そら 色・物かるた

 

今回は,身近な物や色などの確認を含めてかるたあそびに取り組みました。

まずは,色の確認を行うため,数種類の色を順番に提示し「これは何色?」と質問を行い,言葉で伝える練習を行いました。提示された色全て答えることができたり,少し悩んでから答えたりする姿がみられました。「みどり」や「おれんじ」などは難しく,首を傾げる姿がみられたため,名前の手本提示を行うと,模倣することができました。

次に,かるた遊びに取り組みました。支援者が「あか」や「きいろ」」など色の名前を伝えると,並んでいる色カードの中から伝えられた色を選択するルールを事前に確認し実践しました。最初はルールが難しく,カードを触ることが難しい様子でしたが,何度も繰り返したり一緒に確認しながら取り組んだりすることで,徐々に理解し,支援者の言葉に耳を傾けカードに手を伸ばすことができました。また,色の名前を聞くだけで選択することが難しい場合は,支援者が提示したカードと同じカードを選択できるように行うと,カードを確認し,数種類の中から同じ色を手に取り照合させることができました。

最後に,身近な物を活用し,かるたあそびを行いました。普段使用している,コップや皿,スプーン,フォーク,はさみなどの名前は知っており,スムーズに答えることができました。また,使用頻度が少ない,スティックのりや鉛筆,消しゴムなどの名前は中々出てこず,名前の手本提示を行うと,模倣して答えることができました。名前の確認が終わり,支援者が「スプーンは何する物?」「鉛筆は何するもの?」など用途の確認を行うと「食べる時に使う。」などジェスチャーも含めて答えることができました。鉛筆や消しゴムなどの用途について伝えると,それぞれ確認しながら言葉にする姿がみられました。その後,かるた遊びを行うと,難しかった鉛筆や消しゴム,糊なども覚えており,手を伸ばして「こうやって使うよね。」などジェスチャーで使い方も教えてくれました。

今回の活動を通して,知らなかった色や物,用途についても学ぶことができ,また一つ知ることができたのではないかと思います。今後も,様々な活動を通して,たくさんの言葉や物に触れていきたいと思います。(竹之下)