放課後デイ クッキング(プチピザ)

本日はクッキングにてプチピザ作りを行いました。プチピザのレシピは,食パンの上にピーマン,ハム,チーズのトッピングをし,最後にケチャップをかけて完成。支援者が絵カードを見せながら作り方の手順を伝えると,目を輝かせながらプチピザ作りを心待ちにしている様子の子どもたち。活動が始まると子ども同士話をしたり,支援者と一緒に集中してトッピングをしたりしながら思い思いに楽しんでいました。プチピザが完成すると「できたよ!」「早く食べたいな。」と嬉しそう。

その後,焼きあがったプチピザをおいしそうに食べる子どもたちでした。

子どもたちからは「美味しかった。」「楽しかった。」との声が聞かれ,大満足の1日になったようです。これからも子どもたちが「楽しかった。」「またしたいな。」と思えるような活動を考えていきたいと思います。(草野)

ほし 袋

段ボールや紙,牛乳パックなど身近にある素材は子どもたちの素敵な玩具に生まれ変わります。本日は大きなビニール袋を使い遊びました。「白」と「青」の2種類から選んでもらうと指差しや言葉で意思を伝えることができ“自分”の袋で時間いっぱい遊ぶことができました。

ほしグループの子どもたちからすると自分の身体と同じくらい,もしくは大きな袋を支援者が膨らませると風船のように風船のように浮かばせたり投げたりして動きを楽しむ姿がありました。投げる動作ひとつにしても力を使ったり身体のバランスを取ったりする必要があります。遊びの中で基礎的な筋肉や体幹も使えます。

次は両手やお腹に力を入れて袋をぎゅーっとしぼませます。口がきゅっと結んであるため少しの力では空気が抜けません。支援者やお友達と一緒に「せーの,ぎゅー!」と言いながら協力する姿もあり人との輪の拡がりを実感しました。

中には思い切り腕を振ったりくしゃくしゃと丸めたりして音を聴いている様子もあり,ひとつの素材からいくつもの遊びに拡げることができました。

一人で満足いくまで遊び込むとお友達に「どうぞ。」ができるようになったり「一緒に。」と輪ができたり,対人関係の面で拡がりが出てきます。“こんな風に遊べるよ”“みんなで遊ぶと楽しいよ”と言ったことを療育や遊びの中でも伝えていけるよう職員一同,努めていきます。(浜脇)

そら ストローあそび

10月も後半に入り季節はすっかり秋になりました。朝晩の肌寒さにも負けず毎日元気なそらグル―プの子どもたち。本日は,ストローあそびに取り組みました。

 

まずは,細かく切ってあるストローに手を入れて感覚を味わってみました。

たくさんのストローに驚きながらも,指先からそーっと手を入れてみたり,手の平全体を勢いよく入れてみたり,子どもたちによって取り組み方は様々です。

 

その他にも,玩具を中に隠して宝探し感覚を楽しみながらストローの感覚を味わう事ができました。「何があるかな~?」とワクワクしながら玩具を探す子どもたちの姿がとても印象的でした。

次に,モールとストローを使ってストロービーズを作成しました。

たくさんのストローの中には,太いストローと細いストローがあります。モールにストローを通すには,しっかりストローの太さを見極める必要があります。そのためにストローの形状を確かめ,太さや穴の位置を確認した上でどうやったらモールが通るのかを考えました。その過程でストローを指先で挟むことができるため,遊びの中で手先の巧緻性(細かい動き)を促すことができます。

普段は毛糸や紐を使って取り組むことが多いですが,今回はモールの中の針金があることで毛糸や紐に比べると安定してストローを通すことが出来ました。

ストロービーズを作成するためには,片手にモール,もう片方の手にストローを持つ必要があります。

さらに一歩進んで,よりスムーズに行うためには,ストローを持つ指先の「巧緻性」に加え,3次元での物の位置や間隔,距離を掴む「空間認識能力」という力が必要です。難しい言葉ではありますが,子どもたちはブロックやボールなど普段の遊びの中で自然とその力を養っています。

 

その後も自分で出来る部分は自分で,難しいときには職員と一緒に取り組むことで,それぞれが満足してストロービーズ作りに取り組むことができました。

今回は少しだけ集中力を要したり,細かい動きを求められる活動でしたが,そらグループの子どもたちは持ち前の好奇心で意欲的に取り組むことができました。今後も,たくさん体を動かしたり,時には,今回のような細やかな作業に職員も一緒に取り組んでいきたいと思います。(迫)

 

ほし 寒天

大小の寒天を使い触って遊びました。早く触りたそうで興味津々の子どもたちに「これは寒天と言うんだよ。」と伝えると「寒天?」「何それー!」等の返答があり初めて見聞きする教材に目を輝かせていました。

手に伝わる感覚が脳への刺激になり統合されることで遊びの拡大や危険予知に繋がります。力を入れて大きな塊を潰したり指先を使って小さく千切ったりしながら「できた!」「見て。」と笑顔で教えてくれる可愛らしい子どもたちでした。今回はカップやスプーン等の道具も提供しゼリーやジュースを作ってくれる姿があり遊びの中での成長を感じる場面も多く見られました。感覚が苦手な子どもさんへはビニール袋に入れたり小さくしたりして渡したり,繰り返し提供方法を工夫することで触れるようになることが期待されます。

スーパーに行くとお湯で簡単に溶ける粉寒天があります。お家で使う機会は少ないかと思いますが余った際はぜひ親子で遊んでみてくださいね。(浜脇)

放課後デイ 文字

朝と夜はひんやりとした空気になり,季節の移り変わりを感じるようになってきました。秋といえば何を思いつきますか? スポーツの秋,芸術の秋,読書の秋…などさまざまなことが思いつきますが,めばえでは「勉学の秋!」ということで文字を書く活動に取り組みました。

普段何気なく行っている「書く」動作ですが,線からはみ出ないようになぞったり,きれいな字を書こうとしたりすると,難しいものです。子どもさんたちも真剣な表情で「書く」活動に取り組まれていました。

プリントを書き終えると「できました」と元気な声が活動室に響きます。支援者が大きな花丸をしたりハイタッチをしたりすると嬉しそうな笑顔をみせてくれました。

子どもさんの中には,漢字の「とめ」「はね」「はらい」に気をつけて,慎重に書く姿もありました。

活動の振り返りでは「新しい漢字を知れてよかったです」「学校でも頑張ります」などの前向きな発言が多く,私たち支援者も嬉しく思いました。今後の活動でも一緒に学びを深めていきましょう!(前田)

そら 絵合わせ

本日は,絵合わせあそびの活動を行いました。

壁に貼られた絵が半分になって描かれている絵カードを見て「ぶどう!」「バスもあるよ~。」とさっそく教えてくれる子どもたち。何度も挑戦したことのある絵合わせあそびに,自信満々!やる気充分!!な様子が伝わってきます。

「名前を呼ばれたお友達は前に来てやってみようね。」という声掛けを行うと「やってみたい!」とすぐにたくさんの手が挙がりました。また,今回は“ピンクの四角の中で絵を完成させてね”という約束事を決めて取り組んでみました。

名前を呼ぶと「はい!」と力強い返事が返ってきました。実際に絵合わせに挑戦です。

まずは,貼られてある絵カードの中から,どの絵を完成させるのかを選びます。絵を完成させるために,組み合わさった形をイメージしながら取り組むことができました。

イメージを膨らませる力は,子どもたちの成長において想像(創造)力や社会性を養っていくうえで大切な力と言われています。想像力が養われることによって,お友達との関わりのなかでも活かされていきます。例えば“ごっこ遊び”を行う際,誰がどの役割になる,共通したものを作る等のイメージを持つことができるようになります。

今度は,活動の初めに確認を行った約束事をしっかりと覚えて取り組み,ピンクの四角のなかに絵カードを完成させることができました。“○○をここに入れる”と約束事を決めたり“何回やってみようね”と回数の提示を行ったりすることで見通しを持って取り組むことができるようになります。見通しが持てるということは,朝の準備の定着に繋がったり,目的をもって行動したりすることができるようになります。目的や期待の見通しを持てることで,子どもたちの意欲が向上し達成できたことで成功体験へと繋がっていきます。こうした経験の積み重ねが,相手の気持ちを考えて行動できるようになり社会性の向上が期待されます。

本日の活動では,イメージを持って取り組むことをねらいとしました。子どもたちが好きな乗り物や身近な食べ物のイラスト用いたことで,楽しく絵合わせに取り組むことできました。今後も子どもたちが興味・関心のあるものを活用し,意欲を引き出すことができるような活動を行なって行きたいと思います。ご家庭でも,不要なチラシ等に描かれてあるイラストを切り抜き,半分に切るだけで絵合わせあそびを楽しむことができるので,是非お試しください。(網谷)

子育て支援センター出張ミニ講座

 

10月5日(金)今回は「療育とは?」をテーマに、子どもさんへの接し方で心がけていることも含めて、講座の中でお話させていただきました。講座を終えた後は、みんなで輪になり、療育に対するイメージ、印象等などについて意見交換の時間を設けました。今後も地域の保護者の皆さまとお話する機会が持てたら嬉しいです。(平敷)

そら まねっこ

本日は,まねっこあそびの活動を行いました。

まずは『まねっこ おやこ』の絵本を見てみます。お話が進むなかで,たくさんのどうぶつたちが親子でまねっこをしています。読み聞かせが終わった後「今日はどんなまねっこあそびかな?」と期待感を募らせる子どもたち。職員からの声掛けに対し「まねっこしたい。」「ぼくもできるよ!」等の頼もしい声が聞こえてきました。

始めに,指あそびに合わせてまねっこあそびを行いました。
今回は「かみなりどんがやってきた」「あたま かた ひざ ぽん」の指あそびに取り組んでみました。リズムに合わせて身体の各部分を隠したり押えたりすることで,場所の確認をすることができました。自分自身の身体のパーツが分かるようになると,大人からの指示(「椅子はお腹の前で持ってね。」等)も具体的に理解でき子どもたちができるようになることが増えます。できることが増えると,子どもたち自身の自己肯定感も高まり,様々なことへのチャレンジ精神や忍耐力の獲得にも繋がります。

 

 

次に『だるまさんと』の絵本を使ってまねっこに挑戦です。お友達や職員とでペアになりまねっこに取り組みました。絵に合わせて,背中を合わせたりギューッと抱き合ったりとしっかりと絵の通りの動きをすることができました。何かをみてその通りに動いたり真似をしたりすることは子どもたちの発達において重要な役割を果たします。動きを真似するためには人や物の動きをもっとよく見ようとするため認知面の発達が期待されます。また,真似をする中でお手本の細かな動きを見分けているため瞬発力(目で見てから動作に至るまでの速さ)の向上にも繋がると言われています。
さらに,相手との身体の触れ合いを通して,他者の存在を意識するようになります。その意識が社会性や協調性(人やその場の雰囲気を感じ合わせる力)を養うこともできます。

最後に,ジャンプマット・フラフープ・ボールを使ってダイナミックなまねっこあそびに取り組みました。コースが準備される様子をジーっと見ている子どもたち。今から何をするんだろう…はやくやってみたい…とワクワクがたくさん伝わってきます。職員の手本を見て意欲が高まってきました。「誰からやってみる?」と聞いてみると…「はい!」「僕から!私から!」とたくさんの手が上がりました。実際に取り組んでみると,さすが身体を動かすことが大好きなそらグループの子どもたち。しっかりと職員の真似をして,ジャンプ・フラフープくぐり・ボールキックをすることができました。

本日の活動では,人や物の動きに注目し真似をすることをねらいとして取り組みました。ねらい通りに活動に取り組めたそらグループの子どもたち。指先から全身まで充分に動かすことができ大満足の様子でした!テレビから流れている音楽に合わせてジャンプをしたり手拍子をしたりする等,普段の日常の中でも簡単にできるまねっこあそびがありますので,是非お試しください。(網谷)

 

 

 

放課後デイ 季節体験(健康の森公園)

夏の暑さも少しずつ和らぎ,朝晩は秋の涼しさを感じられるようになってきました。今回は季節感を感じ,散策を行うことで身体を動かして運動機能向上を図ることを目的に健康の森公園へ季節体験に行きました。

公園に出発する前から「早くお散歩行きたいな。」と嬉しそうに支援者に伝える子ども達の姿がありました。公園に着くと前日の雨模様が嘘のような青空で子ども達の表情から早く公園散策に行きたい気持ちが伝わってきました。待ちに待った公園散策では,支援者や友達と草花に触れながらゆっくりと歩いたり,子ども達同士で追いかけっこをしたりしてたくさん身体を動かしました。活動が終了すると支援者に「楽しかった。」「また行きたいね。」と笑顔で話をしてくれました。デイのみなさん,これからも施設外の活動を通して身体を動かしたり,自然に触れたりして思い出を作っていきましょうね。(草野)

そら 生活体験(タオルのたたみ方)

9月に入り,朝夕は少し過ごしやすくなってきました。季節の移り変わりと共に4月の頃と比べても出来ることが増えてきたそらグループの子どもたち。本日は生活体験でタオルのたたみ方の練習を行いました。

 

まずは,大きな新聞紙を使っての練習が始まりました。

あらかじめ新聞紙に折り目を付けた物を使用し,2つ折り,4つ折りとどんどん新聞紙を折りたたんでいきます。

折目が付いている分,折る方向を判断したり折りたたんでいくことについてはスムーズに行うことができていたのではないでしょうか。折り目がついている新聞紙をどんどん折りたたんでいくことで,「折りたたむ」経験をすることができました。

次に画用紙を使っての練習です。今回は,画用紙に点線を付け,折り曲げる位置だけ示したものを使用しました。

職員のお手本や友達の様子を見て方法を理解したり,職員と一緒に取り組みながらしっかり画用紙を押さえて折り目を付けたりと,子どもたちなりに手順を把握して取り組む様子が見られました。

上手に点線で折るには,画用紙の端と端をしっかり合わせる必要があります。そのためには目測や自分のイメージと手の動作の一致など様々な力が必要ですが,今回の活動がその力を養うためのきっかけになればと思います。画用紙を使った練習では「端と端を揃える」経験をすることができました。

 

最後に,普段使っている自分のタオルを使っての練習が始まりました。新聞紙を使った「折りたたむ」練習と画用紙を使った「端と端を揃える」練習を意識しながら取り組みました。

新聞紙や画用紙のように程よい固さが無い分,少し難しそうでしたが,「まずここを揃えて・・」と声に出しながら確認する姿も見られました。

今回経験した,タオルのたたみ方の方法を自宅でのお手伝いにも役立ててほしいと思います。今後も生活体験の活動を通して,子どもたちの普段の生活の中での必要な動作の獲得を促していきたいと思います。(迫)