そら 食育

夏休みも後半に入り,まだまだ暑い日が続いています。真っ黒に日焼けして「○○で遊んだ。」と,夏休みの思い出を教えてくれる子どもたちの姿に私たちも元気を貰っています。

 

本日は「5感を通して食材を知ってもらうこと」を目的として食育が行われました。

まずは,栄養士より子どもたちが大好きなカレーライスに入っている「人参」「玉ねぎ」「じゃが芋」「お肉」についてのお話がありました。「人参だ!」「お肉大好き。」と言った子どもたちの声が聞かれる中で活動が始まりました。

 

まずは,人参を手に取り,感触を確かめることに取り組みました。

固いような,柔らかいような感触に不思議そうな表情を見せる子どもたち。日頃あまり触ることのない感触に興味津々な様子でした。

次に,匂いを嗅いでみました。少しだけ人参から匂いがした子どもたち。「匂いした!」と匂いを感じた途端に表情が明るくなって教えてくれました。

その後も,玉ねぎ,じゃが芋,お肉についても同様にして触ったり匂いを嗅いだりして食材に触れた子どもたち。活動の最初の方では,人参について聞くと「嫌い」「おいしくない。」と言った声も聞かれましたが,活動後に再度尋ねてみると「オレンジ色。」「いい匂いした。」と人参へのイメージが少し変化したように感じました。

1つ1つの食材について今回のようにじっくり見る機会は多くないと思います。普段「嫌いだから食べたくない。」と言っていた食材も良く見たら綺麗な色をしていたり,いい匂いがすることがあるかもしれません。

 

今後も,食育を通して子どもたちの食への関心・意欲を高めて行きたいと思います。(迫)

 

にじ お絵描き

 

本日は削り絵で花火を描きました。初めにあらかじめ線を引いて区切った画用紙をぬり絵の要領でカラフルに塗ってもらいました。次に黒いクレヨンで先程塗った画用紙を支援者が塗りつぶすと「えー!」と驚く子ども達でしたが,疑問に思いながらゴシゴシと塗りつぶしてくれました。画用紙が真っ黒になるといよいよ割り箸で削ります。支援者がお手本で削ると「わあ!」「花火!」と歓声を上げてくれました。削ることが一番楽しかったようで,黒い画用紙に思い思いのカラフルな花火を咲かせる子ども達でした。

下の色が見えなくなるまで満遍なくクレヨンで塗るには集中力が必要です。集中力を考慮し八つ切り画用紙を4分の1の大きさにして使用しました。筆圧の弱さから塗っても下の色が見えてしまう子どもさんや塗る範囲が狭くなってしまう子ども達には支援者が手を添えて一緒にクレヨンを持ったり横についてお手本を見せたりすることで塗る範囲を広げ筆圧の確認を行いました。「下の色が見えなくなるくらい塗れたら綺麗な絵が描けるよ。」と声を掛けると時々「ちょっと疲れたね。」と手を休めながらも懸命に塗り作品を完成させることができました。

今回はカラフルなクレヨンの上に黒のクレヨンを使用しましたが,黒のアクリル絵の具にも代替できるそうです。クレヨンとはまた違った削り心地になりそうですね!花火以外の絵や黒のクレヨンと黒のアクリル絵の具の削り心地を感じながら是非ご家庭でもお試しください。(綾織)

放課後デイ クッキング(かき氷)

本日はかき氷作りを行いました。エプロン,三角巾を着て,気合十分な利用者さんたち。流れやルールを意識しながら支援者の話をしっかりと聞くことができました。
かき氷機で氷を削り“ガリガリ,ジャリジャリ”不思議な音とお皿に落ちてくる氷に興味津々な様子でした!

いちごのシロップをかけ,最後にバニラアイスをトッピングして完成です。「冷たくておいしい!」「早く食べないと溶けちゃうね。」と,たくさんお話をしながら楽しく食べることができました。おかわりをする利用者さんたちもたくさんいて,「来年も楽しみだね。」と嬉しそうに話す姿もみられました。(石坂)

ほし サーキット

本日はサーキットを行いました。様々な遊び方ができるサーキットですが,本日はトンネルくぐり,マット,すべり台の3つの遊具に挑戦しました。沢山の遊具を目の前にわくわくした表情になる子どもたち。自分の名前が呼ばれるまで椅子に座って待つことが出来ました。

いよいよサーキットに取り組みます。まずは横置きした巧技台のトンネルくぐりです。頭や身体をぶつけないようにそーっとくぐります。空間の大きさに合わせて自分の身体を合わせ対応させる動作がボディイメージの理解に繋がります。自分の身体をコントロールすることが上手になるとその場や状況に応じて相手との距離の取り方を掴めるようになると言われています。

次はマットの上からジャンプです。普段の遊びの中でも高さのあるマットからジャンプするのが大好きな子どもたち。職員と手を繋いだり1人で挑戦したりそれぞれが膝をしっかり使って大ジャンプすることができました。

最後はお楽しみのすべり台です。上から見える景色に期待を抱きながら階段を登ります。登る時に子どもたちは手すりを掴むための握力,身体を引き寄せるための腕力,足を持ち上げるための脚力,様々な力を使っています。「3,2,1」の掛け声に合わせ一気に下まで滑り,満足そうな笑顔を浮かべる子どもたちでした。この滑る際の「楽しい」や「怖い」といった興奮は神経回路を刺激し脳の発達を促すと言われています。またこの動きを繰り返すことでスピード調節を覚え安全に対する感覚も養われます。

運動あそびを通して様々な身体の使い方を知ることが身辺自立にも繋がっていきます。今後も沢山身体を動かす活動に取り組んでいきたいと思います。(坂元)

放課後デイ 水

本日は水の感覚を味わうことを目的に水の活動を行いました。支援者が事前に朝の会で絵カードを提示し,活動について説明を行うと,目を輝かせて支援者の説明を聞き,活動を楽しみにしている様子がみられました。

水の活動が始まり,最初は恐る恐る足を水の中に入れていた子どもたちも,水の感覚が気持ちよかった様子で身体いっぱいに水を浴び,笑顔で活動を楽しんでいました。

活動の途中,ジャンプをして水が飛び散らせたり,手で掬って水をかけ合ったりして水の感触を楽しむ子どもたち。ホース1本の水の量だけでは足りなかったのか自らホースを準備して水を出しに行く子どもさんもいて,活動時間いっぱいに皆で楽しい時間を過ごすことができました。

まだまだ暑い日が続きますが,たくさんの活動を通して夏の思い出を子どもたちと一緒にたくさん作っていきたいと思います。(草野)

そら 泡あそび

8月に入り暑い日が続いていますが,そらグループの子どもたちは暑さにも負けないほど元気いっぱいのようです。

 

今回は様々な感触を味わうことができるように,「泡あそび」を行いました。

まずは,道具を使って泡を作り出すことろから挑戦しました。

ストローに息を強く吹きかけると泡がモコモコ出てきます。最初は「わぁ!」と驚きながらも次第に楽しさを感じてきた子どもたち。ストローに息を強く吹くには肺活量は元より,息を吐くときに口をすぼめて空気の通り道を調整する必要があります。顔(特に口周りの筋肉)を柔軟に動かすことができるようになることで,発語の際の口の動きや,食事場面での咀嚼等に応用できます。

どんどん泡が溢れて,あっというまにタライが泡でいっぱいになりました。

 

次は実際に,手で泡を触ってみます。

目の前の泡に「なんだろう?」「ちょっと冷たいね。」と興味を持つ子どもたち。中には,近くで見るたくさんの泡に戸惑いを見せる子どもさんもいましたが,周りのお友達が泡を触っているのを見たり,職員が手に乗せた泡を触ったりすることで,徐々に慣れていくことができました。

子どもさんによって手先の過敏さは様々です。今回,なかなか触ることができない子どもさんも,袋越し,指先,掌,そして両手と徐々に感触味わうことができる範囲が広がっていく様子が短い活動時間の中でも見られました。

 

活動の終盤には体中泡でいっぱいになり,全身で泡の感触を味わっていました。

暑い中,少しひんやりした泡の感触を身体全体で味わうことができた子どもたち。まだまだ,暑い日が続きますが今後も,泡あそびを含め様々な感覚あそびの中で子どもたちの興味関心の幅を拡げていきたいと思います。(迫)

家族研修会(卒園児保護者の話を聞く会)・茶話会

7月7日(土)に昨年度、めばえを卒園されたお母様にお越しいただき、子どもさんの就学先を決めた時期やその理由、小学校での子どもさんのご様子などについて話しをしていただきました。前半は全体での質疑応答、後半は、岳学校でのグループを作り、自由な意見交換の場を設けました。小学校の先生方とのやりとりについては、各学校によって異なり、思わず参加されたお母様たちからも驚きの声が上がっていました。就学を控えた子どもさんがいらっしゃる保護者の皆さまにとって、大変貴重な時間となりました。

そして!研修会の後は7月7日の七夕にちなんで、七夕茶話会を行いました!

自己紹介では、参加された保護者の皆さまにくじを引いてもらい、「得意料理は何ですか?」「ストレスの発散方法は何ですか?」「七夕の願いごと☆彡」などの質問に答えてもらいました。ミニゲームでは、隣の方と「あっちむいてホイ!」での熱戦!!初めて同士の方もいらっしゃいましたが、ゲームを通して緊張もほぐれたようです。その後はおいしい飲み物とおやつタイム♪たくさんのご家族と楽しい時間を過ごすことができました!(平敷)

ほし はさみの練習

2~3歳ごろからお絵描きや製作あそびが少しずつできるようになってきます。はさみを使うことで遊びの幅が拡がりますが怪我のリスクもあり心配な方も少なくないのではないでしょうか。はさみを扱うには,ある程度の握力や手を開く力が必要になります。まずは大人が使っているところを見せ,はさみに対しての興味が出てくると練習も楽しくなると思います。

今回の活動でも実際にはさみを使うことが初めてという子どもさんが多くどきどきの挑戦でした。指を入れる場所を一カ所ずつ確認し「ぐー,ぱー。」の掛け声に合わせて手を開閉してもらうとゆっくりと慎重に動かす子どもたちでした。

実際に物を切るためには,切る対象物を真っ直ぐに持ったりどこを切るのか見通しを持ちながら目で確認したりすることも大切です。切ることができた嬉しさから目線が手元から外れてしまう場面もありましたがその都度,声を掛けることで集中して取り組むことができました!

はじめは“チョキン”と1回だけ切る練習をお勧めします。今回はライオンのたてがみに切り込みを入れていく教材に取り組みましたが短冊状に切った折り紙や新聞紙でも十分な練習になります。

これからもご家庭では難しい活動や集団の強みを活かした活動を提供し子どもたちの育ちを支えていきたいと思います。(浜脇)

そら フラフープ

本日は,そらグループにてフラフープを使って電車ごっこを行いました。

まずは,フラフープの持ち方を確認しました。両手でしっかりとフラフープを握ります。

細いフラフープは子どもの手でもしっかり握りしめることができます。物を強く握りしめることで自然と指先に力を入れることができます。その中で培われた指先の筋力や力の加減方法の理解は食具(スプーン・フォーク・お箸等)や,将来学校等で扱う筆記用具の使用にも繋がっていくと言われています。

 

持ち方を確認した子どもたち,いよいよ電車ごっこのスタートです。教室にはマットや平均台などの障害物がたくさんあります。力を合わせて進めるでしょうか?

まずは,2人1組で挑戦です。

 

“よーい,どん!”で勢いよく出発していく子供たち。なぜかうまくマットの上や平均台を進めません。「あれ?」と,普段1人で遊んでいる時と少し違う感覚を感じたようです。

さて,どうすればうまく進めるでしょうか?

 

遊んでいる中で,一緒にフラフープに入っているお友達が自分よりもゆっくり歩いていることに気付いた子どもたち。2人で電車ごっこをしている以上,お友達の歩くスピードを認識し,自分のスピードを変化させていく必要があります。3人1組やそれ以上であれば,より周りのお友達に気を配る必要があります。「僕はあっち。」「私はこっち。」では電車が前に進みません。職員の声に合わせて「1,2,1,2・・・」とみんなで歩幅を合わせて進むことができるようになりました。

最後にはきれいな1列になって平均台の上を進んでいきました。

フラフープをお友達と共有しながら進むと必然的に動きに制限が生まれてきます。その中でどうすればうまく前に進めるのか,平均台を渡れるのかなどを考えることで,前の子は後ろの子を,後ろの子は前の子を自然に意識して動くきっかけが生まれてきます。

今回の活動の中でたくさんの“気づき”“体験”があった子どもたち。今後も,遊びの中での成長が楽しみです!(迫)

 

にじ 生活体験(手洗い・うがい)

普段から給食前や活動後,定時排泄後に手洗い・うがいを行っている子どもさんたちですが,再度正しい仕方について確認をするために生活体験にて正しい手洗い・うがいの仕方を学びました。まず初めに,イラストや写真を用いて「なぜ手洗い・うがいをするのか」「手洗い・うがいをしないとどうなるのか」等を質問すると,「たくさんばい菌がいるから。」「風邪を引いてしまう。」等積極的に挙手をして発表をする姿がありました。次に,普段行っている手洗い・うがいの仕方をお友達の前で発表しました。

発表が終わった後,めばえのトイレに貼ってある正しい手洗いの流れ表を提示し,1つ1つ確認を行いました。すると,「指と手首を洗おうね。」「うがいはぐちゅぐちゅぺの次にがらがらぺをするよ。」等普段行っている手洗い・うがいの仕方と正しい手洗い・うがいの仕方を比べることができました。

活動終了後は,正しい手洗い・うがいの流れ表を見ながら実践を行い,いつも以上に細かいところまで綺麗に洗うことができた子どもさんたちでした。これからも手洗い・うがいをしっかりと行い毎日元気に楽しく過ごしましょうね!(工藤)