今回は,様々な布の感触の違いを知り,手指の巧緻性を高めることをねらいとし,様々な布を使用して傘づくりに取り組みました。
まず初めに,布の感触を知ることができるよう,活動の導入でさらさらした生地やざらざらした生地の布,毛糸等様々なものを触ったり,どのような感触か考え全体で共有したりする時間を設けました。子どもたちは「ざらざらする!」や「こっちはもふもふだけどこっちは固い。」等感じたことを詳しく伝えてくれました。
次に,手指の巧緻性を高めることができるよう,布を貼り付ける部分の両面テープを自分で剥がしたり,小さく切った布を提供して枠内に敷き詰めたり模様を作ったりする作業を促しました。子どもたちは,布の感触を確かめながら好みのものを選択し,枠内に綺麗に敷き詰めたり,余白を模様に活用したり等個性あふれた自分オリジナルのものを作り上げることができました。
最後に,自信や達成感に繋げることができるよう,完成した作品について頑張ったところや好きなところについて発表する時間を設けました。発表することに緊張していた子どももいましたが全体で称賛したことで最後には笑みを浮かべていました。今後も“楽しい”と感じる活動の中で,子どもたちの発達を促したり得意分野を伸ばしたりすることができるよう,様々な活動を提供していきます。
(中野)