ほし 生活体験(食事マナー)

社会体験(レストラン)の事前学習として食事マナーの確認と食具の練習を行いました。「明日はどこに行くのかな?」と尋ねると「ご飯を食べる所!」と元気良く答えてくれたり「レストラン行ったことある!」と手を挙げて教えてくれたり期待が高まる子どもたちでした。

まずはイラストを使ってマナーの確認です。レストランには他にお客さんがいることを伝えたうえで,店内での好ましい行動と声の大きさを確認しました。視覚的に分かり易く伝わるようにイラストを使用することで集中して話を聞くことができた子どもたち。また今回は簡潔に伝えることで理解を深められるよう○×での確認を行いました。「走るのは×だよね。」「座って食べるのが○だよ。」とそれぞれが沢山の気付きを教えてくれました。

  

次に,レストランに見立てたスペースで実際にテーブルにつき挨拶の確認を行いました。「ご飯を食べる前はどんなご挨拶をするかな?」と尋ねると「いただきます!」の言葉や手を合わせるジェスチャーで教えてくれたり給食の歌をうたったり自分なりに伝えてくれる子どもたちでした。普段から「いただきます。」「ご馳走様。」の挨拶がとても上手な子どもたちですが,今日はひと際元気な声で挨拶ができました。

最後は食具の練習をねらいとして大豆掬いに挑戦しました。スプーンを使用しお皿に入った大豆を紙コップの中に移し入れます。深さのある皿を使用することで転がる大豆も掬いやすくなり,次々に移すことができました。どのくらい入れたかを視覚的に確認できるため「空っぽになった。」「もう一回する!」と意欲的に,集中して取り組むことができました。器と食具,大豆さえあればご家庭でも簡単にできますので是非お試しください!また,砂をスコップで掬う動作やお絵描きで使用する手首や指先の動作も食具を使う力の向上に繋がります。身近な遊びを通して沢山の力を身に付けたいですね。

  

初めて経験にドキドキ,わくわくの子どもたちです。明日のレストラン体験が楽しみですね! (坂元)

にじ 節分

本日は季節の行事を知ることをねらいとし,午前に『節分リース作り』,午後にボールを豆に見立てた『豆まき』を行いました。まずは,午前に行った『節分リース作り』です。今回は,折り紙で“鬼”を作ることに挑戦しました。初めて作る子どもさんたちは「作れるかな。」「難しそう。」と不安そうな様子。支援者が手本を提示しながら折り方を説明すると,模倣しながら角や線を揃えて丁寧に折ることができました。その後,完成した鬼の顔に色鉛筆やクレヨンを使って“怒った顔”“笑っている顔”等思い思いに表情を描くことができました。

鬼の顔を折り終えたら,リースの土台となる円形の画用紙に節分のイラストを貼ったり,節分のイラストを見ながら絵を描いたりしました。糊や色鉛筆,クレヨン等数に限りがある道具をお友達と「はい,どうぞ。」「ありがとう。」等言葉でやり取りしながら自発的に貸し借りをすることができました。

完成すると,お友達と見せ合いっこしたり支援者に「お家に持って帰ってパパとママに見せる!」と嬉しそうにお話してくれたりととっても嬉しそうな子どもさんたちでした。

次は,午後に行った『豆まき』です。給食後の自由あそびの時間,園庭で遊んでいるとサプライズで鬼が遊びに来ました。何も知らない子どもさんたちは遠くに走り出したり涙をみせたりする姿がありました。支援者が豆に見立てたボールを提示し「ボールで鬼さんを退治しよう。」と声掛けすると,鬼に向かって一斉にボールを投げることができました。また,涙をみせていた子どもさんたちも支援者が寄り添うと一緒にボールを投げることができ,鬼が逃げていくと「やった!勝った!」と満面の笑みで喜んでいました。

今回の節分と同じように,今後も子どもさんたちが遊びを通して季節の行事に興味・関心が持てるよう工夫していきたいと考えています☆(工藤)

にじ 水運びリレー

 

 

手と足を同時に意識すること,相手を意識して受け渡すことを目的に水運びリレーを行いました。はじめに,全員で並びお友達の名前を呼んでコップを渡す練習をしました。事前に隣同士のお友達の名前を確認すると「○○ちゃん!」「○○くん!」と名前を呼びながらコップを渡していく子どもたちでした。次に水の入ったコップでリレーを行いました。その際に①ゆっくり歩くこと,②コップの水はペットボトルに入れること,③帰りは空のコップと水の入ったコップを入れ替えること,④お友達の名前を呼んでから渡すことと4つのルールがありましたが,忘れずにリレーに取り組む子どもたち。コップを渡されると自ら「ありがとう。」と受け取った子どもさんもいて思わず拍手をしました。

 

名前を呼んで受け渡しを行うことで,普段なかなか一緒に遊ぶことの少ないお友達の名前も確認することができました。

今回はペットボトルに注いだ水の量で勝敗を決めましたが,どの子どもさんも零すことなく歩くことができたので引き分けとなりました。次回はステップアップして平均台や梯子などを使って足場に障害物を作ることで,より足元も意識できるように水運びリレーを行いたいと思います。(綾織)

放課後デイ 絵画

本日は2グループに分かれて活動を行いました。1グループは「節分」を題材に塗り絵を行い,鬼の絵を見せると「赤がいい!」「青鬼にしようかな。」と自分たちが想像する鬼の色を教えてくれました。手本をみながら模倣して塗ったりたくさんの色を混ぜてカラフルに塗ったりと,皆さん集中して取り組まれていました。

もう1つのグループも同じ題材で取り組み,自分たちが想像する「鬼」を自由に表現してもらいました。自分でイメージして描くことは創造性を育てるために大事なことの1つです。始めは「どうしようかな。」「分からないなあ。」と口にしていましたが,創造するためのヒントを出すと次々にイメージが沸いてきた様で,可愛らしい表情の鬼から夢に出てきそうな怖い表情をした鬼まで様々な鬼が完成しました。活動の最後には発表の場も設け,自分のイメージを他の利用者に伝えることができました。

       

色の選び方や塗り方など様々な取り組みがみられ,1人1人の個性を絵で表現することができました。今後も季節や行事を題材にして活動を行い,個々の豊かな創造性を育んでいきたいと思います。      (下川)

そら 大豆あそび

1月も終盤を迎えましたがまだまだ寒い日も続いていますね。そらグループの子どもたちは寒さにも負けず毎日元気に過ごしており,私たちも日々パワーをもらっています!
今日は室内にて大豆を使用した感覚あそびを行いました。また,大豆を使ったゲームを取り入れ楽しく感覚あそびができるようにアレンジしてみました。

「今日は大豆あそびだよ。」と職員が声を掛け,袋に入ったたくさんの大豆を提示すると「いっぱい入ってる!」「お米みたいだね。」と様々な感想を教えてくれた子どもたち。初めて見るもの,珍しいものに対して,毎度ユーモア溢れた感想を教えてくれる子どもたちには,いつも私たちに笑顔をくれます!!そんな楽しい雰囲気のなか,大豆あそびがスタートしました。

まずは袋の上からたくさんの大豆を触ってみます。職員がどんな感触かを尋ねてみると「かたーい。」「ぶつぶつしてる。」と思い思いに感じた感触を表現してくれました。袋の上から大豆の感触を味わった後は,いよいよ直接触れてみます。固くて丸い大豆の感触に不思議そうな表情が溢れています。勢いよくガバッと掴んでみたり,恐る恐る指先で触れてみたりと子どもたち一人一人の触り方も様々でした。物に触れて感触を味わい表現することは,考える力の促進に繋がり,想像力の向上に繋がると言われています。

次に宝探し感覚のゲームに挑戦しました。「よーく見てみてね。」と声掛けを行い,大豆が入った小袋を手渡してみました。すると,袋に顔を近づけ大豆を見つめる子どもたち。「あっ!」「アンパンマン見つけた!」と嬉しそうな声が聞こえてきました!袋のなかのアンパンマンを探すことを通して,意識を袋に集中させることができました。何かに意識を集中させることを通して集中力が高まり,朝の会や帰りの会,活動中の着席時間の延長に繋がっていくといわれています。

最後に,ケースに入った大豆の下に隠れたキャラクターが何かを探してみました。たくさんの大豆に大興奮の子どもたち。ケースが目の前にくると,自然と笑顔になっていく姿がかわいらしい子どもたち。たくさんの大豆を一生懸命掻き分けて,アンパンマンや仮面ライダービルド等のキャラクターを見つけることができました。

本日は,大豆の感触を味わいながらゲーム感覚で活動に取り組むことができました。今回は,大豆に触れて感触を味わうことをねらいとしましたが,今後も新たな大豆あそびを考えながら,子どもたちの「楽しい!」に繋がる活動を行っていきたいと思います。(網谷)

ほし 親子療育

めばえでの活動のねらいや遊びを知っていただき子どもたちと触れ合う機会を設けることを目的に行っている親子療育で粉あそびを行ったほしグループの様子をご紹介します。

初めに「手」についての話を通して感覚あそび,指先あそびが手の細かい動きに繋がることを確認しました。手の動きに不器用さがあったり物を落とし易かったりする原因の1つに身体をイメージを掴むことが苦手ということがあります。指先の動作はとても難しいです。指を1本ずつ親指と合わせられるくらい動くようになると普通箸などの細かい複合動作に挑戦できるようになります。

次に「だるまさんの」の絵本を使ってふれあいあそびを行いました。「だるまさんの~手!」「だるまさんの~毛!」の言葉に合わせて手を揉んだり頭を撫でたり,大好きなお父さんお母さんに触ってもらうことは子どもたちにとって嬉しく心地よいことです。関節を動かすイメージで子どもさんの手足を動かしてあげることも十分な刺激になるためご家庭でも隙間時間がありましたら試されてみてください。

手を動かした後は白玉粉,小麦粉の両方を提供し手触りの違いを感じてもらいました。子どもたちは自分の手の平に粉を広げたり「見て!」と伝えたりとたくさんの笑顔がみられ,手を真っ白にしながら一緒に遊ぶ保護者の皆さんの良い表情がとても印象的でした。中にはダイナミックに粘土を足につけて遊んだりパン屋さんに見立て,親子でやり取りをしたりと温かい雰囲気が絶えず満足するまでたっぷり遊んだ後は終わりの時間を知らせるタイマーの音で片付けや手洗いも上手に行えていました!

活動後に行った保護者の方との振り返りの中で「普段,家で粘土を使うことは少ないですが楽しそうに遊んでいたためやってみようと思います。」「前は粘土などを触れなかったのですが触れている姿を見れて良かったです。」など嬉しいお言葉をたくさんいただきました。“これなあに?”が増えているほしグループの子どもたちです。子どもたちが様々な遊びと出会い楽しいと感じることができる新しい活動も取り入れていきたいと思います。(浜脇)

にじ 指先あそび

本日は,指先の巧緻性を高めるために指先あそびを行いました。今回は,日常生活で必要となる,お箸,はさみ,鉛筆,袋の結び方の練習を行いました。

まず初めは,お箸の練習です。普段からお箸を使用している子どもさん,現在お箸の練習を頑張っている子どもさん等1人1人の実態に合わせて,ピンセットやエジソン箸,普通箸等を用意しました。食材に見立てた球や大豆を挟んで別のお皿に移す際,ただ移すだけでなくお箸の先端を合わせることや力加減の調節,開閉動作等さまざまなことを同時に意識しなければならないため少々難しいですが,何度も挑戦するうちにスムーズに行えるようになり「お豆もっとちょうだい。」「もう1回してみる。」等前向きな姿をたくさんみることができました。

次は,はさみの練習です。はさみを使う際は,必ず事前に持ち方や使い方等の約束事を子どもさんたちと一緒に確認します。その後,直線や曲線等を慎重に切っていきました。定期的にはさみの練習を行っているにじグループの子どもさんたちは,日々の練習の成果が目に見えて分かる程とても上手にはさみを使用することができました。

次は,鉛筆の練習です。自由あそびで塗り絵やお絵描き,平仮名の練習等をすることが大好きな子どもさんたち。今回は,平仮名表やさまざまな線が書かれた表等それぞれ興味のあるものを選んでもらい取り組みました。書き慣れない線の形に戸惑う子どもさんもいましたが,職員と鉛筆の持ち方や手の動かし方を一緒に確認し丁寧になぞることができました。

最後は,袋の結び方です。最近,にじグループの子どもさんたちは帰りの支度をする際に使用したタオルや衣服を入れる袋を自分で結ぶことにとても意欲的です。1人で結べるようになった子どもさんがお友達に優しく教える姿もよく見かけます。改めて活動の中で職員と一緒に結び方を確認したことで自信や意欲に繋がり,早速帰りの支度時に挑戦していました。

今回は,4つの指先あそびを各10分ずつ行い,計40分集中して取り組むことができていました。今後もあそびや活動を通して,子どもさんたちの成長を支えていけたらと思います。(工藤)

そら すごろく

明けましておめでとうございます。

今年も元気なそらグループの子どもたちとたくさん活動を行っていきたいと思います。

 

本日は,お正月ということで「すごろく」の活動をそらグループの子どもたち用に少しアレンジを加えて行いました。

「自分でサイコロを振って出た目のお題を答える。」とルールを決めて挑戦です。

まずは,サイコロを振ってみました。

しっかり両手でサイコロを持ち,持ち方・投げ方の確認を行った後,勢いよく投げて振ることができました。

  

次に,出た数字の確認を職員と行いました。

出た目の数字を声に出して確認し,壁に貼ってある数字との照合を行います。

「1~6」までの数字について,自分が出した目と比較しながら照合し,「これ!」と答えることができました。

 

照合が終わったら次は,お題に挑戦です。それぞれの数字の裏にはお題が書かれています。

職員と確認しながら自分でも一生懸命に考えている姿が見られました。

 

1~6までのお題の中には「帽子を被る」「鞄を背負う」など,自分1人で行うことが可能で身の回りのことに関連付けたお題や,「リンゴのカードを渡す」や「友だちとタッチ」「友だちと手を繋ぐ」等の他者との関わりを促すお題が書かれています。

出されたお題の絵や文字をしっかり見て自分なりの表現をすることができた子どもたちでした。

今回は,お題に「帽子」「鞄」「タッチ」「手を繋ぐ」などの物や動作としては馴染みの深い物を多く設定しました。その分子どもたちにとっては行動に移しやすかったのではないでしょうか。

今回の活動では,サイコロを振ることよる「数字の認知」お題を行うことによる「日常的な生活の動き」お題に対して行動する「自分で考えて動くこと」を促すことができました。

 

今後も,元気なそらグループの子どもたちの成長をあそびの中で支えて行けたらと思います。(迫)

 

ほし 巧技台

あけましておめでとうございます。年末年始はどのように過ごされましたか?本年も子どもたちの成長にお力添えできますよう職員一同努めて参ります。どうぞ,よろしくお願い致します。

本日,ほしグループの子どもたちは巧技台で身体を動かしました。自分の力で手足を使いながら「登る」「渡る」「降りる」「バランスを取る」などの運動を積み重ねることで身体の動かし方を知り,自分を守る力に繋げることができます。

今回は3種類の道具を提供しました。1つ目の傾斜板は四つ這いで登り手足の力の入れ具合を感じ手もらうことがねらいです。グリップのように掴むものが無いため手足に力を入れなければ滑ってしまいます。子どもたちは手指や足に力を入れて前に進もうとすることができ,必要に応じて支援者がお尻部分を軽く支えることで筋力を使い登り切ることができました!

2つ目の平均台では,足場の悪さと高さから恐怖心を感じ,支援者に助けを求めようとする姿がありました。支援者が手を繋ぎながら力を調節すると不安定なバランスを保てるよう体幹筋力を使うことができます。また,安定させるために手を拡げたり脚元を見たりする手本を大人が示すことで模倣し取り組みやすくなります。

最後のはしご渡りでは,手足の協調運動が必要です。動かし方に戸惑う場合は「手は赤。」「足は緑。」など色を目印に伝えることで一歩ずつ動かすことができました!遊びの中で高いところに登る機会が少なくなっていることと思います。手足の動かし方,ボディイメージを持てるよう遊びを工夫し,いざというときに身を守れるしていきたいですね。

歩いたり走ったりする基本的な動作でも子どもの発達には大切です。整った生活習慣と様々な遊びを通してこれからも成長する子どもたちが楽しみです。(浜脇)

放課後デイ 季節体験 初詣

新年明けましておめでとうございます。旧年は地域の皆様より,温かいご支援ご協力を賜り,心からお礼申し上げます。

新しい年を迎え,めばえでも「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!」とニコニコ笑顔で挨拶を交わしました。今日は待ちに待った新年初の季節体験で犬迫町の八房神社へ初詣に出掛けました。

初詣前の事前学習では,参拝の仕方や神社について学びを深めます。「神様がいるところなんだね」「手を合わせてお願いするんだね」など,学んだことを復唱する姿がありました。

学習の後は神社に出発!八房神社は別名「健康神社」とも呼ばれ,健康に縁のある神様が鎮座されています。鳥居で一礼し,手水舎で身を清めて参拝です。鈴を鳴らし「元気で過ごせますように」「家族で元気に遊べますように」と,皆さん思い思いのことを祈願していました。参拝後は境内の大きな虎を見たり,ゆっくり散歩したりして過ごしました。

今年も社会体験でお出かけをしたり,園庭で身体をたくさん動かしたり,おいしいお料理をつくったりして,元気に活動をしていきましょうね。(前田)