日に日に寒さが増すこの頃ですが、子どもたちは外で元気いっぱいに遊んでいます。ほしグループでは,子ども同士の関わりも増えてきました。
今回は,役になりきることや言葉やジェスチャーでやりとりをすることをねらいにお店屋さんごっこに取り組みました。より役になりきることができるよう,店員さん役とお客さん役の希望を聞いてみると,お客さん役が大人気でした。絵カードと顔写真カードを掲示することで子どもたちが自分の役割をいつでも確認できるようにしました。また,言葉やジェスチャーでのやりとりができるようにそれぞれの役に応じたセリフや振る舞いを一緒に確認しました。「いらっしゃいませ!」や「これください。」等の言葉や“ちょうだい”等のジェスチャーを練習することができました。
順番を確認してお店屋さんごっこに取り組みました。子どもたちは照れながらも「いらっしゃいませ。」や「ケーキください。」等やり取りをすることができました。時折,早く買いたい気持ちや恥ずかしい気持ちから無言で商品を取る様子やお金を投げて渡す姿もみられましたが,一緒に振る舞いを確認すると,落ち着いて取り組むことができました。
最後に,活動から給食への流れがスムーズにできるよう,給食前に読む絵本をそれぞれ買うよう促しました。欲しい絵本を指差したり「これください。」と支援者に伝えたりして全員が好きな絵本を買うことができました。給食前に絵本を読む時間を設け,達成感にも繋げることができました。
ほしグループでは,言葉やジェスチャーで気持ちの発信ができるよう,普段から「~しても良いですか?」や“ちょうだい”等の気持ちに合った言葉やジェスチャーを個別に確認しています。日常のやり取りや子どもさんとの関わりの中で「上手くやり取りができない」,「どうしたら伝わりやすいのだろう」と悩むこともあるかもしれません。そんなときは子どもさんに合った対応を一緒に考えていけたらと思います。
(藤谷)