今年度が始まり,早一ヶ月が過ぎようとしています。子どもたちは元気に室内で身体を動かしたり絵本を見たりなど様々なあそびに興味津々です。今回は,感触あそびの中の1つでもある粘土あそびに取り組みました。今年度最初の粘土あそびだったため,粘土を丸めたり伸ばしたりしながら感触を感じることをねらいに行いました。
最初に,どのような物を作ったらいいか手本を提示したりあそびの際の約束事(床に粘土を落とさない,タイマーが鳴ったら片付けをする)などを確認したりしてからあそびました。支援者が手本で長く伸ばし蛇を作ると興味津々に見つめ「僕も作る。どうやるの?」と伸びる粘土を不思議そうに見つめる様子がありました。支援者が「パーの手にして長く長く伸ばしたらいいよ。」と扱い方を提示しながら作り方を一緒に確認すると,伸ばすことができ嬉しそうにしていました。
また,粘土の感触が苦手で触ることが難しい子どもには,サランラップの上に粘土をのせて提供したり支援者が花などの作品を作って提供したりすると興味を示し,指先で触って感触を確かめたり見つめたりなどその子どもなりに活動に参加することができました。タイマーが鳴りあそびが終わることを伝え粘土箱を提供すると,自ら粘土を入れ片付けに取り組むことができたため,今後も見通しのもてる声掛けをしたり事前に約束事を確認したりしながら取り組んでいきたいと思います。
今後も子どもたちの様子を確認しながら提供方法などを工夫し,様々なあそびを経験したり子どもたちの成長,発達へと繋がるよう様々なあそびを取り入れたりしていきたいと思います。 (大坪)