つくし 椅子取りゲーム

今月はつくしグループにて行った椅子取りゲームについて紹介します。実際に見本を示したり支援者も輪に加わり一緒に取り組んだりすることで遊び方の理解に繋げました。
スタート時は人数分の椅子を用意し,「曲が鳴っている間は歩く」「(曲が)止まったら空いている椅子に座る」ことを確認しました。お友達と椅子が重なってしまうと「ここぼくのだったよ…。」と戸惑いを見せることがありましたが「他に空いている椅子はないかな。」と周囲にも視野を拡げられよう働き掛けることで「あ,あった!」と椅子に座ることができました。お友達同士そのことに気付くと「あっちも空いてるよ!」とお互いに声を掛け合う姿がありました。

 

  

 

回数を重ねながら遊び方の理解がおおよそついたタイミングで椅子を1つ減らしました。椅子に座れなくなってしまう可能性があること,そうなったときの気持ちの確認方法を表情の絵カードと一緒に確認を行いました。
再度音楽が鳴り始めます。1回目は支援者が座れない役に回りそのときの気持ちの対処方法について実演します。「あーあ,座れなかった。でもつぎまたがんばろっと。”まあいっか!”」と伝えることで子どもたちにわかりやすいように視覚的に働き掛けました。2回目が始まり,座れないお友達が出ました。支援者も傍につき,今の気持ちを確認し発信してもらいました。「まあいっか。」と切り替えられた時には称賛し楽しく次のゲームに参加できるよう励ましの声掛けを行いました。終始笑顔で取り組むことができ,「またやりたい!」と満足そうな子どもたちでした。

 

  

 

勝ち負けが生じる遊びのなかでの気持ちの切り替え方法を確認しながら成功体験を重ねることで楽しく他児と関わる経験に繋げていきたいと思います。(下池)