ほし 椅子取りゲーム

今回の活動では、共通ルールや集団を意識することをねらいに、椅子取りゲームに取り組みました。

初めに、ルール理解や活動内容のイメージに繋がるよう、実演しながらルールの説明を行いました。実態に合わせて2チームに分けて行い、最初は子どもと椅子の数を同じにし‟音楽が止まったら椅子に座る”という初歩的なルールの定着に繋げました。音楽をよく聞きながら椅子の周りを歩く子どもたち。音楽が止まると周囲の状況を確認したり「空いている椅子に座ろう。」などの支援者の声掛けに反応したりして着席することができました。

 

回数を重ねると椅子に座るスピードが速くなりルールを理解している様子がみられました。そこで、より集団を感じることができるよう7人全員でゲームに取り組み、椅子の数を減らしていくという本来の椅子取りゲームに展開していきました。‟絶対に椅子に座るぞ”とやる気満々の表情を浮かべる子どもたち。椅子に座れなくて涙を浮かべる姿も見られ本気で取り組んでいたことを感じることができました。

 

集団あそびでは特に、同じルールを共有することができるよう、実演を交えたりルールを1つずつ簡単に伝えたりしながら、ルール理解に繋げています。また、他者を意識できるような声掛けも行っています。これからも、社会性をさらに伸ばすことができるよう、小集団の環境からも働き掛けていきたいと思います。

(松元)