自由な表現ができることを目的に,道具の使い方や色の認識の共有も目指しながら,お絵描きの活動をしました。今回は,大きな紙に全員で絵を描くために色を決めたり,場所を決めたりしながら大部分を子どもたち同士でのやりとりに任せて様子を見てみました。
活動の中でも,子ども同士で「○○しよう。」と年長の子どもを中心にしたやり取りがされており,とてもスムーズに取り組むことができました。
活動が始まると,大きな紙を端から綺麗に塗っていく子どもや腕を大きく振って全体に色をつけていく子ども,何色も色を重ねて鮮やかなグラデーションを表現する子どもなど描き方は様々です。
また,今回の活動ではいつくかのルールを設けました。「借りたい色や物があったら直接その人に聞くこと」,「なるべく絵の具で汚れないように自分なりに工夫すること」,「難しいとき,困ったときには職員に言うこと」などのルールの下で実施し,様子を見ていると「○○かして。」という言葉が聞こえたり「こうしたら汚れないよ。」と友達に教えたり,「ここはどうすればいいの?」と尋ねる姿があったりするなど,決められたルールの中で子どもたちなりの姿があり,成長を感じました。
ルールを意識しながら15~20分ほど集中して取り組み,とても素敵な作品が完成しました。子どもたちに話を聞くと,絵の1つ1つにテーマや物語があり,しっかりイメージを持って描けていることが分かりました。子どもたち自身も完成した絵を見て,とても嬉しそうにしていました。
完成した絵は,しばらくの間にじグループの前の廊下に飾っていますので,機会がありましたらぜひご覧ください。(迫)