12月3日、いこいの丘にアジアから研修生が来られました。
マレーシアからの女性研修生で、お名前は「チャン・プイプイ」さん。笑うとえくぼが出て、
お名前の通りとっても可愛い方で、年齢はシークレットだそうです。
最初は少し緊張された様子でしたが、利用者さん達に紹介され、皆さんがご自分のおばあさまと
同じような年齢である事と、笑顔で迎えられたことに安心されたようでした。
早速利用者さん達とクリスマス飾りの作成をされたり、テーブルゲームのジェンガにみんなで
ハラハラドキドキ、利用者さんの屈託の無い接し方に一体感が生まれたようです。
昼食時に、お国のクリスマスの様子を話して下さり、家の中はツリーは飾るけどいこいの丘の
ような壁のデコレーションや吊るし飾りは無く、とても綺麗と褒めて下さいました。又、マレーシアは
平均気温が25℃くらいあるので、鹿児島とはいえ寒くてチョット辛いと言われていました。
昼休みに「今日の実習の記録をつけたい」と言われ、その内容を少し見せていただきましたが、
辞書も使わずに正しい漢字を書かれ、「てにをは」も間違える事無く使われていることに職員達は
感心するばかり!
チャンさん達はこの研修の為に1年程日本に滞在されており、もちろん日本語も勉強されてきていますが、
綺麗な言葉と語彙力、そして話すだけでなく筆記にも長けており、「自分が海外に1年滞在したからといって、
これ程語学を習得できるだろうか?」と考えるとその能力の高さと努力に頭が下がります。
そして午後からは利用者さん達とおやつ作りを手伝って下さり、メニューは鹿児島弁で「ねったぼ」、
芋餅です。さつま芋の皮剥きをお願いしましたが、包丁はチョット苦手という事でピーラーで挑みます。
手つきが良く、アッという間に半分位を剥き終え、白玉粉を丸める作業も手慣れたものでした。
午後のレク、テーブルホッケーでは皆さんと勝負に歓声を上げ、利用者さんを気遣い少し手を抜いて
下さる余裕も見えました。
おやつの時間、一緒に作ったお餅を「美味しい!、東京に帰ったらみんなに作ってあげたい」と喜ばれ、
利用者さん達からは「もう帰るの?寂しいな」と声を掛けられ、いこいの丘の実習が終わりました。
チャンさん、あと数か月、身体に気を付けて頑張って下さい。