衣服をたたむ練習(りんご)

給食を食べ終えた子は、順次着替えを行い、脱いだ衣服は自分でたたんで片付けをします。「布の端を合わせて重ねる」という単純な作業も、大人ほど器用に指先が使えない子どもにとっては難しいものです。だからこそ、子どもは上手にできて褒められたときに、大きな達成感を得られるのです。衣服をたたむという行為は、生活力を身につけるだけでなく、指先を使う練習にもなります。まずは,ハンカチやタオルなど簡単なものから始め,徐々にステップアップして、自分の衣類をたためるように習慣づけて行きましょう。ぜひ,家庭でも,子どもが練習の機会を増やせるように、洗濯物をたたむときはなるべく「一緒にやってみよう」と声をかけてみてください。そして,きれいにたためていなくても、1枚だけだったとしても、「ありがとう」という言葉を忘れずに。親の力になれたという喜びが、子どものやる気を育てていきます。