放課後デイ 交流活動

他事業所の方たちと関わる中で楽しさや喜びを共有すること,集団行動を身に付けることを目的にしろやまの風にて交流活動を行いました。玉入れと粘土,2つのグループに分かれて活動を行い,玉入れでは競争しながら「1個しか入らなかった。」「2個入ったよ。」等,しろやまの風の利用者さんたちともふれあいながら取り組むことができました。粘土では小麦粉やパン粉,米を使って様々な感覚を手先を使って味わうことができました。べたべたとした感触に少し戸惑う利用者さんたちもいましたが,徐々に慣れていき,夢中になって取り組む姿が見られました。型抜きなどの道具も使用しながらケーキやコロッケを作り,友達同士で見せ合う利用者さんもいました。
短い時間でしたが笑顔で楽しく過ごすことができ,帰りのバスでも「楽しかったね。」「また行きたい。」と話してくれる姿もみられました。今後も様々な経験ができるように他事業所と交流する機会を作っていこうと思います。(石坂)

そら しゃぼん玉

本日は,12月としてはお日様も出てポカポカ暖かい1日でした。

そらグループの子どもたちはテラスに出て「しゃぼん玉」に挑戦です。

子どもたちにとって馴染みの深いしゃぼん玉ですが,子どもさんによって大きい物を作る時にゆっくり息を吹くことが得意だったり,小さい物をたくさん作る時に息を吹き続けることが得意だったりと,子どもたちが吹くしゃぼん玉の大きさは様々です。

大きなしゃぼん玉を作るためには,しゃぼん玉を割らないように口をすぼめてゆっくり息を吐く必要があります。口の形は「す」や「う」に近いですが,すぼめた口をストローに密着させて維持する口周りの筋肉を身に付けることで,発語の際の手助けになります。

また,小さいしゃぼん玉をたくさん吹く息使いは,話をするときの呼吸に繋がり,息を吸うことに合わせて吐く量の調整や声を出すときに空気を出す感覚を掴むきっかけになります。

暖かい日差しの中,少しの時間ではありましたがしゃぼん玉を楽しんだ子どもたち。しゃぼん玉液が無くなると,しっかり言葉で「ください。」と伝えることができました。

子どもたちが吹いたしゃぼん玉が風に乗って空に飛んでいく様子がとても綺麗で,吹くことに夢中だった子どもたちも手を伸ばしたり追いかけたりしながら遊ぶことができました。

 

今後も,普段のあそびの中で子どもたちの伸びていく力を見守りって行きたいと思います。(迫)

 

そら 塗り絵

12月も折り返しに入り,つい先日までは少し暖かさを感じる日もありましたが,いよいよ冬本番。寒さが厳しくなってきました。

 

太陽が出て少しだけ暖かくなる午後に園庭遊びを行うのが楽しみなそらグループの子どもたち。午前中は「塗り絵」に取り組みました。

 

今回は,〇や△などの簡単な物からアニメのキャラクター等の2色以上の色を必要とする物。細部まで色を塗る必要がある少し難しい物まで5~6種類ほどに取り組みました。

たくさんの塗り絵の中から好きな絵を自分で選んだ子どもたち。まずは良く絵を見て何色にしようかイメージを膨らませているようです。

    

イメージを持ったら,さっそくクレヨンを持って色を塗り始めました。

    

自分のイメージ通りに一生懸命色を塗っていく子どもさんもいれば,どんどん色を変えてカラフルに色を塗っていく子どもさんなど,取り組み方は様々です。しっかり利き手の指でクレヨンを握って満足するまで色を塗ることができました。

    

塗り絵の活動1つでも,たくさんの事を子どもたちに促すことができます。

「色の認知」「形の認知」から始まり,「思いのままに色を塗ることによる気持ちの発散」も促すことができます。さらに一歩進んで,筆圧を維持しながら色を付けるために,「クレヨンを持つ(安定させる)指先の力」や枠内に色を収めるために「クレヨンの先がどこにあるのかイメージする力(空間認識能力)」を促すこともできます。これらの力はこれから幼稚園や小学校に行った際,鉛筆等で文字を書く時にも必要とされています。

    

それぞれの方法で塗り絵に取り組み大満足の子どもたち。最後に自分で塗った絵を見せてくれました。

    

今後も,遊びの中で様々なことを吸収していく子どもたちの成長を見守りながら活動を行っていきたいと思います。(迫)

 

 

 

 

 

放課後デイ 自立活動

本日は自立活動を行いました。自立活動では学習面や運動面で個別に課題を設定し,それぞれ目標を持って活動に取り組むことをねらいに行っています。今回,中学生は漢字,小学生は塗り絵のグループと紐通しのグループに分かれて活動しました。

活動開始後中学生は漢字のプリントに真剣に取り組み,支援者が準備したプリントあっという間に終わらせていました。課題が終わると「もっと問題を解きたい。」とさらにプリントを追加して頑張る姿が見られました。

塗り絵のグループはキャラクターや働く車の塗り絵を行い真剣に色を塗っていました。全部色を塗り終えると「見て見て!」「綺麗に塗れたでしょ!」と笑顔で作品を見せてくれる子ども達でした。また,紐通しのグループでは最初に支援者が見本を提示することで上手に紐通しを行うことができました。指先をしっかりと見て丁寧に穴に紐を通していました。

これからも個別に目標を立てて子ども達の成長や経験を積んでいけるような支援を行っていきたいと思います。デイの皆さん,これからも様々な活動にチャレンジして経験を積んでいきましょうね!(草野)

にじ バランス

本日のバランスあそびでは,バランス感覚の向上を目指すことをねらいとし『片足立ち対決』とトランポリンや跳び石,マット等バランスを保つことを必要とするあそびを取り入れた『サーキット』を行いました。まずは,片足立ち対決からです。日頃からサーキットや療育で片足立ちの練習を行っている子どもたち。お友達と対決するのは初めてです。支援者の「よーいスタート!」の掛け声で対決がスタートしました。子どもたちの真剣な表情に,観ているお友達や支援者からは自然と「がんばれ!」と応援する声が聞こえました。少しバランスが崩れかけることもありましたが両手を動かしたりジャンプをしたり等の工夫をし最後まで頑張ることができました。

次は,サーキットです。先ほど行った片足立ちから始まり,トランポリンやバラバラに置かれたマット,間隔のある跳び石に挑戦しました。どの動きもバランスを保つことを必要とします。2回,3回と回数を重ねるにつれ,片足立ちを続ける時間が伸びたりトランポリンの上を安定して跳んだり等の変化がみられるようになりました。

バランス感覚を養うあそびは,今回取り入れたあそび以外にも平均台,バランスボール,けんけんぱ等さまざまあります。今後も,たくさん身体を動かしながらバランス感覚の向上を目指していきたいと思います♪(工藤)

そら スライム

12月も目前となり,寒さもだんだんと厳しくなってきましたね。寒い日には外で身体をたくさん動かしてホカホカに温まる遊びも良いですが,本日は教室にてスライム遊びを行いました。今年度に入りそらグループでは初めてのスライム遊びです。「スライムって何?」と聞き慣れない言葉に不思議そうな表情の子どもたち。スライムが出来上がる様子をみて「おぉー!」「すごい!!」と良い反応をみせてくれました。赤,青,緑,黄色…とたくさんのスライムを見て“触ってみたい”が溢れていました。まずは,袋の上から感触を味わってみると,プニプニとした感触に興味津々の子どもたち。

次に,実際に直接スライムに触れてみました。「柔らかいね。」「冷たいね。」「ビヨーンって伸びるね。」等,初めて触るスライムに感じたことを言葉で教えてくれました。スライム等の独特な感触を持つモノに対して「どんな触り心地かな?」「どうやって遊ぶのかな?」等の疑問を持つことが,探求心(物事に対して疑問を持ち,その疑問に対しての行動をとること。)の向上に繋がります。

“初めて触る物”ということもあり,直接触れることに抵抗があった子どもさんもいましたが「袋の上から→指先で触る→少量を手にとってみる」という段階ごとに挑戦することで触ることができました。色々な物に触れて,たくさんの感覚遊びを経験することで,初めての物事や人,場所に対しても強くなると言われています。

だんだんとスライムの感触にも慣れてきた様子の子どもたち。遊びが進むなかで上に伸ばしてみたり,腕に巻いてみたりしながら子どもたちなりの発想で時間いっぱいまで楽しく遊びに取り組むことができました。今回の活動を通して,子どもたちの驚いた顔や少し苦手そうな顔,楽しそうな可愛いらしい笑顔等,様々な表情を見ることができました!また短時間の活動の中で,遊び方の広がりがみられたり,スライムを触れるようになったりと子どもたちの成長も感じることができました!

今回は,子どもたちの安全面を考慮し「ホウ砂」を使わないスライムを使用しました。材料は,洗濯のり・重曹・絵の具・コンタクト用洗浄液を使っています。他にもご家庭にあるもので簡単に作ることができるスライムもあるので是非お試しください。(網谷)

 

 

 

にじ ジェスチャー

本日は支援者の模倣を行い,身体の動かし方を知る,相手の動きに注目し,何を真似しているのかイメージすることを狙いとしたジェスチャーあそびを行いました。問題を出すお友達はパーテーションの裏で「こうだよね?」と話し合いをしていざお披露目です。ぴょんぴょんと手を頭に当てて跳ぶ姿や,のし・・・のし・・・とゆっくり大きく身体を動かす姿などお友達に伝わるように自分達で工夫してジェスチャーをする子ども達はとても上手でした。答える子ども達も「絶対うさぎだよ!」「ぞうさんだ!」と動きを見て分かるとすぐに手を挙げて答えることができました。今度は何のあそびをしているのかというテーマで難易度を少し上げてみました。時には支援者が動きのヒントを提案して子ども達にジェスチャーをお披露目してもらいました。口をすぼめて何かに息を吹きかけている姿や両手で何かを回しながら両足跳びをする姿など見せてくれました。その動きを見たお友達はしばらく考えていましたがじっくり動きを観察すると「あ!しゃぼん玉じゃない?」「縄跳びに見える!」と答えることができました。正解すると相手にジェスチャーで通じることができたお友達,言葉がなくても動作のみでイメージすることができたお互いとても嬉しそうでした。

ジェスチャーあそびは道具がなくてもみんなで楽しめる遊びです。療育だけでなくお集まり前などのちょっとした空いた時間に子ども達が楽しめるようにこれからも活用したいと思います。(二見)

児発 家族通所「交通安全教室」

本日は,家族通所「交通安全教室」が行われました。今年も公益財団法人鹿児島県交通安全協会より4名の先生にお越しいただきました。

 

開始前から「何が始まるのかな?」「まだかな?」と緊張しながらもドキドキワクワクの子どもたち。

まずは,パネルシアターで「赤」「黄」「青」の信号機の色について確認しました。「赤は止まる」「黄は注意」「青は進む」を全員で確認しました。どんどん変化していくパネルに興味津々の子どもたちでした。

次の腹話術では,4人の先生と一緒にめばえに遊びに来た「あっちゃん」と一緒に交通ルールについて確認をしました。「みんなで守ろう交通ルール!」と全員で声を合わせていう事ができました。

最後に,パネルシアターや「あっちゃん」と一緒に勉強した交通ルールについて復習した後,横断歩道を使った練習を行いました。

「1!2!1!2!」と元気いっぱい足踏みをして,右を見て左を見て確認,手をピット挙げて横断歩道を渡りました。もちろん渡った後の「ありがとうございました。」も忘れません。

今回の家族通所で学んだことを,普段の生活やこれから幼稚園や小学校に行く時などにも思い出してほしいと思います。

今回,講習に来ていただいた交通安全協会の先生方,またご参加いただきましたご家族の方々ありがとうございました。

次回の家族通所は12月の「クリスマス発表会」です。ご参加お待ちしております。(迫)

にじ 楽器

聞く・見る力を養うために鈴やタンバリンなどの楽器を使い,音当てクイズと音楽に合わせて鳴らす楽器遊びを行いました。

最初に,支援者が見えないように鳴らした音を聞いてどの楽器か当てるクイズをしました。楽器が鳴ると勢いよく手を挙げ「木琴!」「マラカス!」と発表してくれる子どもたち。楽器の名前が分からない子どもさんには,絵カードを示しながら「これはタンバリンだよ。」と楽器の名前を伝えました。「タンバリン!」と元気よく楽器の名前を答えることができました。また,鈴とタンバリンの音の違いが難しい子どもさんも再度音を聞くことで正解することができました。次に,クイズで当てた楽器をそれぞれ使い『アンパンマン体操』と『あわてんぼうのサンタクロース』の曲に合わせて演奏しました。持っている楽器と同じ絵カードが上がった時に音を鳴らす約束で行い,絵カードをよく見るように声掛けを行うと絵カードを何度も確認しながら音を鳴らす子どもたちでした。

今回は,音を聞いて楽器を当てることで集中すること,また,絵カードの提示によって音を鳴らすタイミングを伝えることで,鳴らす・止めることの静と動の切り替えの練習を行いました。鈴やカスタネットなどを使用しましたが,ペットボトルや袋など身近な物を楽器として使用しどうしたら音が鳴るか考えながら遊ぶことも取り入れたいと思います。(綾織)

にじ ポリ袋あそび

10月はハロウィンの季節ということでハロウィンの衣装づくりを行いました。季節の行事を知ることだけでなく,はさみや糊,クレヨン等を用いて手先や指先の巧緻性の向上に繋げることもねらいとしました。事前に,お約束として道具を正しく使用することやお友達と道具を共有することを伝えて製作を行いました。まず初めに,オレンジ色の丸い台紙でかぼちゃの顔を作りました。クレヨンで目や口等のパーツを描く子,ハートや星の形の折り紙をパーツに見立てて貼る子等それぞれ工夫しながらかぼちゃを作ることができました。

次にかぼちゃや折り紙を黒色のポリ袋に貼りました。職員とはさみの持ち方や開閉動作を確認し慎重に折り紙を切っていく子どもたち。小さく切った折り紙を貼る際には,必要に応じて適切な糊の量を伝えることで糊を付け過ぎることなく丁寧に貼ることができました。

最後に完成した衣装を着て集合写真を撮りました。お互いに完成した衣装を見せ合い「僕はこれを作るのを頑張った!」「〇〇ちゃんの可愛いね!」と話す子どもたちがとても可愛らしかったです。製作あそびをはじめ,運動あそびや感覚あそび等を通してどんどん成長している子どもたち。これからも様々なあそびを通して子どもたちの成長を支えていけたらと思います。(工藤)