10月も後半に入り季節はすっかり秋になりました。朝晩の肌寒さにも負けず毎日元気なそらグル―プの子どもたち。本日は,ストローあそびに取り組みました。
まずは,細かく切ってあるストローに手を入れて感覚を味わってみました。
たくさんのストローに驚きながらも,指先からそーっと手を入れてみたり,手の平全体を勢いよく入れてみたり,子どもたちによって取り組み方は様々です。
その他にも,玩具を中に隠して宝探し感覚を楽しみながらストローの感覚を味わう事ができました。「何があるかな~?」とワクワクしながら玩具を探す子どもたちの姿がとても印象的でした。
次に,モールとストローを使ってストロービーズを作成しました。
たくさんのストローの中には,太いストローと細いストローがあります。モールにストローを通すには,しっかりストローの太さを見極める必要があります。そのためにストローの形状を確かめ,太さや穴の位置を確認した上でどうやったらモールが通るのかを考えました。その過程でストローを指先で挟むことができるため,遊びの中で手先の巧緻性(細かい動き)を促すことができます。
普段は毛糸や紐を使って取り組むことが多いですが,今回はモールの中の針金があることで毛糸や紐に比べると安定してストローを通すことが出来ました。
ストロービーズを作成するためには,片手にモール,もう片方の手にストローを持つ必要があります。
さらに一歩進んで,よりスムーズに行うためには,ストローを持つ指先の「巧緻性」に加え,3次元での物の位置や間隔,距離を掴む「空間認識能力」という力が必要です。難しい言葉ではありますが,子どもたちはブロックやボールなど普段の遊びの中で自然とその力を養っています。
その後も自分で出来る部分は自分で,難しいときには職員と一緒に取り組むことで,それぞれが満足してストロービーズ作りに取り組むことができました。
今回は少しだけ集中力を要したり,細かい動きを求められる活動でしたが,そらグループの子どもたちは持ち前の好奇心で意欲的に取り組むことができました。今後も,たくさん体を動かしたり,時には,今回のような細やかな作業に職員も一緒に取り組んでいきたいと思います。(迫)