手元や進行方向に注意を向けて集中することをねらいに,水運びリレーをしました。マットを並べるといつものサーキットですが,今回は水の入ったコップを持ちながらの挑戦です。職員がお手本を見せると「僕できるよ!」と得意げな声や「黄色だけを進むんじゃない?」と期待を膨らませる声が聞こえてきました。
まず最初に,跳び石の上を渡ります。大きさや形の異なる3つの石の上を,足を滑らせないようゆっくりと進むことができました。
次に,マットで作った細い道を進みます。身体が当たらないよう左右に気を付けながら,かつ水がこぼれないように手の向きも確認しながら,様々なことに気を付けて集中する力が必要です。足元とコップの中身を交互に見て,真剣な眼差しで取り組む子どもたちでした。
最後に,2色のパネルの上を歩きます。黄色と水色が準備されており,職員が直前に伝えた色の上だけを踏むことができるというルールです。「どっちになるかな?」と少し緊張した面持ちで職員の話を聞く子どもたち。足元に気を配ると途中で少しこぼしてしまう場面もありましたが,諦めずに最後まで取り組む姿がとても素敵でした。また,水をこぼしてしまったお友達を見て,タオルで拭こうとする子どもたちの思いやりのある姿にも成長を感じることができました。
1人で運んだ後は,お友達のコップに水を移してバトンタッチしました。移す側はもちろん,水をもらう側も「頑張ってね…。」と言っているかのような雰囲気で,慎重に水のリレーをすることができました。
足元や身体の左右,手元の水など,一度に様々な場所へ注意を向ける遊びでしたが,最後まで集中して意欲的に取り組むことができました。今後も,楽しく身体を動かしたりお友達と協力したりする活動に取り組んでいきます。(坂元)