今回,感触の違いを感じ言葉で表現したり特徴を捉えたりすることをねらいとして,感触あそびに取り組みました。
目の前にはてなボックスを用意すると,何が始まるのだろうとワクワクする子どもたち。
箱の中身が見えない状況の中,手先の感触だけで箱の中身を当てたり考えたりしました。感触の違いを言葉で表現することができるよう,物の形や硬さについて尋ねると「フワフワしてる。」や「細い形だね。」と感じたことを伝えてくれました。また,指先に集中し特徴を捉えることができるよう,物の隅から隅まで触るよう促すことで,凹凸や形の変化に気づくことができました。
今回の活動では,気持ちの発信や形を捉える指先の感覚を養うことをねらいとして取り組みましたが,他にも“友達が考えている時に答えを言わないこと”などの約束を守る経験を重ねることや身近な道具の名称やその用途の認識を高めることなど,子どもの成長にとって効果のある要素が多くあります。にじ組ならではの“就学”を意識し,子どもたち一人ひとりの実態に合わせた働き掛けを行い更なる成長に繋げていきたいと思います。
(松元)