ほし 粘土あそび

今年度が始まり,早一ヶ月が過ぎようとしています。子どもたちは元気に室内で身体を動かしたり絵本を見たりなど様々なあそびに興味津々です。今回は,感触あそびの中の1つでもある粘土あそびに取り組みました。今年度最初の粘土あそびだったため,粘土を丸めたり伸ばしたりしながら感触を感じることをねらいに行いました。

      

最初に,どのような物を作ったらいいか手本を提示したりあそびの際の約束事(床に粘土を落とさない,タイマーが鳴ったら片付けをする)などを確認したりしてからあそびました。支援者が手本で長く伸ばし蛇を作ると興味津々に見つめ「僕も作る。どうやるの?」と伸びる粘土を不思議そうに見つめる様子がありました。支援者が「パーの手にして長く長く伸ばしたらいいよ。」と扱い方を提示しながら作り方を一緒に確認すると,伸ばすことができ嬉しそうにしていました。

      

また,粘土の感触が苦手で触ることが難しい子どもには,サランラップの上に粘土をのせて提供したり支援者が花などの作品を作って提供したりすると興味を示し,指先で触って感触を確かめたり見つめたりなどその子どもなりに活動に参加することができました。タイマーが鳴りあそびが終わることを伝え粘土箱を提供すると,自ら粘土を入れ片付けに取り組むことができたため,今後も見通しのもてる声掛けをしたり事前に約束事を確認したりしながら取り組んでいきたいと思います。

今後も子どもたちの様子を確認しながら提供方法などを工夫し,様々なあそびを経験したり子どもたちの成長,発達へと繋がるよう様々なあそびを取り入れたりしていきたいと思います。          (大坪)

にじ 一緒に遊ぼう!音楽療法

今回は,外部講師の七呂拓代先生と約2年ぶりに再開した音楽療法を行いました。

一緒に遊ぼう!呼吸を感じよう!をねらいとして,リズムムーブメントや楽器を用いたコミュニケーションあそび等に取り組みました。

初めに,ハンドドラムを用いて1人ずつ挨拶をしました。「こん にち は。」,「よ ろ し く ね。」というように,言葉にリズムをつけてハンドドラムを叩いて手本を提示すると,緊張しながらも優しくハンドドラムに触れたり勢い良く叩いてみたりと楽しい雰囲気で挨拶をすることができました。

手遊びでは,様々な感触のボールを「お隣りへ♪」の掛け声に合わせて隣のお友達に渡し「チクチクボールだ!」,「はいどうぞ。」等と言って子ども同士でコミュニケーションをとりながら取り組むことができました。

次に,リズムムーブメントをしました。普段使用することのないギロやドラム等の楽器を見ながら「どんな音がするのだろう?」とワクワクする子どもたち。全身に力を入れて動きを止めたり手本を見ながら音や音楽を聴いて動きの速さや大きさを変えたり等,身体の動かし方を考えてのびのびと身体を動かす子どもたちでした。また,床にごろんと寝転がり,ゆったりとした音に合わせて呼吸の音を感じることでリラックスすることもできました。

そして「もけらもけら」の絵本の読み聞かせでは,音の響きやリズムを楽しみました。「もけらもけら」や「しゃばだ ぱたさ」等の講師の先生が言った言葉に合わせたリズムを聞きながら自然と復唱する子どもたち。読み終えると「もう終わったの?」と言って絵本の独特な雰囲気に引き込まれているようでした。

最後は,フロワタムという打楽器を用いてコミュニケーションあそびを行いました。2チームに分かれて順番や楽器を譲り合いながらフロワタムを一緒に叩きました。ハンドドラムで終わりの挨拶をする際には,全員が始まりの挨拶の時より心を開いているようで,子どもだけでなく,職員も音楽や音楽療法の楽しさを改めて学ぶことができた機会になりました。

様々な音や楽器に触れ,表現力を豊かにしたり心身をリラックスさせたり音楽に合わせて身体を動かすことで運動機能の向上や気持ちの発散に繋がる等,様々な効果がある音楽療法は,今後も1グループ月に1回のペースで実施していきます。

ご家庭でもゆったりとした音楽を一緒に聴いてリラックスする時間を作ったり音楽に合わせて身体を動かしたり等,音楽を通してコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。(藤谷)

クッキング(お弁当)

今年度の最後のクッキングでは,お弁当作りを行いました。まず初めにエプロンを付け,手を洗い支援者の説明を聞きました。その後は,塩・のりたま・ゆかりの中から好きな物を選び,思い思いの形に握りました。

卵焼きや唐揚げなどお弁当に詰める際は,どこに置こうか迷ったり途中で味見をしてみたりと,とても楽しそうに好きなおかずを選び,美味しそうなお弁当を完成させることができました。

食べる際は,机を窓側に設置し窓を開けて風を感じたり,外にブルーシートを敷いて食べる等クラスごとにいつもと違った環境で食べたため,いつもよりたくさん食べていました。また,「何が一番美味しい?」と聞いたところ,「おにぎり!」と元気に答えてくれる子もおり,やはり自分で作ったものが一番おいしく感じるんだなと改めて思いました。

来年度も色々な道具を使って楽しく,積極的に参加したいと思えるようなクッキングを行っていきます。     (中間)

放デイ 地域清掃

今回の施設外活動では,めばえ周辺地域をきれいに清掃することで,地域に対する関心や理解を深める,また,掃除道具の使い方や掃除の仕方を確認し,日常で実践することを目的に松陽台ふれあい公園へ清掃に行きました。

トングには持つ場所に印をつけて,事前に使い方の確認を行いました。最初は,ゴミを上手く掴めず,ゴミ袋に入れるまで何度も落としてしまいましたが,コツを掴むとスイスイ拾っていました。また,ゴミが茂みやベンチの近くに落ちていることに気付いた子どもたちは「あそこに落ちてそう!」とまるで宝探しのように積極的に取り組む様子がみられています。途中で出会った数匹の猫たちと遊びたい気持ちを抑えながら清掃を行い,袋いっぱいのゴミを集めることができました。

今回の地域清掃を通して,地域の方々にめばえや何事にも一生懸命取り組む子どもたちについて知ってもらう機会に繋がったと思います。今後も,地域との交流・連携を積極的に取り入れることで子どもたちが住みやすい街作りができたらいいなと思います。

(中園)

   

  

 

 

放デイ 絵の具

今回の活動では,花びらの形に切り取ったコーヒーフィルターを使って,にじみ絵をしました。「ピンク!茶色!」と声に出しながら好きな色を選択して,筆や指で思い思いに色を塗ったり,線を描いたりしていました。色を塗った後,霧状の水を吹き掛けるとゆっくりにじみながら色が混ざっていきます。「どんな形になるかな?」と質問すると「分からない。」と答えていましたが,水で変化して予想外の形や色になるにじみ絵を興味津々で見つめていました。

今回の活動では,水や絵の具の量でにじみ方が異なる様子を観察して色彩感覚を養ったり,どんな形になるのか一緒に予想することで想像力を育んだりする機会に繋がったと思います。みんなで作った花びらが乾燥した後,どんな花を咲かせるのか楽しみですね。

(中園)

 

 

行事食 バレンタイン

☆献立表☆

・ごはん

・ハートのハンバーグ

・小松菜と卵のじゃこ炒め

・野菜スープ

 

2月14日は「バレンタインデー」です。もとは,昔ローマでキリスト教に基づいた愛を説いていた司祭ヴァレンティヌという人に由来する記念日です。日本では,特に女性から男性へチョコレートを贈る日として定着しています。

本日は,バレンタインにちなんで給食に「ハートのハンバーグ」とおやつに「チョコババロア」を提供しました。

ほしグループとそらグループは午前中に,食具の使い方の練習をしたこともあり,持ち方の確認をしながら,自分で食べようとする姿がありました!また,可愛い形のハンバーグや皆が大好きなチョコレートのおやつに嬉しそうにたくさん食べ,完食する子どもがいつもより多かったです。

1月のクッキングではチョコレートやコーンフレークを使い「チョコバー」を作ったので,ぜひご自宅でも一緒に作ってみるなど,楽しいバレンタインデーをお過ごしください♪                                  (中間)

にじ 交通ルールを守って散歩をしよう!

今回は,信号の色が変わるまでに信号を渡り終える意識をもてるようになることや地域の方に挨拶をすることで地域の人との交流を図ることをねらいに園外散歩を行いました。

めばえから花屋前の横断歩道を渡り,仁田尾バス停付近まで歩いて再度横断歩道を渡ってめばえに帰るというルートで取り組みました。

出発前に,活動室にていくつかの約束事や交通ルールを確認しました。「ペアで手を繋ぎ,2列で歩くこと」や「横断旗やスズランテープから出ないこと」,「車や自転車に気を付けること」等複数の約束事をしました。「信号の止まれは何色?」,「信号を渡る時は何をしたら良いかな?」,「地域の人に会ったらどうする?」等,クイズ形式で楽しく交通ルールを学ぶことができました。

めばえを出発すると,早速地域の方に出会い「これから散歩行くよ!」,「行ってきます!」と元気よく挨拶をすることができました。「頑張ってね。」と言われ,少し照れる子どもたちでしたが,自分から挨拶をする姿に成長を感じました。

押しボタン式の信号を渡る際は,就学に向けて年長児を中心に実際にボタンを押して青になったことを確認し,落ち着いて信号を渡り切ることができました。「渡る前は右,左,右を見ようね。」,「手を挙げて渡ったら格好良いね。」と手本を提示しながら声掛けを行うと「僕もできるよ!」,「私も!」と得意気に教えてくれる子どもたちでした。

時折,大好きなトラックやバイクに興奮して列から離れそうになる姿もありましたが「離れないようにね。」,「ゆっくり歩こう。」等とペアで声を掛け合いながら約束事を守って取り組むことができました。

めばえに到着すると「疲れたけど,小学生になるから最後まで頑張りました。」や「大きな道路を歩いたことが楽しかったです。」等,1人1人感想を発表することができました。

園外散歩を通して,約束事や交通ルールを守る大切さを学ぶだけでなく,体力や危険予知能力を高めたりペアで協力したりする経験にもなりました。また,園外散歩は就学に向けての取り組みとして取り入れています。安心して通学ができるようにルートや内容を工夫しながら今後も取り組んでまいります。

感染症の影響で地域の方々との交流や園外での活動が少なくなっていますが,子どもたちの成長に繋がる様々な経験ができるような活動を提供していきます。

(藤谷)

 

放デイ 段ボール

今回の活動では,段ボールや紙コップなど身近な物を使ってカメラを作りました。レンズ部分に合わせて透明のカラーシートを切っていったのですが,紙とは違い,薄く切りにくい様子。はさみの刃元部分にカラーシートを持ってくると切りやすいことに気付き,コツを掴んだ後は,すらすら切ることができました。

カメラ完成後は,レンズを覗き込んで,互いに写真を撮り合っています。どんな写真が撮れたのか気になりますね。

身近な物を使ってイメージを膨らませ,工夫する面白さ,そして,自身で作った物を使って遊ぶことで楽しさが増すということを実感できた活動になったと思います。

(中園)

 

クッキング

1月のクッキングでは,バレンタインデーが近いこともあり,「チョコバー」を作りました。職員から作り方の説明をしっかりと聞き,作っている最中は自分の担当の番になるまで椅子に座って待つことができていました。

  

  

  

チョコレートをザクザク切り,お友達と協力しながらチョコレートを混ぜて溶かすとびっくりした表情をうかべていました。

  

  

また,おやつと一緒に手や顔がチョコレートまみれになりながらも,とても嬉しそうに食べている姿が可愛かったです。     3月のクッキングでは,季節のお弁当を作成する予定です。お楽しみに!

(中間)

にじ 保育園交流

新型コロナウイルスの流行から3年が経ち,マスク生活にもようやく慣れてきたこの頃です。R2年度からR3年度は実施が難しかった石谷の森保育園との交流会も,今年度は工夫を重ねて実施しました。4回目である今回は,リモートでの交流を図り,他児とゲームを共有する楽しさを味わうことをねらいにビンゴゲームを行いました。

今まではお互いの施設を行き来して実施していましたが,今年度はパソコン画面に向かって自己紹介をしました。見慣れない機材を前に緊張する子どももいましたが,一生懸命頑張ったり大きな声で元気よく挨拶したりすることができました。

お互いの自己紹介が終わった後は「気持ちビンゴ」ゲームに取り組みました。「びっくり」,「怖い」,「大好き」,「美味しい」など様々な感情の言葉が書かれているくじを支援者が引き,子どもたちに伝えます。子どもたちはその感情に合ったイラストをビンゴカードの中から探して選び,正解のイラストを提示して自分たちが選んだイラストが合っていたら○で囲み,列が揃ったら大きな声で「ビンゴ!」と伝えるルールで行いました。隣の席の友達と一緒に「どれかな?これかな?」と話し合いながらイラストを探していました。めばえ,石谷の森保育園共に正解のイラストを発表すると「よっしゃ!」とガッツポーズを取って喜ぶ姿が微笑ましかったです。

ビンゴゲームの後は,全員に手作りメダル授与を行いました。めばえの子どもは保育園の子どもへ,保育園の子どもはめばえの子どもへそれぞれ事前に折り紙で作ったメダルを支援者から渡されると「ありがとう!」,「このメダル可愛い!」とリモート越しでしたが,お礼を伝え合う場面もありました。

リモートでのツールを使用することで,今年度は4回の保育園との交流会を行うことができました。取り組める活動や交流の仕方は限られていますが,感染症対策を徹底した上で交流し合うことで,お互いの良い刺激になる機会をこれからも設置していきたいと思います。また,以前のようにお互いの施設を行き来したり直接交流できたりする日が来ることを楽しみにしています。

(木下)