて正しい箸の持ち方を確認すると,意外にも難しいことに気が付いたようです。「これが正しい持ち方なんだね。今まで間違った持ち方してたよ」という声も聞かれました。「良い姿勢で,正しく箸を使う」ということを再確認し,自分の生活を振り返るよい機会となりました。(前田)

そら 親子療育 魚釣り

本日は,そらグループにて親子療育が行われました。4組のご家族の方が参加して下さいました。朝の会を廊下から見守っていただき,療育では,隣に座って親子で魚の色塗りをしました。

           

お母さんが色塗りをする様子を見て同じ色のクレヨンを手に取り色を塗る子どもたち。「まだ白いところがあるね。」と会話をしながら楽しんで色塗りをする親子の姿がありました。色塗りが終わると釣り竿のマグネットに魚が付くようお母さんと協力して指先の使い方を意識しながらクリップを付けることが出来ました。

          

その他にも「竿をふりまわさない。青いビニールシートの中には入らない。」等のお約束をその都度,親子で確認しながら取り組む姿も見られました。今回の活動を通して普段見ることのできない子どもさんの表情や親子の微笑ましい光景を見ることができて,職員も充実した時間を過ごすことができました。8月の親子療育では,フォトフレーム作りを行う予定です。ご家庭とは異なる雰囲気の中で親子の時間を過ごされてみませんか。

(湊原)

ほし スライム

感覚あそびは感覚からの刺激により,考えて行動できる「感覚統合」に繋げることを目的としています。例えば,公園にあるブランコは鎖を手で握ることや身体のバランスを取ること,足で勢いをつけること等が互いに作用し遊ぶことができます。これが様々な感覚を働かせ「感覚統合」に繋がるとされています。

今回は透明なスライムにビーズやスーパーボールを入れ多種の感覚を感じながら遊びました。スライムの柔らかさとビーズ,スーパーボールの硬さが手に伝わったのか子どもたちからは笑みが零れ夢中になって遊ぶ姿がありました。

活動の途中でスーパーボールを取り出せるか声掛けを行うと表情が変わり真剣なまなざしの子どもたち。スライムを剥がしたりスーパーボールをしっかりと指で摘まんだりしなければならないので指先を小さく動かしています。粘土や新聞紙あそびでもこの動作が可能です。

 

このような動作を遊びの中で楽しく積み重ねることで筆記具を指で支えて持ったりお箸を正しく扱ったりする生活動作の力になります。

暑い日が続きますが屋外で大きく身体を動かした後は室内でできる遊びで身体を休めながら元気に過ごしていただきたいと思います。(浜脇)

にじ 七夕飾り作り

本日は,季節の行事を知ることと手先の巧緻性を高めることをねらいとして,七夕飾り作りを行いました。製作を始める前に,支援者がイラストを提示しながら七夕の由来を伝えると,「(彦星さんと織姫さんは)1年に1度しか会えないんだね。」「七夕って特別な日なんだね。」「天の川ってなあに?」と興味津々の子どもたち。製作では,画用紙に絵を描いたりはさみで画用紙を切ったりし手先を意識する活動を取り入れました。手先や指先の運動は基本的生活習慣や発語の向上に繋がるとされています。はさみを使用する際は事前に約束事や持ち方,使い方の確認をして取り組みました。はさみの開閉動作が苦手な子どもさんもいましたが,回数を重ねるごとに少しずつスムーズに切れるようになりました。

また,台紙に彦星さんと織姫さんを貼る際は,「2人はいつも離れ離れなんだよね。」と言って七夕の由来を元に貼る位置を決める子どもさんもいました。

それぞれいろいろな思いを込めて作った七夕飾り。みんなの思いが彦星さんと織姫さんに届きますように☆(工藤)

児発 誕生会

本日は,全クラス合同で6月の誕生会を行いました。誕生会が始まる前から「ぼく,4歳になったよ!」「今日は〇〇くんと〇〇ちゃんの誕生会だね!」と楽しみにしていた子どもたち。支援者が誕生日のお友達の紹介や出し物をすると,興味津々な様子で見つめていました。

また,プレゼントを渡す際には,少し恥ずかしそうにしながらも「お誕生日おめでとう。」「ありがとう。」とお互いに言葉で気持ちを伝えることができました。

最後に保護者の方や支援者から誕生日のお友達にメッセージを伝えたりみんなで誕生日の歌を歌ったりして会場全体が暖かな雰囲気に包まれました。また1つお兄さんお姉さんになった誕生日のお友達。これからの成長も楽しみにしています♪(工藤)