室内あそびでは,身体を動かすあそびだけでなく机上や感触あそび等座って取り組む活動も設けています。今回は,支援者と一緒に指先の使い方の確認をしたり身に付けたりすることをねらいに指先あそびの中で動物の顔に洗濯ばさみを付けました。
最初に支援者が手本を示しながら洗濯ばさみの掴み方を伝えると自分なりに模倣しますが,なかなか開かない洗濯ばさみを不思議そうに見つめていました。手添え支援を行いながら「パチパチ付けようね。」と言葉などで伝えることで子ども達も分かりやすく回数を重ねるごとに1人で開くことができるようになりました。開くことができるようになると,非利き手で動物の顔を押さえ,利き手で洗濯ばさみを持ち好きな場所に付けて動物の髭や耳に見立てて遊ぶことができました。
顔に付けてライオンに見立てたり,お魚の背びれに洗濯ばさみ同士を長く付けたりと自分なりに工夫しながら楽しむ姿も見られました。また,台紙に挟むことが難しい子どもには支援者が洋服に洗濯ばさみを付けることで,手で引っ張って取り手先の使い方を経験することができました。
身近にある洗濯ばさみで,子どもたちから新しい遊び方を発見したり支援者が提供したりすることで最後まで集中して取り組むことができました。今後も子どもたちからのアイディアを大切にしながら遊びを展開していきたいと思います。(大坪)