自閉症や発達障害のある子どもたちは,目に見えないことを言葉だけで伝えても先の見通しを立てることが苦手なので癇癪を起したりパニックになってしまったりすることがあります。そんな特性のある子どもたちに視覚支援とした「絵カード」を使って説明すると,言葉で話しかけるより指示が明確に伝わりやすくなります。今回は一段階進んでアンパンマンや動物の絵カードを使って絵合わせやマッチングを行うことにより視覚的に物の名前や形を理解することに努めました。
まず,支援者がマッチングあそびの説明を行うと,「アンパンマンする。」と声があがりました。活動中に声掛けを行うと,「これかな。」と悩みながらも集中してマッチングに取り組んでいました。最後まで活動に取り組むことができると,「先生できたよ。」と満面の笑みを浮かべながら言葉でしっかり伝えることができました。
これからも集中して活動に取り組むことができるよう,活動内容をさらに工夫していきたいと思います。(草野)