にじグループにて、集団行動の約束事や施設外での過ごし方を確認し実践することをねらいとして、水族館で社会体験を行いました。
数日前からドキドキわくわくしていた子どもたち。登園するとすぐに「僕のお弁当はね…!」、「ジンベイザメが楽しみだな。」等、たくさん話をしてくれました。
当日は、お友達と一緒に行動する経験ができるよう、ペアになって行動しました。バスの車内でもペアのお友達と一緒に座り「よろしくね!」と話をしたり、お互いの楽しみなことを伝え合う時間を設けたりしました。

水族館に到着するとはきはきと挨拶をし、列になって入館することができました。入館してすぐに始まったイルカショーでは、落ち着いて席に座りイルカの動きを夢中で観察していました。イルカショーが終わると、ジンベイザメのいる大水槽のバックヤード見学に参加しました。水族館の秘密や生き物の特徴についての話に聞き入っている子どもたち。バックヤードでは「走らない」「柵に触らない」「静かに話を聞く」等の約束事を意識しながら普段見られない場所まで見学することができました。
バックヤードの説明をしてくださった水族館の方へ、事前に作った手紙を手渡しお礼を伝えることもできました。

水族館内の見学では、ペアのお友達と手を繋ぎ、集団の流れに沿って行動することができました。特にチンアナゴやクラゲ、貝殻が好きなお子さんが多く、子どもたち同士で「あっちに行こう。」、「何ていう魚かな?」等と会話をする姿もみられました。また、水族館内はエスカレーターが多かったですが周りの人と「せーの!」と掛け声をして安全に乗り降りすることができました。

お弁当や水筒が入ったカバンを背負って長時間見学をし、疲れが見え始めてきた子どもたちでしたが、お弁当を食べることを伝えると、目をキラキラさせて喜んでいました。「僕のおかずは唐揚げと~。」「野菜も食べられるんだよ!」等とお弁当を見せ合いながら食べ進め、全員がお弁当を完食することができました。
退館の際もしっかりとお礼を伝え、最後まで約束事を意識しながら集団行動をすることができました。

にじグループでは、社会性の向上等をねらいとして今後も社会体験に取り組んでいきたいと考えております。日々の療育活動に加え、戸外でしかできない経験も取り入れながら、子どもたちの成長に繋げていきます。