今回、季節の食べ物をお友達と料理することを通して、食べる楽しさを経験することをねらいに、かき氷作りをおやつの時間に行いました。
最初にかき氷のイメージが沸くよう、イラストを提示しながら作り方を説明しました。かき氷のイラストを見せると子ども達から「いちごがいい。」や「青がいい。」等と発言があり、やる気満々な姿を見せてくれました。トッピングのみかんの缶詰や練乳は、経験したことのない子ども達のために説明を工夫しました。理解の手助けになるよう、みかんの全体像・半切り・粒状のみかんが同時に載った缶詰のイラストを使用したり、牛の載った練乳をトロトロと掛けるイラストを使いながら味の説明をしたりしました。

次に、かき氷作りです。今回は電動のかき氷機を使いました。大きな氷の塊が細かくなっていく変化を視覚だけでなく感覚からも味わえるよう、支援者と一緒にかき氷機の上から押さえ振動を感じました。トッピングでは、自分のペースで盛り付けができるよう、一人分ずつ小皿に分けて提供しました。お友達の様子を見たり、自分なりに考えたりしながら盛り付け、それぞれオリジナルのかき氷を完成させました。

そしていよいよ試食です。食べたい気持ちを我慢して、お友だちの完成を待ってくれる子ども達。みんなで一緒にいただきますができました。自分で作ったかき氷は格別だったようで「美味しいね。」や「冷たーい。」等とやりとりしながら嬉しそうに食べていました。
今後もお友達と楽しい経験を共有しながらより良い関係づくりに繋げたり、様々なことに挑戦しながら興味の幅が広がるよう支援したりしていきたいと思います。
(西)