ほし リズムあそび

ほしグループでは,音楽に合わせて身体を動かすリトミックを療育前に行い,音楽に慣れ親しむ機会に繋げています。何かの音楽や音が聞こえると笑顔になったり,不思議そうな表情をしたりと,反応を返してくれる子どもが多くいます。

今回は,楽器の音を知ることをねらいに楽器あそびを行いました。トウモロコシやいちごの形をしたマラカスを見せると,本物だと思い,思わずぱくりと食べようとする子どもたち。音がすることに気がつくと耳を近づけたり,ゆっくりと振ってみたり,自分なりに楽器を鳴らす様子がありました。支援者が,カスタネットの持ち方や音の出し方の手本を見せると,自分もしてみたいと手を伸ばしていましたが,いざ持ってみると「あれ?」と持ち手が上手く指に通らず,もどかしそうにする姿がありました。支援者が手を添えながら一緒に行うことで音を出すことができ「できた!」と得意げな笑顔が見られました。

子どもたちが音を出せるようになった後『やまのおんがくか』に合わせて楽器を演奏しました。隣のお友達から出る音に驚いたり,負けずに大きな音を出してみたりする姿が印象的でした。

また,大きい太鼓を1人が鳴らすと,何の音かなと不思議そうな表情で子どもたちが集まり,輪になって太鼓を叩く様子がありました。楽器あそびは1人でも楽しめますが,お友達と一緒に行うことでさらに楽しさが拡がるようでした。

この日は,それぞれが思い思いに楽器に触れることができたようです。これからも少しずつ楽器に触れていき,興味関心や表現の方法を拡げるきっかけづくりに繋げていきたいと思います。(北島)