今回は、「押す」を意識してマットあそびを行いました。マットは丸めて紐でくくり、立てて使用しました。中にはブロックを入れ、両手で押した際にすぐに倒れないように作りました。
まず初めに、押す体勢を確認できるよう、手を置く位置や足の引き方等の手本を提示しました。そして、目標をもってマットを押すことができるよう、マットの向こうにある壁にバイキンマンのイラストを貼り、バイキンマンを目掛けて押し倒すように設定しました。
子どもたちは、バイキンマンに当てるために、手本通り全身を使ってマットを押すことができました。
押すことに慣れてきたら、次は視覚や音を楽しみながら押すことができるよう、マットと壁の間にJPマットをドミノのように立てて設置しました。マットのみを押す時と違い、JPマットが次々と倒れる様子やバタンと倒れる音を目標に押しました。ドミノの先まで力が届くよう、自発的に勢いを付けて押す子どももいました。

最後は、協力する経験に繋がるよう、支援者と子どもたちでマット押し対決を行いました。支援者と子ども二人でマットを挟み、押し合いました。一人の時と違って、手の位置がずれたり体勢が左右に揺れたりしますが、バランスを立て直しながら協力して押すことができました。支援者に勝利した子どもたちはとても嬉しそうでした。

今後も、様々な動きを意識しながら身体づくりをし、子どものやる気を引き出せるような活動を計画していきたいと思います。
(西)