触覚を通して心地良さを味わいながら精神を解放させたり安定させたりする効果があると言われている小麦粉粘土あそび。小麦粉に水を入れるだけの簡単な作り方です。少量の油を入れると伸ばし易くなり塩を入れ冷蔵庫で保管すると1~2日程度は保存が可能なようです。口に入れても安心な素材なので2歳頃から遊びの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
以前,粉の状態から材料を混ぜ粘土を手作りしたことのある,そらグループの子どもたちは小麦粉粘土が手渡されると鼻に近付けて「いいにお~い。」「パンみたい!」と和やかな表情になりとても可愛らしかったです。また,指先で千切ったり手に力を入れて伸ばしてみたり多様に遊ぶ姿がありクッキー作りなどで使用する型やラップの芯を提供するとパン屋さんになりきって美味しそうなパンをたくさん作ってくれました。腕や手指の力が必要な型抜きは「できない…。」と少し不安そうでしたが職員が隣で「ぎゅぎゅ。」と手本を見せると「ぎゅ,ぎゅ~!」と模倣して“自分で”とあきらめずに完成させることができました。
食紅を加えると粘土に色が着き自然に色を覚えるきっかけになります。バニラエッセンスなどで香り着けしてもいいかもしれません。片付けの際は新聞紙の事前準備を行うとそのまま処分するだけなので簡単にできます。
幼児期の子どもたちは様々なことをどんどん吸収する力があります。想像力,表現力を培うひとつの遊びとして今後は片栗粉と水を混ぜてできる「ダイラタンシー」やひとあじ違う感覚の「寒天」でも遊んでみたいと思います!(浜脇)