本日は厨房からの出火を想定した避難訓練を行いました。利用者さんの中には,非常ベルの大きな音を怖がる方もいらっしゃいます。「どこに逃げたらいいかな。ちゃんと話を聞こうっと。」と気丈にふるまう方,「今日はいつ鳴るのかな?」と不安そうな方,三者三様でした。
部屋で待機していると,ベルが大きな音で鳴り響きました。すぐに職員がやってきて「厨房から火災です。玄関に避難してください。」と知らせます。職員と一緒に慌てず静かに避難できました。避難中にハンカチで口を押え「火事の時はこうやって逃げるんでしょ?」と教えてくれる方がいて,その姿を見た他の利用者さんは「○○さんはすごい。避難の時はこうして逃げればいいんだね。」と感心されていました。無事に皆さん避難することができました。
避難後,職員が「火事の時は何番に電話しますか。」と問いかけると「119」と即答される方もいて,みんなで拍手をしました。利用者さんの防災意識の高さには驚かされます。
常日頃から訓練を重ねることで,有事の際にもスムーズに対応できるでしょう。もちろん,火事が起こらないことが一番ですが,万が一に備えて今後も訓練を行っていきます。(渡邉)