にじ パズル

本日はピースの形や絵を見ながら組み合わせ,1つの絵を作り上げていくパズルあそびをしました。パズルは絵柄や形の繋がりを見るといった観察力や集中力を高める効果があり,文字を覚え始めるきっかけにもなります。

たくさんのキャラクターパズルを見て大興奮の子どもたち。まずは取り組む時間をタイマーで設定し,パーテーションで仕切ることで集中しやすい環境づくりをしました。絵や模様の繋がりを確認しながらピースを1つ1つ合わせ,絵が繋がらない時にはお友達や支援者と手本を見たりピースの形を確認したりと一緒に考えながらはめていきました。全部揃うと「見て!完成した!」と満面の笑みで支援者やお友達に見せてくれました。諦めることなく最後まで頑張る子どもたちの姿を見て嬉しく思いました。幼児期の子どもさんにとって10分でも座ることはとても苦痛なことですが興味のある物を取り入れたり周囲の環境を少し工夫したりすることで集中する時間はぐんと延びます。これからも楽しく,たくさん成長できるような活動を子どもたちと一緒に取り組んでいきたいと思います。(二見)

ほし 洗濯ばさみ

本日は洗濯ばさみを使った遊びを2つ行いました。初めは洗濯ばさみを髭に見立てて動物のカードに付ける動作です。

洗濯ばさみを摘まんだり引っ張ったりするには指先の力が必要です。指先あそびは,衣服のボタン掛け,靴の着用,お箸の使用,鉛筆を持つ動作など様々な生活の場面で役立ちます。ほしグループの子どもたちも「できない。」「難しい。」と伝えながらも職員と力加減を調節することで,粘り強く取り組むことができ集中力もついてきたなと感じました!

次に衣服の背部に洗濯ばさみを付け,身体を動かす活動を行いました。思うように洗濯ばさみに手がが届かず苦戦する様子もありましたが,身体をひねったり曲げたりしながら洗濯ばさみを外すことができました。普段の生活では行わない動きのようですが,衣服を着脱する動作を意識することにも繋がります。脳に固有覚と前庭覚があり,固有覚では自分がどんな姿勢や体位を取っているかが見なくても分かり動かすことができます。また,前庭覚では重力に対する頭の傾きや頭にかかる加速度を感じ取ることができ,これらを統合することで身体の位置や動きを知ることができるようになります。これからも運動遊びを通してバランス感覚やボディイメージを養うことができるように楽しい遊びを考えていきたいと思います。(浜脇)

デイ 社会体験(健康の森公園)

本日は,社会体験で健康の森公園へ出掛けました。行きのバスでは「公園に行くよ。」「お散歩しようね。  」とお話をする姿があり,楽しみにしている様子を伝えてくれる利用者さんたち。公園内を散策する際は,犬を見つけたり草花を眺めたりしながら,利用者さん同士で見つけたものを教え合う姿がみられ,様々な自然に触れることができました。天候にも恵まれ,絶好のお散歩日和の中気持ちよさそうに散策を楽しむことができ,たくさんの笑顔がみられました。(下川)

そら スズランテープ

本日は,色や指先を使ったあそびを経験できるようにタコの形に切った紙皿とスズランテープを使い製作あそびを行いました。タコの形の紙皿に好きな色を塗り目や口を描き,指先の使い方を意識しながらスズランテープを穴に通そうとする子どもたち。パンチであけた穴にスズランテープを通すのは難しく「できない。」と伝えてくれる子どもさんもいましたが,支援者と一緒に取り組んでみることで「できた~。」と可愛い笑顔。普段にも増して集中して活動に参加することができました。指先を使う動作は,お箸を使う,ボタンを留める,小さなものを掴むなど,どれも日常生活を送る上で必要な動作に関連しています。遊びの中で「できた」「もっとしたい」の気持ちをつけられるよう今後の活動も取り組んでいきたいと思います。(湊原)

  

デイ クッキング(ゼリー)

本日はクッキングにて青りんごゼリーを作りました。クッキングを行う前から支援者に「早く作りたいな。」「今日は何ゼリー?」と尋ね,ゼリー作りを楽しみにしている姿がありました。

支援者が作業の手順を説明した後,ゼリーの粉を泡だて器で混ぜ合わせると,青りんごのいい匂いが教室中に拡がりました。「いい匂いだね。」と利用者さん同士で話をしながら,楽しくゼリー作りを行うことができました。その後,ゼリーを器に盛りつけて完成すると「ゼリーできた!」と満面の笑みを浮かべながら支援者に見せにくる利用者さんたちでした。完成したゼリーを昼食後に皆さんで美味しくいただきました。(草野)

ほし マット

新年度が始まってから丸2週間が経ち,不安や戸惑いから涙を流していた子どもさんたちも笑顔で過ごす姿が増えてきました!

本日のマットあそびでは,弾力性のある硬めのマットを凹凸状に並べ,登ったり降りたりする際の重心の不安定さを体感筋力で保つ動きを取り入れました。最初は尻もちをついたり支援者と手を繋いで取り組んだりする子どもさんもいましたが,職員が支える力を調節することで自分の筋力を使って取り組むことができました。

 

次に同じイラストのカードを照合させて壁に貼りつけたイラストカードを剥がすことに挑戦しました。

 

子どもさんが手を伸ばした位置より少し高めにカードを貼ることで背伸びの状態になり,マットの上でバランスを保ちながら指先を小さく動かして剥がすことができました。今回の活動のねらいである体幹筋力の向上は,自分の身体の位置を知り安全を守る基本として重要で事故や危険防止にも繋がります。幼児期は全身を動かすことが大切だと言われていますが身近にできるのが外遊びです。まずはたくさん歩くことが身体のみならず言葉など全体の発達に関する基礎でもありますのでこれからも晴れた日には外で遊び,元気にすくすく成長してくれることを期待しています☆(浜脇)

児発 避難訓練

めばえでは消防計画に則り,毎月(年12回)避難・防災訓練を児童参加で行っています。火災の防止に努めることは当然ですが,万が一の事態が発生した際の迅速な対応ができるように毎月の訓練は欠かせません。

本日は新年度初の避難訓練となりました。新しくめばえに来てくれた子どもたちだけでなく,OJTの目的で役割を与えられた新人職員たちも緊張気味です。

 

今回は厨房から火災が発生したことを想定しての訓練です。職員が伝達,初期消火,非常ベルでの警報などの手順を素早く実施しました。今回,火災発見から避難場所の玄関前に全員到着し各グループの人数確認が完了するまでに掛かった時間は2分9秒でした。訓練はここまでとなりましたが,実際の火災が発生した場合は利用児の安全確保と保護者,医療機関への受け渡しを行うこととなります。

 

今回の訓練は今年度初めてであったにも関わらず子どもたちが驚く程スムーズで静かな避難ができたこと,避難場所で施設長の振り返りを落ち着いた態度で聞けていることに感心させられてしまいました。もちろん,多少不安そうな表情であったり目に涙を浮かべたりする子どもたちの姿もありましたが,毎月繰り返すことで徐々に落ち着き避難に要する時間も短くなっていきます。子どもたち全員の“命を守る”ということが最重要ですので,個々の実態や災害発生場所と教室の位置関係等を加味して状況に応じた避難ができるように職員間での反省,振り返りを毎回丁寧に行っています。

今年度も引き続き「地震」「水害」「不審者対応」「救命処置」等々,避難・防災訓練を毎月行って参ります。(玉利)

そら 粘土

本日は,様々な感覚を指先で味わう事とたくさん手や指先を使って遊んでもらう事を目的に「粘土」の活動を行いました。今回は幼稚園や保育園でも使われることの多い「油粘土」を使用しました。今までの感覚遊びで経験したことのある「小麦粉粘土」や「スライム」などより少し硬く,ちょっとベタベタした感覚に少し驚いた子どもたちや,「やったことある!」と元気いっぱいに手の平全体で遊び始める子どもたちなどそれぞれの表情は様々でしたが,しばらくするとお話しするのも忘れて粘土あそびに夢中になっていました。

手の平でコロコロお団子を作ったり,指先で細かくちぎってあそんだり,中には道具を使って「キリン」や「パン」を作って友達と見せ合いっこをしている子どもさんもいました。

手や指先の感覚を意識して色々なものに触ることでその子自身の経験になる事と合わせて,丸めたり伸ばしたりすることで手・指先の運動能力の向上に繋がります。また,一歩進んで道具の使用に挑戦すると,運動能力に加え細かい動き(巧緻性)の発達を促すことが出来ると言われています。これからもたくさんの感覚遊びを経験していく子どもたちの遊びの中での成長が今後も楽しみです!(迫)

そら かけっこ

本日はかけっこを行う予定でしたが,外はあいにくの雨模様のため室内にて平均台やロディを使用し,障害物競走を行いました。最初はスタートラインに立ち支援者の手本を模倣しながら待つ練習を行いました。支援者の「よーい。」の声に合わせてかっこよく構える子ども達。

競走が始まると子どもたち同士笑顔で競い合ったり,支援者と一緒に障害物を乗り越えたりしながら和やかな雰囲気の中で活動に取り組むことができました。

今回の活動では,動いたり止まったりを繰り返すことで静と動を意識するとともに平均台やロディを使用することで,体感の向上を目的に活動を行いました。今後も活動を通して楽しみながら体感の向上,成長に繋げていきたいと思います。(草野)

 

にじ 色・形あそび

本日は色,形を見極める力,集中して取り組む力を養うことができるようにトランプを使って神経衰弱を行いました。活動で初めて行う遊びだったのでまずは少ない枚数で支援者が1つ1つルールの説明をしながら取り組みました。どの色のどんな形のカードがあったかを一生懸命に覚えようと真剣な表情の子どもたち。めくったカードが揃うと「やった!そろった!」と言って喜ぶ様子がみられました。その後は次々にカードが揃って枚数が減っていくと「そのカードはハートだよ。」「これじゃないかな?」とみんなで声を掛け合い,協力しながらカードを見つけていく場面もありました。最後のカードが揃うとみんなで両手を挙げて喜ぶ子どもたちでした!ご自宅でもトランプの枚数を限定して簡単な神経衰弱やババ抜きなどのトランプゲームに取り組みたくさんの色や形,文字に触れた遊びをしてみてはいかがでしょうか?(二見)